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XFUJIFILM X-T5で赤道儀を使ってみた

みなさん、こんにちは。
私のカメラの被写体は、結構多くの方もそうだと思いますが、野鳥と星景・星夜写真です。
これまで星景・星夜写真では、赤道儀というのを持っていなかったので、焦点距離20mm以下のレンズで、せいぜい10秒とかそのくらいの露出時間で撮影し、複数枚撮影してスタック処理とかして何となく楽しんでいました。
まぁ、関東だと「真っ暗な場所」というのがなかなか無いので、どこで撮っても今一ぱっとしない明るい写真なんですけどね。
だけど、今年は赤道儀なるものを導入して、真っ暗なところに遠征して長時間撮影したら星がどんなふうに写るのか見てみたいなぁ…とは思っていました。

ケンコートキナー スカイメモSW

んで、とうとう買っちゃいました。
赤道儀って、セットで売っているものもあるんですけど、セットだと高いし、出来れば少しずつ買い足す感じで導入したいなぁ…と思っていました。
いくつか欲しい候補はあったのですが、なんとなくケンコートキナーのスカイメモというのが動画とか見ててもよさそうだったので、スカイメモの構成を調べました。
すると、赤道儀をしっかり使うには以下のような構成が必要であることが分かりました。

図の他にも細かいことを言えば必要なものもあります。
例えば、極軸望遠鏡、ただしこれはスカイメモS・SWの場合は赤道儀本体に付いています。
ついていない赤道儀もありオプションで販売されたりするようです。
それから、カメラと赤道儀をつなげるケーブル。
これは、スカイメモSWの場合はスマホのアプリで操作が出来るのですが、レリーズとしてシャッターを切ったりするのに必要です。
でも、まぁ、もちろんなくても大丈夫。
図のうち、絶対必要なものは、
・三脚 … 赤道儀やカメラを支えるために必要
・極軸微動雲台 … 北極星を合わせるのに必要、でも自由雲台でもいける
 → 私はまだ持っておらず、今回は自由雲台で頑張りました。
・赤道儀 … まぁ、これがないと話にならないですね。
・赤道儀の先に付ける雲台 … カメラの方向を決めて固定します。
アリ型プレートは、赤道儀の先に付ける雲台が360度自由に回せるものなら不要だと思いますが、赤道儀に対して斜めに雲台が付くので、なかなか自由に方向が出せないので、あると非常に便利です。
私の持っている雲台は軸が短かったので必須でした。
バランサーは、よっぽどカメラのバランスが偏らないようであれば必須ではないですが、三脚がしっかりしていなかったりするとカメラがバランスを崩して三脚ごと倒れるリスクがあります。
ということで、私の場合は、
・三脚 … 手持のもの、GIZTOのGT2542なので18KgまでOK
・自由雲台 … 手持のもの。極軸微動雲台が欲しいですが今回はアルカ
        スイスのBシリーズ、耐荷重40Kg
・赤道儀 … 今回購入
・アリ型プレート … 今回購入
・自由雲台 … 手持ちのもの、マンフロットの耐荷重8Kgのもの
といったところです。

60秒露出の効果は!?

赤道儀ONと赤道儀OFFの違いです。
同じ場所をとっていて、同じ場所を切り抜いた感じです。
赤道儀ONの状態が決して「ぴったり」止まっているとは言えないですが、赤道儀OFFの時とは明らかに違いますねぇ~
これはスゴイ!
ちなみに、2月の外気温2℃の中で撮影したので、寒くて寒くて赤道儀の極軸合わせは「だいたい」でやりました(笑)。
しかも撮影場所は、北極星と真反対の南方向なのでそのあたりのいい加減さはご容赦。
しかし、極軸合わせも広角レンズで数分程度なら、まぁ大丈夫っす!とマニュアルにも書いてありましたので、これでオッケー!

FUJIFILM X-T5 / SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary / F1.6 60sec * 7枚 ISO:400

2月の天の川は明け方に近くになるにつれて水平線ギリギリに姿を現すようなのですが、関東だとなかなか水平線が開けていて暗い場所がないので、天の川を捉えるのが難しい><
でも、この写真はわずかになんとなく写っているような気もします…
今回は、赤道儀を試してみるための試写会だったので、あまりお見せ出来るような写真は取れていないのですが、今年は赤道儀を使ってバンバン星景・星夜写真を撮ろうと思います!

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