根津で具材のワンダーランド中華を
ー欲張りなオトメゴコロを鷲掴みにされたー
寒い冬の日。
根津駅から早足で駆け込んだ中華屋さん「オトメ」
初めて来たときも心をグッと掴まれていたのに、また来るまでにかなり時間が経ってしまった。
前は1人だったけど、今日は2人いる。
食べたいものをたくさん頼もう。
まずは春巻きを。
こんがりと揚がった揚げ物全般に弱い私。
（春巻きもフライドポテトも唐揚げも。）
もう見た目だけで100点。
もしこれがカラオケだったら、イントロをちょっと口ずさんだだけで100点出るみたいなもんだからずるいよなあ。
そして酢豚も。
酢豚。中華屋さんに行ったら5本指に入るくらい頼みがち。
同じジャンルの競合があんまりないっていうのもある。
私のトップ5は餃子、春巻き、炒飯、あんかけ焼きそば、酢豚なので。
お肉がやわらっかくって、筋も感じないからまるで肉が肉じゃないみたいだった。
それもこれも、トッピングに入ってるパイナップルの酵素がお肉のタンパク質を分解してくれるからなのかな。
甘い具材が入った酢豚はオトメゴコロをくすぐります。
働き者のパイナップル、ありがとう。
透き通ってない玉ねぎと硬めのにんじんを食べ、「ああ中華だ」ってなる。
ねぎはぴちぴちだったせいか、食べた瞬間中のマトリョーシカねぎが口から飛び出てきそうになった。
ヒヤリハットです。
最後は五目カタ焼きそばを。
これがなんとも人に見せたくなるものだった。
なんといっても具材のワンダーランド感。
どれもよくある具材じゃなくて、いちいちリアクションしたくなっちゃうようなキャラの立ったスターたちだからずるい。
その頂点で輝いているのは唐揚げではないか！
覚えている限りのトッピングを並べていくと、まず野菜類の中でも珍しいきゅうり、さやえんどう、ヤングコーン、大きいマッシュルーム。
そして銀杏に、たっぷりの豚肉に、ロースハムに、エビにうずらの卵にかまぼこに、そしてなんといっても脂身が甘いチャーシュー！
麺が揚げ太麺ってところもキュンポイント。
（「今日うちら揚げ物しか食べてないよ、、」って一緒に行った子が途中で気づいてそっと教えてくれました。）
盛りだくさんな一皿。
いろんな具材がたっぷり入っていると、よくばりなオトメゴコロが軽率に鷲掴みされる。
・・・
食べ終わり、寒空の下に出たけれど、体はなんだかあったかかった。
（うっかり五七五七七。）
・・・
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