あなたは大丈夫??障害年金の勘違い5選‼︎
2階にいて耳がモーレツにかゆくなり、1階に行くのが面倒(めんぼうは1Fにしかない)で悶えているとPCの下に数日前におき忘れていた綿棒を発見して「やったー」と思わず朝の5時に叫んだ43歳のちゃんさとです。
♯自分の忘れっぽい特性に感謝
♯迷惑
さて。本日は「障害年金の勘違い5選‼︎」ってテーマで話していきます。
障害年金の受給をこれから考える方は勘違いによって、申請を躊躇される方もいますし、すでに受給している方もさまざまな不安があってそれだけで疲弊してしまう方だったりもいたりします。
障害年金については、さまざまな誤解や不安があるかもしれませんが、正しい情報を持っていれば、安心して受給し、更新し続けることができます。
この記事では、よくある5つ勘違いを取り上げ、正しい情報をお伝えしていきますのでぜひ参考にして下さい。
先に言っておくと…
①働いたら受給できない??
②障害年金は税金がかかる??
③障害年金は障害者手帳がないと受給できない??
④障害年金はバレる??
⑤障害年金をもらうと老齢年金の受給額が下がる??
この5つ以外にもありますが、そんなにたくさんあっても覚えられないと思うので、本日はあえてこの5個に絞っています。
しかし、この5個の疑問が解決することでかなり日々が豊かになります。
全部分かっている方も是非是非周りで困っている方に伝えてあげて下さい。
====================
働いたら障害年金が止まる??
====================
「障害年金を受給している間は働けない」「働くと障害年金が止まってしまうって聞きました」などなど思っている方も多いでしょう。
確かに障害年金の審査をする上で「働いているという状況」は大きく影響することは間違い無いです。特に精神障害や発達障害の方は働けているならば生活の支障が少ないという判断になり、支給が停止したり、等級が下がってしまうこともあります。
しかし、実際には働いている場合であっても障害年金を受給することが可能です。
障害の状態に応じ障害年金は支給となるため、働きながらでも受給可能です。ここで重要となるのは「働くことにどのような制限があるのか」です。
「障害年金は病気や障害によってどれだけ生活に支障があるのか」ここが超重要になります。
働くことに制限があったり、支障があったりする中でどのような配慮を受けているのか、どんな支援が入っているのか、ここをしっかりと伝えていくことで働いていても受給は可能です。
げんにフルタイムで働いていても受給している方はいらっしゃいます。
なので「働いたら障害年金は受給できない??」は勘違いになります。
====================
障害年金は税金がかかる??
====================
「障害年金は税金がかかるのでは?」と考えている方もいますが、実は障害年金は基本的に非課税です。
ちなみに障害年金だけではなく遺族年金も非課税となります。
「障害年金もらったから確定申告しなきゃ」とか「年末調整の時に障害年金のこと申告しなきゃ」って心配になる方もいますが、こちらは大きな勘違いです。
確定申告や、年末調整は税金を正しく算出するための必要なものです。
なので非課税所得となる障害年金とは全くの無関係になります。
ですが当然のことながら障害年金以外に給料収入や不動産収入などある方は必要になりますのでご注意ください。
あくまで障害年金は非課税ですということなので、障害年金を受給すれば確定申告の必要はないということでは無いです。
====================
障害年金は障害者手帳がないと受給できない??
====================
「障害者手帳がないから障害年金を受給できない」と思いがちですが、障害者手帳がなくても障害年金を受給することは可能です。
障害年金の受給要件は3つ。①初診日要件②納付要件③障害状態該当要件これらを満たしていれば障害年金の受給は可能です。
障害者手帳の有無とは関係なく、上記の要件を満たしていれば受給が可能です。
ちなみに言っておくと審査する期間も制度も違います。
申請の様式に障害者手帳の有無の記載欄があったりするから関係があるように思いますが、全くの別物です。
障害者手帳がなくても全然申請できるし、もっていなくても障害年金を受給されている方はいらっしゃいますので「手帳がなきゃダメ」ってもの勘違いの一つです。
====================
障害年金はバレる??
====================
「障害年金を受給していることが会社にバレるのは??他人にバレるのでは?」と心配する方も多いですが、こちらは勘違いです。
基本的にご自身で誰かに言わない限りバレるってことはありません。
ちなみに「会社に言わなきゃいけないのか??」って質問もよくきますが、会社に言わなきゃいけないって義務もないです。
「年末調整の時に言わなきゃじゃないの??」って質問も受けますが、その必要もないです。
理由は税金のところでお話した通りです。
ただ、一つ注意が必要なのは傷病手当金の申請をしていく時ですね。
傷病手当金についてはコチラをご覧ください↓
傷病手当金を申請していく際の申請書に障害年金受給の有無をチェックする欄がありますので、ここで知られてしまうってことはあります。
あとはご家族にも内緒にしている方は更新の際に日本年金機構より更新の書類が送られてきます。
この時にご自身より前にご家族が見てしまい、バレてしまう可能性はあります。この辺りは気をつけていただいた方が良いかなと。
でも基本的にはご自身で言わない限り他者にバレることはないので勘違いの一つです。
====================
障害年金をもらうと老齢年金の受給額が下がる??
====================
「障害年金を受給すると、将来の老齢年金が減額される」と考えている方もいますが、これは誤解です。
障害年金の1、2級を受給した場合、月額16,980円(R6年度)の国民年金保険料を申請により免除できるようになります。
これを法定免除と言います。
この法定免除を行うと国民年金保険料を支払わなくて良いのですが、満額納めた場合と比較すると半額収めたという扱いになります。とういうことは将来貰える額は満額納めたのと比べ、当然ながら少なくなります。
これは障害年金を受給したから減額になるのではなく、法定免除をしたから減額となるということですね。
法定免除せずに任意で国民年金保険料を支払えば、当然減額になることもないので、心配な方は任意で収めていくことをオススメします。
繰り返しますが、障害年金を受給したから老齢年金が減額になるというのは誤りで、法定免除をした場合に満額納めるのと比べ老齢年金が減額になるという話です。
障害年金を受給しても将来の老齢年金が減額されることはありません。
====================
まとめ
====================
今日は、障害年金に関する5つの勘違いについてお話ししました。
正しい情報を持っていれば、安心して障害年金を受給し続けることが出来ます。
現在受給をされている方はもちろん、これから受給を考える方もぜひ参考にしてみてください。この勘違いによって疲弊している方や、申請をためらってしまっている方もいらっしゃいます。
ぜひシェアして頂けると嬉しいです。
疑問や不安がある場合は、障害年金専門の社労士さん等の専門家や年金事務所に相談することをおすすめします。
それではまたー。