私のカメラ遍歴:沼は深かった・・・
他の方のブログ等を眺めていると、『みなさん、よくこんなにカメラ買い替えるよなー』と感心してしまうのですが、さて、自分の場合どうだったっけかな~?と思い返してみると、それなりに有ったりするので驚き。
備忘録も兼ね、感想も含め書いてみたいと思います(読みつかれるくらい長いので気合いを入れてお読みくださいませ^^)
1.SONY Cybershot F1(1996年)
1996年の冬にソニーがついに民生普及版デジカメを出すのを知り、発売と共に購入しましたが・・・
・電池の持ちが悪い
・画像の取り込みがソニー製ソフトウェアでしか出来ない
・画像フォーマットが独自規格(Jpegとかではない)
画質に関しては同時期の他社デジカメ(カシオQV-10等)もこんなものだったので特に気にせず。
Windows95で動く画像取り込みソフトが絶望的に不安定(OSもクラッシュ連発でしたが)だったのが印象的でした。
2.OLYMPUS CAMEDIA C-2020(1999年)
この頃はメガピクセル超えが当たり前となり、Cybershot F1には無いズーム機能が欲しくて近所のパソコン屋で購入。
しかし、ズームが3倍しか無い事もあり、数か月後ヤフオクで売却。
3.OLYMPUS CAMEDIA C-2100UltraZoom(2000年)
2000年の夏にいかつい筐体だが、光学10倍ズームという当時としては驚きの性能を引っ下げて登場したカメラ。出掛ける際に必ず持って色んなものを撮りました。実家の父親にあげちゃいましたが、先日実家で発掘され、元気に動いてました。
4.OLYMPUS E-100RS(2000年)
C-2100UZと同じボディにマットブラックな表面処理でレンズ先端がくびれた
如何にもプロ用機ですよーという感じに加え、連写機能、シャッターを切る前の数十コマを記録するプリキャプチャー機能を備えたカメラでした。高機能を盛り込んだ事もあり、画素数は兄弟機のC-2100UZの200万画素に対して約150万画素という少々スペックダウンしたものでした。画素数が少ない事で、1画素あたりの受光面積が多くなり、画質的には当時は満足しておりました。
5.SONY Cybershot F-88(2004年)
E-100RSを使っていたものの、大きい筐体を持ち歩くのも面倒になり、カメラから遠ざかる事になりました。暫くして、2004年に家庭用の新しいカメラを買おうという事になるも、何を買えば良いのやらということで、家電店で物色した結果、以前使ってたCybershot F-1の後継機で操作系が殆ど変わらぬF-88を購入することに。F-1に比べて色々と進化し、画素数は5.3メガピクセル、くるりと回転するF-1ゆずりのレンズ部は光学3倍ズーム、記憶媒体は内蔵メモリからメモリースティック(これもソニーお手盛り規格で普及せず)となり、かなりの進化を遂げていました。パソコンのOSもNT系譜のWindowsXPでクラッシュすることも殆どなくなり、ようやく現代の環境に近づいてきた時代でした。
(画像はF-1の項をご参照ください)
6.Panasonic LUMIX DMC-FX35(2008年)
F-88がソニータイマーが作動して壊れてしまったので、何でも良いからデジカメ買おうということになり、奥さんに機種選定をおまかせしたら、「アユカメラ」になってしまいました。(LUMIXのイメージキャラである浜崎あゆみを語源とする言葉)
まぁ、デジカメだよなー的な自分的に最も興味が無かったカメラ。
7.Canon KissX50(2014年)
前項から6年を経ておりますが、この間、スマホの進化が著しく、デジカメなんか要らない的な感じで暮らしておりました。
しかし、2013年の暮れに我が家に仔犬がやって来て、犬を被写体にするという今までにないシチュエーションとなり、スマホ(iPhone4S)で激しく走り回る仔犬を撮ると、ブレブレでまともな画像が殆ど撮れない状況に陥りました。思案した結果、頭にランプがピコーン!と光りました。
『そうだ、一眼レフとやらを買えば問題は解決するんだ!』
これが現在のカメラ沼・レンズ沼の始まりとなるとは・・・。人生の転機とは思いもよらぬところで起きるものです。
価格はAmazonにてレンズキットで29,800円という破格のお値段でした。
8.Canon Kiss X7i(2014年)
犬カメラとした購入したX50の使い方をネットや本で学ぶうちに、このカメラってAPS-Cというセンサーで、更にはフルサイズという謎の言葉を知るのですが、一眼初心者がそんなプロ様が使う様な高級機なんか論外ということで、少しだけ背伸びをしてX7iというAPS-C上位機にシフトするという、今にして思えば、そんな事しなかったら沼にハマる事も無かっただろうに、と残念に思う自分がおります・・・。
9.Nikon D750(2014年)
頭の中にフルサイズという言葉が刻み込まれ、14年の暮れに気が付いたらD750が有りました。初めてのフルサイズ。センサーサイズの違いがこんなに有るとは思わなんだ。
もう戻れないところまで来ちゃった感が有りました・・・(;´Д`)
D750と大三元広角レンズで朝焼け夕焼け風景画像を撮り始めたのもこの頃。現在の基本形が出来上がってきました。あーあー、沼って深いなぁー(棒
10.Nikon D5300(2015年)
Q:フルサイズ機持っているのに何でAPS-Cを?
