御礼:空が見える籠から故郷のドアを叩くまで
毎度、お世話様です。
笠原です。
1ヶ月弱にわたる
「劇団4ドル50セント 新劇団員並びに劇団育成生 オーディション」
への応援ありがとうございました。
今回は振り返り、御礼を綴りますので大変長いです。
1日ずつ振り返ると広辞苑並みのボリュームになってしまうのでなるべく簡潔にまとめられるように頑張ります。
どうか私がひたむきに走った1ヶ月の走馬灯にお付き合いください。
22/12/21 出遅れたスタートダッシュ
過去のnoteの通りですが入院の可能性がある眼病を患ってしまったためエントリーが遅れました。(結果的に回避しましたやったね)
スタートダッシュは12/15-12/26まで。
私は残り5日から配信をスタート。
初めて使うアプリ、作法も分からず既に心が折れそうでした。
元々笠原を知っていた友人15人が集まり0からのスタート。
長い旅、挑戦が始まりました。
22/12/26 スタートダッシュ最終日そして27歳へ
人生で「イヴ、クリスマス、誕生日」に予定が無いことにこれほど喜んだことはありません。
誕生日配信で12/26の0時になった瞬間にコメントとアイテムの激流。
人生史上、多くの方に「おめでとう!」と言ってもらえて宇宙一幸せな人類になれました。
そして5日で逆転は絶望とされたスタートダッシュは。
逆転大勝利。
コーナーで差を付けることが出来ました。
「本選じゃないんだから本気出し過ぎない方が良いよ」
と言われたこともあるけどどうしても負けたくはなかったですし、
順位の出るものは絶対1位が良いです。
努力次第で勝ち上がれることを証明したかったし、
何よりも0から作ったチームで1位になるのカッコよすぎるでしょ。
最高の誕生日を迎えることが出来ました。
22/12/27 本選開始 綺麗事とノイズの戦い
「0から作ったチームでスタートダッシュ1位」
これしか私には武器がありませんでした。
本選に入り猛者が増え埋もれないように必死。
焦る気持ちは勿論あったものの絶対に魂は売らぬと耐えました。
「努力次第で結果は変わる」
ずっと自分が戦う時に掲げてきた言葉です。
専門時代のコンテストは「技術」でした。
練習を重ねて体に叩き込めばどうにかなります。
だけども今回はそれだけじゃどうにもなりません。
人を滞在させるトーク、初期のファンを大事にしながら新規を巻き込むetc…
考えることが山のようにありました。
「誰よりも一番にやろう、二番煎じになってはならない」
配信を一番に考える日々が始まるのです。
閃きを大事に、面白いことを突き詰めていきました。
22/12/31 ロケットダッシュ とにかく目立て
12/27-12/31でロケットダッシュがありました。
配信と動画それぞれランキング3位内に入れば公式Twitterで紹介されるというもの。
私は劇団公式Twitterにどうしても載りたかったので新しい動画を上げたりひたすら依頼を流しまくりました。
どうしてこんなに必死なのか。
勿論課題に全力で取り組みたかったのはありますが。
私は元々劇団のファンです。
そういう部分では信用度は低いのだろうと思っていました。
本気を示すには結果しかなく。
私の想いを汲んでくれたリスナーが拡散してくれたり押し上げてくれたおかげで3位に滑り込めました。
自分から頑張っていることを伝えにいけない以上、嫌でも目に入る形で届けたかったのです。
23/1/4 思う念力岩をも通す、声を上げよ
あまりに忙殺されすぎて身の回りのことが出来てませんでした。
大好きなDr.ハインリッヒさんの東京単独グッズをやっとこさ開封。
「表現の世界に飛び込めたら絶対にDr.ハインリッヒさんと仕事をしたい」
そんな夢を再確認しながらツイート。
言葉のエネルギーについて常々書いてますが本当に凄いですよね。
ご本人に届きました。
とても嬉しかったし更に頑張りたい、頑張らなきゃなと思いました。
