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【東北一周バイク旅】2日目〜雨上がりのシュークリームと癒しの温泉旅館〜

おはにちばん!
どうもくらみきです。

前回まではこちらから。

長い1日目が終わり、今日も早速朝からバイクに乗って移動する…のか?
雨は上がったのか、今日の目的地はどこなのか?
それでは早速行ってみましょうー!

今日のお品書きはこちら!


【朝】万代そば

おはようございます。
若干の二日酔いで目覚めた朝、外を見ると昨夜は止んでいた雨が再び降り始めている。
取り急ぎチェックアウトの準備をして外に出る。

うん、豪雨。
さすがにこの中で出発する元気はないわ…ということで、今日最初のお目当てまでは歩いて移動することに。
幸いホテルの目の前にバイク駐輪場があったので、バイクはそちらに停めて折り畳み傘をさして歩き始める。

と思ったら傘ぶっ壊れてたんだけどなんで?

目的地までは徒歩10分ほど。
朝カレーを食べに行くのだ。
以前ケンミンショーか何かで見てからずっと気になっていた、バスセンターのカレー。
バスセンターの、しかも本来立ち食いそばの店のカレーが、名物的な扱いされるってどういうこっちゃねんという好奇心と、それだけファンがいるカレーの味が単純に気になったんですよね。

雨のバスセンター

この辺は割と栄えてるエリアらしく、伊勢丹だったり大きめのショッピングモール的なものがあったり、飲食店も多めだった。
この辺を開拓するのも楽しそうだなー。
しかし今回はバスセンターのカレーが目的なので、周囲の飲食店には目もくれず、バスセンターの中を突き進んでいく。
こんなとこに本当にカレーあるんか?

突如現れる行列

あったわ…。
なんならちょっと前からカレーのにおいしてたわ…。

ここ本当によくあるバスターミナルみたいなところで、この写真の左手には長距離バス(かな?)の発着所がある。
そんな中でいきなり現れる行列。
思わず笑っちゃったよね。

ちなみに立ち食いのお店なので立ち食いスペースが用意されてるんだけど、そもそもスペースのキャパが足りてないし、その辺に座って食べてる人達も結構いた。
こんだけ並んでるし、食べる場所のキャパが足りてないって時点で人気具合が伺える。
期待しかない。

食券制です

まずね、めちゃくちゃ安いのよ。
ココイチの半額くらいちゃうか?
ちなみにカレールーのみって食券があるけど、近所の人達は鍋持ってきてルーだけ貰って帰るんだとか。これもケンミンショー知識。
確かに家で作るより絶対楽だし安上がりだよなぁ。
どのくらいの量なんだろ。いいなー。

ようやく前日の酒も抜けてきつつあり、お腹も空いてきたので、普通のカレーにコロッケもつけちゃうぜってことで食券購入。680円也。

そして届いたのがこちら。

はいドーン!

…これ本当に普通サイズか?
普通にその辺のカレー屋さんの大盛りより多いんだが?
ルーの下にはこれでもかとご飯が敷き詰められていて、手に持つとずっしりと重い。
大盛りにしなくて本当に良かった…。

なんだか見た目は給食のカレーって感じ。甘口なのかな?
でも一口食べてみると、予想と全然違う味で一瞬脳がバグる。
意外とコク深くて、何より想像より全然ちゃんと辛い。
もっとクリーミーで優しい感じかなと思ったら、どっしり構えた大人の味。
あともっと水っぽいというか、トロトロしてそうな見た目なのに、想像以上に濃くてドロッドロしてる。
こういう味のカレーってもっと濃い茶色のイメージが強い。いわゆる欧州カレーみたいな。
じゃあ欧州カレーの味ですか?って言われるとまた違うんだけど。
美味しかった。
美味しかったんだけど、見た目も量も味も、インパクトが強すぎてそっちの印象がめちゃくちゃ残ったカレーでした笑
次回行ったらきっとまた食べるけど、次からミニカレーを頼もうと心に誓った。
通常メニューに、しかも左上にミニが用意されてたのはそういうことなんだなぁ…と変に納得しながら無事に完食。

ご馳走様でした!

帰る頃には更に行列は伸びていた

新潟駅

カレーを食べてちょっとだけ元気になった我々は、新潟ではここがお土産を買う最後のチャンスということで、とりあえず駅に向かって歩き出す。
バイクの駐輪場に直行するのとあまり変わらなかったのと、実は昨日の夜にも駅前のモニュメントを写真に収めに来たりしていて、だいたいの場所もわかっていたのだ。

I LOVE NIIAGTA!!!!

おじさん二人の観光旅行としてはこの辺が限界だったので、パッと写真を撮ってそそくさと駅へ移動する。

意外と大きな新潟駅

なんだか写真だと伝わりにくいけど、新潟駅は意外と大きいなという印象だった。
東北新幹線というより、そのちょっと…だいぶ前に開通した上越新幹線の影響だろうか?
観光地としては非常に良い場所だと思うのだが、北陸新幹線とは少し離れているし、もしかしたら少し苦戦しているのかもなー、なんて余計な詮索をしつつ駅のお土産売り場へ。

よくある地方都市の駅のお土産売り場っていうくらいの規模感。
岡山駅くらいというのが丁度良いと思う。
どちらも優越付け難いなと思ったけど、そう思うくらいの規模の都市はやはり同じくらいの大きさの駅商業施設の規模になるのかもしれない。
そんなことを考えつつ、勝手に決めた今回の旅の裏テーマ"一県一土産"を達成するために適当なお土産を購入する。