A:GPS機能が搭載されていて、ジオタグをEXIFに埋める事が出来るから。
Canon X7iのホットシューにGPSアンテナを付けてジオタグをEXIFに埋め込んで行動履歴が分かる様にしていたので、Nikon機でジオタグをカメラ本体で取得できる画期的なカメラ、そしてD750より小さくでサブ機として良いかな?ということで、これもまた気が付いたら家に有りました。
このくらいの時期から、『新宿防湿庫』からの段ボールが我が家に頻繁に現れる様になりました・・・(;´Д`)
11.OLYMPUS OM-D E-M10(2015年)
『マイクロフォーサーズって規格があるのは知っていたけど、どんなカメラが有るのだろうか?』
別に知らなくても良いのに、興味を持っちゃうからダメなんだよなぁ・・・。
新宿防湿庫でお安く売っていたのでポチってしまい、『通勤カメラ』という言葉を知り、通勤時に様々な風景等を撮りまくったカメラでした。
12.OLYMPUS OM-D E-M5(2015年)
『オリンパスブルーっていいなぁ・・・』朝焼けや夕焼けでもコントラストの高い色合いの画像を吐き出すオリンパス機に心惹かれ、これまた新宿防湿庫でお安く購入。
13.Panasonic GX1(2015年)
マイクロフォーサーズに傾注し、アユカメラであるLUMIXの一眼ミラーレスを物色すると、安くて面白そうなカメラが有るじゃないですか!本体にはEVFはついてないのですが、ホットシューにつけるEVFを購入しオモチャ的に使っていました。ちなみに本体価格よりもEVFの方が高いという逆転現象に。暗所耐性は弱いがシャープネスが効いていて綺麗に撮れるカメラということもあり、新宿防湿庫で安売りがあるとついつい買ってしまい、気が付いたら5台も防湿庫に入っていた時期が有りました。
14.Panasonic GM5(2015年、2021年)
世界最軽量一眼ミラーレスという超通勤カメラであるGM5に心惹かれ購入。しかし、小さな筐体にEVFまで入れちゃったりするものだから、正直見難い。しかしセンサーはマイクロフォーサーズなので、決して画質は悪くは無い。使いこなすのが難しい機種でしたが、Leica DG Summilux15mm/f1.7との組み合わせが最高に良いカメラで、出張カメラとして活躍してくれました。
15.Panasonic GX7mark2(2016年)
まだまだマイクロフォーサーズ熱が冷めない時期。アユカメラの上位機であるGX7mark2を購入。モノクロームが綺麗に撮れる等々、パナにしては意欲的な機種。同梱のLeica DG Summilux15mm/f1.7がとても素晴らしいレンズで、モノクロ画像を量産しまくっておりました。エフェクトに『L.Monochrome』というLeicaのモノクロの味付けを恰もしたかの如くのものが有り、予約購入をした際にハービー山口氏のMonochrome Lで撮った写真集が付いてきました。
16.Leica X Vario(Typ107)(2016年)
GX7mark2でLeicaのモノクロームがとても気になり、だったらLeicaを買ってしまえ、といきたいところだが流石にお高い。色々検討した結果、レンズは暗いが性能的に満足いくカメラとしてコンデジでXシリーズのズーム付であるX Varioを購入。確かにLeicaのモノクロは独特の味付けだった。アユカメラ(GX7mark2)でどれだけパラメータを弄っても再現出来ませんでした。
モノクロも良かったけど、実のところカラーもコントラストとシャープネスが良いバランスで、とても素晴らしかった。
但し、一枚一枚丁寧に撮らないと良い画像が撮れないので、犬散歩カメラには不適当なカメラであった。
17.OLYMPUS OM-D E-M1(2017年)
マイクロフォーサーズのコンパクトさに惹かれて防湿庫がマイクロフォーサーズだらけになってきた中、マイクロフォーサーズのフラッグシップとはどんな感じなんだろうか?ということで、オリンパスの初代E-M1を試してみた。当時、E-M1Ver.4.0とカタログに描いてあるように、ファームウェアを続々更新し、機能的にもVer.1とは全然違うカメラに進化していた。
センサーはE-M5とかと同じだが、性能的には使い易さ、各種機能等々、フラッグシップとして素晴らしいカメラでした。
18.SONY α7Ⅱ(2017年)