ハインリッヒさんは「パロールの時間」という音声コンテンツを配信されています。
「特に読まれなくていい、お二人にだけ知っててもらえていたら嬉しい。」
という気持ちで今オーディションを受けていること、合格したら共演することが夢だと詳しくメールしました。
すると驚くことに取り上げて頂けました。
元々、ハインリッヒさんが出演される寄席やユニットライブに通っていたのもありその時の印象で
「出る側になる人の雰囲気がある子だよね」
とお話してくださって本当に涙が止まらなかった。
憧れの方にそう思ってもらえているのが心強かったです。
私はメールに
「自分の中にある信念、魂を売らない戦い方で私は勝ち抜きます。」
と綴りました。
自分で書いた想いを憧れの方の声で聴くとより一層力強くなりますし、裏切りたくないと地面をしっかり踏みしめるような感覚。
何よりも私を強くさせてくれたのはお二人の聡明さでした。
クイーンショッピング-Dr.ハインリッヒ-
(6分45秒頃からが私のレターです。)
23/1/13-15 電脳世界ストリートパフォーマー
3日間で沢山「ボックス」を集めるゲリライベントが発生。
ボックスは課金しなければ送ることが出来ないアイテム。
既に配信で有料アイテムを頂いている訳ですが。
より一層、外へ向けた発信と満足度を上げた配信をする必要が出てきました。
アマチュアだとしてもお金を頂く以上はプロ。
私が出来るエンタメはなにか、リスナーが満足するものはなにか。
完全に若手芸人の発想へ行き着きました。
「リトボ飛ぶ度にうまい棒食べる」
無茶苦茶か。
でも企画としては大成功。
元のリスナーさんも面白がって投げてくれた上に初見さんにもノリで投げて頂くことが出来て。
現実世界の路上パフォーマンスと同じ。
面白かったら投げ銭。
変な事をしているな??ということで
ライブを拝見したことがある芸人さんにRTして頂けました。
ここで発信としても成功。
結果は2位入賞することが出来ました。
23/1/17 一方通行から双方向のエネルギー
本選も折り返し。
リスナーも増え、ライバー同士の繋がりも増えました。
目指すものが違えど一番になりたい、叶えたいという気持ちは一緒です。
おすすめライバー掲載継続中だったのでビギナーさんがよくいらっしゃいました。
過去記事でも話してますが10歳の女の子だったり、モデルオーディション参加する同い年だったり。
皆が楽しい、居心地の良い枠作りをより一層意識していた時期です。
そして個人的には一番不安でもがいていた時期でもあります。
「沢山の応援を私は活かしきれていないんじゃないか」
「皆が喜ぶ結果に繋げられるのだろうか」
ポイントに左右されるオーディション。
配信中にポイントが上がれば「人気枠」といってトップページの目立つ所へ行けます。
その時にしっかりアピールしたりもっと集客出来たんじゃないか、悶々と考えて苦しい日々でした。
勿論、枠の主催者は紛れもなく私ですしコンテンツの発信も私です。
その責任をしっかり果たせているのだろうか。
そんなことを考えていたら劇団員の方が枠周りにいらっしゃいました。
本選中は劇団員の方や審査員の方が時々入室されます。
その方はよく私の枠を楽しんでくださっていました。
「元気を貰いたい時にこっそり見てました」
こんな嬉しい言葉は無いです。
表現者→私→リスナー
だったのが
表現者←私→リスナー
へと成長をさせてくれた言葉であり、一番の宝物です。
23/1/28 本選最終日 声を上げ続ける存在証明
前日の配信が15-03でロングだった上に罰ゲームを実施して満身創痍。
6時から配信する予定で仮眠を取ったら思い切り寝坊したため9時開始。
1分、1秒でも新規ファンを掴まないと勝ち目が無いと思ってたので本当に焦りました。
朝からリスナーが集合してくれたり、スタートダッシュ特典のトップ枠確約で好機。
最終日に限って枠荒らされたりで不穏ではありましたが()
30秒のボーナスコインを狙って滞在してくれるのでそれを狙ってひたすらアピールし続けました。
