見出し画像

障害年金と障害者手帳の関係性ってあるの??

息子と一緒にカブトムシを毎日取りに行くから自身の肌の色が完全にカブトムシ色になっています。satoshiです。

今回は障害年金と障害者手帳の関係性についてお話しします。

障害年金と障害者手帳って同じでしょ??とか
手帳が1級だから年金も1級だよね?とか
手帳が3級だから年金もらえないよね??

なんていうお話をよく聞きます。

この話ってのはほとんど間違いで、結論から言ってしまえば障害年金と障害者手帳の連動性はありません。
一部連動しているものもあるのでそこについては後ほど解説します。


関係ないって言っても実はあるんでしょう??なんて疑われる方もいるかもしれません。

なのでもう少し詳しく説明しますと

障害者手帳は?

まず障害者手帳とは地方自治体が提供する公的なサービスで取得することによって各種割引や、持っていることで優遇されることがあり申請も買う自治体になっています。
障害者手帳は3つに分かれていて

①身体障害者手帳
②精神障害者保健福祉手帳
③療育手帳

この3つになります。

①の身体障害者手帳は等級が1級から7級まであり、手帳が交付されるのは6級までとなっています。等級によって受けられるサービスの内容が変わってきます。

②の精神障害者保健福祉手帳は等級は1級から3級まであり、こちらも等級によって受けられるサービスの内容が変わってきます。基本的には初診日から6ヶ月経過していないと申請ができない為、注意が必要です。

③の療育手帳は等級が自治体によって異なります。手帳の呼び名も変わってくるところもあります。児童相談所の判定を受け交付になるところがほとんどです。


そして申請手続きですが、お住まいの市町村の障害福祉の担当窓口になります。
認定基準も都道府県によって異なります。つまり基準も審査も各自治体が決めているということです。ご自身が対象になるかは都道府県や、お住まいの市町村に問い合わせてもらったほうが良いです。

申請書類については
①申請書
②診断書
③印鑑
④マイナンバーなど

この4つになります。書類を整え、申請してから3ヶ月ほどで手元に届くのが一般的です。

障害年金は?

では障害年金はというと
日本年金機構が運営する年金サービスです。
基本的には障害基礎年金と障害厚生年金の2種類に分かれ、等級も障害基礎年金は1級から2級、障害厚生年金は1級から3級までとなっていてそれぞれで受給できるがくも変わってきます。

受給額等はYouTubeや、他のnoteで書くとして。

申請と審査をどのように行っていくかお話しますと申請は各自治体や年金事務所で可能です。

申請時に必要なものは申請していく年金によって若干異なりますが、
①診断書
(遡及請求だと現症と認定日の2枚)
②受診状況等証明書
(初診と認定日が同じ病院の場合は不要)
③申請書
④戸籍、所得証明など(状況によって異なります)

この辺りが主になります。

障害者手帳と比較してみると、認定基準と審査は各自治体ではなく障害認定基準に基づき定められ、審査するのは日本年金機構ということになっています。


つまりは審査する機関も基準も全く別のところが行っているという点です。
なので冒頭でもお話した手帳と年金は全く別のものと考えてもらって良いというのはここになります。

似ているけど全くの別ものってのは意外と引っかかりやすくてややこしい。

例えば貯金で例えると同じ貯金でもゆうちょで行う人もいれば三井住友銀行で行う人もいるじゃないですか???

全く違うところにしているんだけど同じ貯金。
♯例えが下手すぎる笑


同じ公的なサービスでも全く違うんです。

なので勘違いしやすい。


障害年金と障害者手帳の関係性について


んでもって冒頭の主題に戻るんだけれど、
障害年金と障害者手帳は全く別物で関係性もないんです

障害者手帳が1級だからといって障害年金が1級とは限りません。
その逆に障害者手帳がなくても障害年金を受給できる可能性もあります。

この関係性に振り回されて初めから障害年金を諦めてしまっている方がいるんです。
ここは非常にもったいない。

障害年金はやっぱり権利ですから当てはまる方は確実に受給できた方が良いんです。

ぜひご自身のことを振り返ってみてください。
今現在、これを読んで障害年金もらえるかもって少しでも感じたのであれば関わる方にぜひともご相談ください。

もしかしたらご自身の権利を手にしていないかも知れません。

ここまで書いて関係性はないとかいっていますが、実は関係性がある部分も一部あるんです。

それは精神障害者保健福祉手帳を所持している方と精神障害での障害年金を受給している方についてです。

ここから先は

1,187字

¥ 190

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?