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バイクに乗ることについて

車の運転は苦手だと前に書いた。
でも、バイクの運転は好きである。
得意とは言わないけど、でも、確実に好きである。

自分で運転しなくても、後ろに乗るんでもいい。
バイクに乗ることが好きだ。

親が真面目で、どちらかというと厳しい方だったと思う。
だから、「バイクは危ないから乗っちゃダメ」と子供の頃から言われていて、
怖い乗り物なんだと刷り込まれてきていたので
ずっと乗りたいとも思っていなかった。

でも、大人になってから、後ろに乗せてもらう機会ができた。
そしたら、そんなに怖いもんでもないじゃん!ということを知った。
そして、ひょんなことから一昨年バイクの免許を取ることになった。

最初はやっぱり自分で運転して走るバイクは怖かったんだけど
乗り慣れてくると、意外にもとても楽しいということを知った。
そして、なによりとても快適だった。

移動中の時間をスマホ触ったり、本読んだりはできないけど
移動そのものを楽しむというスタンスならば
バイクはとてもいい。

何よりいいのは小回りがきくこと。
そして、乗ってみてわかったが、
箱に閉じ込められている車と違って、
外の世界に生身の体で向き合っている分、
いろんな情報がダイレクトに伝わってきて
状況をキャッチしやすいから、車よりも危険に気付きやすかった。
私にとってはバイクより車の方が難しい。

ジリジリとしたきつい日差し、冷たい風や激しい雨から逃れようないことは
多少きついこともあるが、
季節の花の香りや新緑の香り、黄金色の稲穂の香りなど
自然の変化を香りで感じられることはとてもいい。

真夏でもこのエリアは緑が多くて涼しいんだなーとか、
田舎から都会へ入ると気温が上がるなーとか、
地形や周りの環境によって近い場所の中でも温度が違うことも知る。

特に田舎暮らしならなおさらいい。
今、一時的にだが都会を離れているので
毎日、バイクに乗るのがとても楽しい。
海も山も近く、畑もある。
この暮らしもあと少ししかないので、
残りの時間を存分に味わいたいと思う。

ただ、難点もある。
バイクを停めていいという物件がとても少ないことと、
駐輪場が見つけにくいこと。

今のマンションに住むときに他の物件もいろいろ探したが、
ここ以外はバイクを停めていいところが見つけられなかった。
他の条件を妥協したらあったのかもしれないが、
バイクの点だけで選ぶわけにもいかないので、
総合的に条件が合い、かつ、バイクも停められるとなると
ものすごーく数が絞られてしまう。
元バイクレーサーだったという不動産屋さんにたまたま出会い、
バイクの魅力を知っているだけに、
あちこち電話してバイクを停められる物件を探してくれたが
大家さんや管理会社がダメと言うパターンの繰り返しだった。
一般的なバイクのイメージは良くないらしい。

あとはバイクの駐輪場はマップ検索にヒットしにくく、
自分で走りながら開拓していくしかないエリアもある。
良い駐輪場を見つけたら自分でマップに星を打って、
自分なりのリストにしていくしかない。

こんなポイントがあらかじめ分かった上で
それすらも楽しみながら乗れれば、
バイクライフはとても良いと、本当に思う。

最近はバイクが私のアイコンの1つとなって、
初対面の人にもバイク乗ってることでインパクトになって
すぐに覚えてもらえるので
これまた良いなーと思っている。


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