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【超強力】錯覚を活用して印象をガラリと変える「言い換えテクニック」

こんにちは、チャネビです。

今回は、
表現の仕方、言い方をほんの少し変えるだけで
魅力的にすることができる

超強力な「言い換えテクニック」
についてお伝えします。

もし、

  • 今ひとつパンチのある表現ができない

  • 魅力的な表現をしたいけどやり方が分からない

  • 買ってもらえる表現をしたい

このような悩みや願望があるなら
今回の内容が役に立つはずです。

悪用厳禁の「モノは言いよう」テクニック

今回お伝えするのは、
心理効果で「フレーミング効果」と「シャルパンティエ効果 」
と呼ばれるものです。

一言で言えば、
「モノは言いよう」
というテクニックなのですが、

そんな浅いレベルではなく
奥が深く、人間心理を突いたテクニックなので
効果もおそろしいほどに抜群です。

それぞれの心理テクニックを
簡単に解説すると

フレーミング効果とは?


「フレーミング効果」は、
基準をずらすなどで誘導したい方向に
イメージしてもらうテクニックで、

・日本人の2人に一人は癌になります
・世界で起きている大地震の5件に1件は日本で発生している

などの表現がそれにあたります。

シャルパンティエ効果とは?


「シャルパンティエ効果 」は、
専門的なものをイメージしやすいものに
置き換えるテクニックで、

・レモン50個分のビタミンC配合
・東京ドーム50個分の広さ

などの表現がそれにあたります。

※正確性よりも分かりやすさを重視して説明しています。

これらをマスターして
自分のビジネスに活用できると
驚くくらい反応が変わります。

それでは、それぞれ深掘りして
解説していきますね。

フレーミング効果の具体例と解説

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フレーミング効果
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「基準をずらす」などで誘導したい方向に
イメージしてもらうテクニック

とお伝えしましたが、

たくさんの人が「癌にかかっている」
ことをイメージしてもらいたいなら

「日本人の2人に1人は癌になります」

などの表現になります。

逆に、「癌にはなる可能性は低い」
とイメージしてもらいたいなら

「日本人の6,000万人以上は癌にはなりません」

のような表現になります。

事実は同じでも
捉え方を変える表現にするわけですが

ステップは簡単で、

①肯定、否定のどちらが良さそうか考える
②数字のマジックを使う

この2つです。

①肯定、否定のどちらが良さそうか考える

嫌な言い方ですが
データは見せ方がすべてです。

例えば、

「男性の25%が浮気の経験がある」

このデータがあったとして
相手に都合の良い解釈をしてもらうためには
肯定、否定のどちらで表現するのが良いかを考えます。

男性の4人に1人は浮気する
男性の4人に3人は浮気しない

これは何に誘導したいかで変わります。

「男は浮気をする」
を強調したければ
浮気する、と肯定表現

「ほとんどの男は浮気なんてしない」
を強調したければ
浮気しないと否定表現

になります。

②数字のマジックを使う

肯定と否定のどちらかが決まったら
数字のマジックを使います。

具体的には、

・割合の表現
・総数の表現

どちらが良さそうかを考えます。

■割合の場合
2割、20%、5人に1人

■総数の場合
5000万人
300人

5人に1人 > 20% > 2割
の順に多そうに見えると言われています。

スーパーなどでも2割引ではなく
「20%オフ」と書かれていると思います。

また、数字が多い方が多く見えるので、
「30円引き」などの表現になっていると思います。

480円のお惣菜が30円引きだと
約6%引きですが、
30円引きの方が安い気がする人が多いはずです。

このあたりは感覚で、人それぞれ違うので
全員がそう思うとは限りません。
(そもそも割合は同じ)

多く見せたいなら
数字が多い方を使う

この点だけでも意識できると
よいと思います。

実際、たったこれだけで
本当に印象が変わります。

マスコミの印象操作もコレですし、

セールスの場面でも
もちろんよく使われます。

例えば・・・・

空気清浄機の販売員なら

「この空気清浄機は99.5%のウイルスを除去できます」
「だから、これさえあれば安心です」

と言います

逆に、この空気清浄機では除去できない
残りの0.5%のウィルスを除去する商品を売りたいなら

「空気清浄機では空気中に存在する
0.5%のウィルスは絶対に除去できません」

「このウィルスは10畳の部屋では
 だいたい1億匹になります」

「空気清浄機で除去できないので
 他のウィルスとは異なって
 人間に対して危険性も高いんです」

「だから、これを除去しないと、
 実は意味ないんですよ。ご存じでしたか?」

「想像してみてください・・・」

みたいな論法で来るでしょう。

※数字などは適当で、あくまでこう言ってくるだろうなのイメージです。

こういった例は
本当にいくらでもあります。

例えば、

80%の人が成果を出しています。
→ 20%の人は成果が出ていません。

90%の人が発毛しています。
→ 10%は発毛していません。

年収1,000万円を超える人の割合は4.9%しかいません。
→ 年収1,000万円を超えている人は、20人に1人います。
→ 年収1000万円を超えている人は、258万4000人います。

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少し言い換えるだけで
印象がだいぶ違うと思います。

ご自身の場合でも、
何か言い換えができないか考えてみましょう。

シャルパンティエ効果の具体例と解説


次に、
シャルパンティエ効果を説明します。

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シャルパンティエ効果
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専門的なものをイメージしやすいものに
置き換えるテクニック

とお伝えしましたが、

シャルパンティエ効果は

基準が分からないものを
具体的にイメージでしやすいものに
置き換えたり、

料金や割引率などを
より具体的に表すことで
イメージしてもらうテクニックと言えます。

フレーミング効果は
ネガ・ポジのどちらを見せるか?
という視点ですが、

シャルパンティエ効果は
具体化、イメージ化
といった視点です。

例えば、

・ビタミンC2000mg配合
→レモン40個分のビタミンCを配合
 
・これ1本で25g食物繊維が取れる
→これ1本でキャベツ丸ごと1個分の食物繊維が取れる

みたいなイメージです。

シャルパンティエ効果の定義は、

「重さの感覚が視覚的に見える大きさの影響を受け、物理的な重さの等しい物でも、体積が小さい方が小さく感じられる現象」

ということで、

例えば、
綿1kgと鉄1kgなら

同じ1kgなのに
なぜか鉄球の方が重そうに感じてしまう

この現象のことを言っています。

魅力的にみせる文章で考えると

ビタミンC2000mgは
レモン約40個分 = アセロラ約25個分
なのですが、

アセロラ約25個分
と聞いてもピンとこなかったり

たいしてビタミンCが入ってなさそう
と感じると思います。

レモン40個の方が
インパクトがあると思います。

綿1kg、鉄1kgのように
どちらがインパクトがあるかを考えて
置き換えるものを決める必要があります。

高いか安いかなど
比較の基準がいまひとつ分からない場合に

イメージできるものなどと
比較をすると分かりやすくなります。

例)「Netflix 月額1,490円」

・WOWWOWの月額視聴料の64%
・1日50円でドラマや映画が見放題
・毎月映画館で1本見るより310円お得
などなど

など、表現方法は色々とあります。

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今回は、
錯覚を活用して印象をガラリと変える
「言い換えテクニック」

ということで
「フレーミング効果」と「シャルパンティエ効果」
を具体的な例とともに紹介しました。

小手先のテクニックのように
思えるかもしれませんが
(実際その部分はあります)

しっかりと考えると
奥が深いですし、
魅力が全然違うので

ぜひ取り入れてみてください。

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