本当の世界と偽物の世界
5月17日(日)本当だったら引退の日。
高知県での大会。終わったら親友と一緒に高知のばあちゃん家に1週間居候する予定だった。「おつかれさま〜っ!」って言ってハピクルサワーで乾杯する予定だった。次の日の朝は海まで散歩して、ばあちゃんが作る卵10個使った卵焼きを食べる予定だった。午後は水族館に行く予定だった。本当だったらね。
コロナのせいで大会は延期。1週間高知居候生活も延期。引退も延期。
今日の為に頑張ってきたのよ?私たち。部活では思うようにいかないことだらけで、監督やみんなの考えに共感できなくて苦しかったのよ私たち。悔しいこといっぱいあるけど、高知旅行のために頑張ろうねって頑張ってきたのよ私たち。何で今私は大阪にいるんだろうね。
親友が言った。「本当だったら今日で引退だったね。本当だったらって何だろうね。今この状況が本当なのにね。」
そうだね。今この状況が本当なら、私たちが思い描いていた未来は偽物なのかな。あんなにキラキラしてた未来はもう来ないのかな。また「悔しい」ね。
でもね、偽物の世界も、私達の考え方次第、行動次第で本当の世界にできるはず。コロナの騒ぎが収まったら2人で高知に行こうよ。あの頃思い描いていた未来を実現させてみせようよ。
世界は考え方次第できっともっと面白くなる。
コロナをきっかけに、引退延期をきっかけに、ちょっとだけポジティブな考え方もできるようになりました。
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