ついにαが登場。αシリーズが2代目となり、レンズも増えてきた事も有り、キャッシュバックキャンペーンという餌に釣られて今も愛用しているSEL1635Z(Zeissレンズ)と一緒に購入。Nikon機と比べて使い易かった事もあり、徐々にα7Ⅱがメイン機の座に。
19.OLYMPUS OM-D E-M1mk2(2018年)
外観も初代よりスマートになり、センサーも新しくなったmk2は初代と全然違うカメラになっていました。あまりにも素晴らしい進化だったので、メイン機として運用しても良いのではという気の迷いも相まって大三元ズーム3本を揃えてしまいました。ふと思ったのですが、この時初めてカメラ沼・レンズ沼にどっぷり首まで浸かってしまったと自覚しました。(気づくの遅すぎwww)
20.Panasonic GX7mark3(2018年)
先代機のmk2で唯一の不満点であるEVFが固定式だったのが可動式に解消され、更にモノクロエフェクトがL.Monochrome Dという粒状感まで再現するという異常なまでの拘りに心打たれ買ってしまいました。mk2からの進化はそれほどなくも、マイナーバージョンアップとしては良い進化だったと思います。
21.Nikon Z6(2018年)
Nikonがついにミラーレスに軸足を移した最初の機種。FTZというFマウントアダプタで一眼レフのレンズ資産を運用可能にしているが、やはりネイティブZマウントレンズが少なく、個人的にはイマイチ感漂う感じでどちらかというとα7Ⅱの方を中心に使っていた感じの不遇のカメラ。Fマウントの広角大三元14-24mm/f2.8があまりにも出来が良く、その流れでZ6を買ってしまったのでした。
22.NikonZ50(2019年)
Zマウントレンズを流用できる事、ただそれだけで買ってしまったが、センサークリーニング機能が無かった事に愕然として(先に気づけよなー)、Z6共々新宿防湿庫にドナドナされてしまった不遇のカメラ。
23.Fujifilm X-T30(2019年)
カメラ女子や若い人達を中心に『エモい』画像がフィルムシミュレーションで撮れるフジのカメラがどんなものなのだろう?ということで、買ってしまったカメラ。ZeissレンズのTouit12mm/f2.8との組み合わせはかなり良く、今も元気に活躍中。
24.SONY α9(2020年)
Nikonの業績の悪さによる企業としての将来性の無さ、加えてZマウントレンズが全然リリースされず、更にはサードパーティへのZマウントレンズ生産を認めない姿勢にあきれ果ててしまい、Nikon資産を全て新宿防湿庫に売り払ってしまい、メイン機として迎えたのがα9。当時のαシリーズの事実上のフラッグシップ機で、ブラックアウトフリー、20コマ/秒等々、当時のソニーの最高技術の塊の様なカメラでした。操作系もα7Ⅱと同様で慣れていた事も有り、今も私のメイン機として頑張っているカメラです。
25.Fujifilm X-E2・X-T100(2020年)
奥さん様カメラとして買ったカメラだが、あまり評判が良くなく、稼働率もかなり低めということもあり数か月で新宿防湿庫へ返送。結局のところ、奥さんカメラはX-T30となってしまったのでした。
26.OLYMPUS OM-D E-M1mk3(2021年)
外観はmk2と殆ど変わらないが、中身がかなりの進化を遂げております。星空AF、ライブコンポジット、手持ちハイレゾショット等々に加え、暗所耐性も上がったこのカメラ、α9とメイン機種の双璧となって防湿庫に絶賛君臨中でございます。
大したもんです、オリンパスは。
番外編:ヤフオクで購入したコンデジたち
パナ機はLeicaコンデジと兄弟機でレンズが明るかったので出張カメラとして買うも、GM5に勝てず防湿庫で冬眠中。Cybershotは兎に角安かったので買ってしまった、それだけのカメラで今も防湿庫で冬眠中。
・Panasonic DMC-LX3
・Panasonic DMC-LX5
・SONY Cybershot DSC-WX7
・SONY Cybershot DSC-WX50
ここまで書き上げ、こんなにカメラ買ってたんだなーと、我ながら呆れてしまっております。
そして、カメラ遍歴書いたならレンズ遍歴も書かないといけないかなと思っておりますが、当分長編記録を書く気力も無いので、また今度そのうちという事で・・・。
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