昼にずっと応援してくれたり枠の行き来をしていたライバーさんが駆け付けてくれて2位へ。
本当に人との繋がりに感謝が止まらず号泣。
ただし激戦、順位はすぐに変わっていきます。
あの日ほど
「私以外のWI-FI落ちろ!!!!!!」
と願った日はないです。
最終日は本当に沢山の方に駆け付けて頂きました。
私のファンである「かさはらず」は勿論、ハインリッヒさん繋がりのお笑いファン、芸人さん、高校時代の友人、お世話になっているライバーさん、そしてトップ枠からの初見さん。
21時から最後までずっと泣きっぱなしでちゃんと初めましての人を引き込めずに本当に悔しいというか情けないです。
本選は22:59まで。
終了30分前から怒涛のアイテム応援、禁止事項定期の協力、時刻表示等本当に沢山の方に動いて頂けました。
「皆が投げてるの見てますので今は自分の話を沢山させて欲しい」
こんなわがままにも皆は
「いけ!」「私たちの事は良いから」「沢山アピールして!」
おかげで一生懸命私の想いを話すことが出来ました。
今あの状況を振り返ると「サマーウォーズ」のクライマックスを思い出します。
23/1/28 23時 粉骨砕身で迎えた大団円
23時をもって本選終了。
完全燃焼。
アピールへの後悔はあっても力を全て使い切ることが出来たので良かったです。
ただし結果は5位。
本当にずっと申し訳ないという気持ちしか湧いてきませんでした。
不甲斐ない。
「ありがとうございました」よりも「ごめんなさい」が口から出て行っています。
劇団員の方も最後まで見届けて下さっていました。
しっかり目では追えていましたが、もう言葉が詰まって何も言えなかったです。
皆が「一か月楽しかったよ」「一番輝いてた」「出会えて良かった」と沢山の思いを届けてくれて何よりも皆が
「ありがとう」
を届けてくれました。
今ならちゃんと言えるから私も伝えます。
私のことを見つけてくれてありがとう、信じてくれてありがとう。
15人から立ち上げた枠が最終日には1.2万人。
アクティブファンは150人にまでもってくことが出来ました。
終了後寂しくて配信を切れずに居たらオーディションを戦った仲間達も集まってくれて本当に幸せな一日になりました。
私は自分のことがあまり好きではありませんでした。
ですがこの一か月でとても変わることが出来ました。
少し好きになれましたし、誇りに思います。
沢山の人に愛されてとても幸せでした。
宇宙で一番幸せな人類だったと思います。
本選の結果はまだ出ておりませんが、
万が一最終選考落選してしまった時、勿論かなり凹むけどなんかすぐに切り替えて頑張れそうな気がしてます。
「劇団4ドル50セントに入るドリーム」
があるならば
「劇団4ドル50セントじゃないドリーム」
も存在するからです。
これは私の憧れ、Dr.ハインリッヒさんが証明しています。
もう人前でパフォーマンスするルートは作られ始めています。
私は
絵を書くこと、文章を綴ること、ダンスをすること、お笑いが好きです。
この好きなものはどんな場所でも活かせます。
なんなら一人で勝手に始めることが出来ます。
お金を頂くまでには時間がかかるかもしれないけど。
オーディションに飛び込んだ行動力があれば。
この一か月で手に入れた力があれば。
この一か月の熱意を忘れなければ。
この一か月応援してくれた皆が居れば。
私は最高のエンターテイナーになれます。
最終日でずっとかけていたBGMは
ハッピーエンドとそれから/私立恵比寿中学
です。
これからも物語は続きます。
長くなりましたが思い出話にお付き合い頂きありがとうございました。
最後になりますが
ずっと枠を支えてくれた#かさはらず🌮
力を貸して下さったライバー様
オーディション参加者の皆。
そして大きな一歩を踏み出させて下さいました、
劇団4ドル50セントの皆様。
一か月間大変お世話になりました。
末筆ながらますますのご活躍をお祈り申し上げます。
笠原 実歌