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氷点下-12℃ 富士山山麓で星夜写真にのぞむ

みなさん、こんにちは。
先日、冬休みも終盤にさしかかった頃、富士山山麓まで行って星景・星夜写真を撮りに行ってきました。
関東に住む私にとって、身近な星空指数の高い場所といえば…
・城ヶ島公園
・伊豆半島先端あたり
・富士山
くらいになります。
山梨くらいまで行けばもっと良いのでしょうが、車でなんだかんだで3時間コースですね…
出来れば高速は使わずに、一般道で2時間以内で行ける場所が良いので富士山山麓をチョイスしました。

車の外気温はマイナス12℃!

富士吉田市に入ったころには外気温はマイナス3℃くらいでしたが、富士山道を上り始めたとたんに、気温はどんどん下がり現場に着いた時はマイナス12℃!
平地では経験のない、なかなかのマイナス気温です。
以前、青森に出張も行っていましたが、市街は夜明けでもマイナス2℃~6℃くらいでしたので、それよりも寒い感じですね。
もう氷点下になっちゃえば「寒い」の一言ですが、ここまでマイナスだと「寒い」というより「痛い」に変わってくる感じでした(特に足先…)

凍える手で機材をセットアップ

手袋一瞬外して何とか機材をセットアップ

なんとか撮影機材をセットアップしました。
が、お湯を沸かそうとしたらCB缶だからかガスストーブがうまく付かず…
秘密兵器と思って持参したイワタニのガスストーブも長くは点火せず…
う~ん、これってCB缶をある程度保温できる何か良いアイテムはないものでしょうか…
レンズヒータをCB缶に巻いたら良いのかな?危険ですかね…
やめておきましたけど…

なんとか撮影開始

せっかく満天の星空なので撮影を開始しました。
持参した機材は、愛機であるFUJIFILM X-T5とSIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporaryの組み合わせです。
星景・星夜撮影用に購入したこのシグマのレンズを今日も持ち出しました。
しかし腕が悪いのも相まってなかなか良い写真が取れません。
とりあえず冬の天の川を撮りたくて、オリオン座→シリウス→おおいぬ座と目線を変えながら天の川が入るようにカメラを向けて複数枚写真を撮りました。
寒くてだんだん手足が痛くなってきたので、とにかく友人と一緒に撮れるだけとって引き上げることに。
結局、富士山山麓には2時間くらいはいましたが、ここが限界でした。
モンベルのあったか~い靴下とSHIMANOのドライライトシューズで臨んだのですが、ダメでしたね…

FUJIFILM X-T5 / SIGMA 16mm F1.4 DC DN / F1.6 SS:10s x 21 16mm ISO:3200

結局、帰宅して複数枚撮った写真をSeqaterでスタックしてから画像処理をしたのですが、なかなか天の川がくっきり出てくる写真は取れませんでした。
初心者の私にはまだまだ勉強不足を感じた次第です。

精進湖からの撮影

帰路(でもなく、ちょっと自宅からは遠ざかる方向ですが)に精進湖に行ってそこから富士山を撮影して帰ろう…ということになり向かいました。

FUJIFILM X-T5 / RICHO RIKENON F2.0 50mm / F1.6 SS:30s 50mm ISO:1600

こちらはシャッタースピードを長くとってしまったので星が流れてしまっていますが、深夜の凛とした富士山は神秘的にも見える姿ですね。
昼に肉眼で見る富士山とはまた違った悠々しさがあります。

野辺山のように、本当に光害がない春~夏にかけての天の川であれば初心者の私にもある程度は取れる自身があるのですが、やはり身近でもうまく天の川が写るようになりたい。
もっと勉強を重ねて、また防寒対策もさらに考えてまたのぞみたいと思います。
帰りにコンビニで食べたカップラーメンには涙が出ました。

<おしまい>

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