やっぱ新潟といえば柿の種だよね

この辺りでようやく雨はマシになり、本日最初のバイク移動。

やっと晴れてきた

今日の目的地に向けて、とりあえず給油して走り出す。
この間、少しだけ後輩のyzf−r25に跨がらせてもらった。割と前傾だけど、思いの外乗りやすい印象。ただやっぱりVストと比べると全然しんどいので、すぐ元に戻してもらった笑

道の駅おぐに町

ここからは山形方面へと向かうのだが、新潟から山形に向かうまでの間はほんのちょっとしか高速がない。
そのため、途中から100kmほどは下道移動になる。
束の間の高速道路から見える眺めは本当にのどかな田舎という感じで、遠くに見える山々にかかる雲霧も雰囲気があって、雨上がりも悪くはないな、なんて思ったり。
そうこうしていたらまた雨が降ってくる。ちくしょう。
恨み言を言いながらも走り抜け、高速を降りて一般道へ。
ナビには次の左折まで70kmとか出てた。北海道かよ。
ここからはただひたすらに山道。
連日の雨で氾濫しそうな川を横目にひた走り、途中の道の駅で少し休憩する。

いつの間にか山形県に入ってた

昨晩の飲み過ぎが効いているのか、雨による疲労か、とにかく割と疲れていたので長めの休憩を取る…というより、雨足があまりにも強くなって休憩せざるをえなくなっていた。

後輩くんは着くなり寝てた

ここの道の駅では芋煮や鮎の塩焼き、玉こんにゃくだったりが売っていて、せっかくだから何かしら食べたかったのだが、朝のカレーが重くのしかかって何も食べられなかった…一時間ほど休憩して、まだまだ雨は止まなさそうだったので、時間もないし出発することにした。

Ora da cacao&chou

とりあえず今日の宿を目指してひた走る。
ようやく70km走破したらしく、交差点で左折する。
山肌で何かしらを栽培していた。山形だしさくらんぼかな?と思ったけど、ブドウっぽくもあり。あれはなんだったんだろう?

暫くバイパスを走ると、標識に「かみのやま」の文字が。
皆さんは「かみのやまシュー」をご存知だろうか?
私はちょうど去年のふるさと納税の返礼でいただいたのだが、つや姫を使った絶品シュークリームだ。
ちなみにネット購入だと3〜4ヶ月待ちで、私は実際3ヶ月程度待って忘れた頃に届いた。
冷凍で届いたのにとてもおいしくて、出来立てを食べたらさぞおいしいだろうなと思っていた。
そういえばルートに組み込んでいなかったけれど、事前に調べてお店で食べられるんだったな…。
というわけで急遽シュークリームを食べに行くことに。ようやく小腹も空いてきたしね。

駅前のオシャレスイーツショップでした

Ora da cacao&chou(オラダカカオ&シュー)さん。
着いたのは16時頃で、結構閉店ギリギリでした。
とりあえずシュークリームを買って一口。

上山秀(かみのやまシュー)

山形といえばのお米、つや姫を使ったシュークリームで、生地のサクサク感と甘すぎないけどしっかり濃厚なクリームのハーモニーが最高。シュークリーム過去一。
食べ終わったあと、後輩くんはお土産として冷凍を家に送っていました。
これもらったら普通に嬉しい。
なかなかないかもですが、近くを訪れた際はぜひ!
ちなみに宿で食べるように更にシュークリーム二つ購入しました。

昨日まともに乾燥機が出来ておらず生乾きだった後輩くんの衣類と、自分自身の着替えもそろそろ尽きてきたので、時間は余りないけども近くのコインランドリーへ向かう。 
宿に電話したところ、コインランドリーは常設していないとのことだったので仕方ないよね…。

この時間になってようやく晴れ間が見えてきた

ついでに隣にあったスーパーで夜のお酒の買い出しも済ませる。
ちなみにこの後、再度天気が怪しくなってくる。
後輩くんの雨男っぷりには舌を巻くぜ…。

【夜】名湯舎 創

辺りはもう暗くなりつつある中、町中から再度山道へと向かう。
今回のお宿は後輩くん最終日ということもあり、ちょっと奮発して蔵王温泉にある名湯舎 創さん。
蔵王の名の通り、山の上にあるのだ。

蔵王温泉へと続く道は思いの外険しく、真っ暗で前方がほぼ見えない状態で急にヘアピンカーブが現れて参った。
結構な観光地だし、もう少し整備されていると高を括っていた。甘かったねぇ。なんなら路面も濡れてて怖いし。
ナビの案内通りに行ったら全然違うところに案内されたり、入り口がめちゃくちゃ坂道で戸惑ったり、色々ありつつなんとか宿へ。

良さげな宿でしょ?

事前に少し遅くなる旨を伝えてはいたものの、夕食時間ギリギリになってしまった。
お忙しいだろうに丁寧にお出迎えいただいて感謝感激でした。ありがとうございます!

良い部屋だー!しかも角部屋

一旦部屋に荷物を置いて、すぐに広間に夕食をいただきに行く。
広間の中に自身の部屋番号が書かれた札が置かれており、そこに着席する方式。

うひょ〜〜〜〜〜

お昼に食べた激重カレーは気付いたらどこかへ行ってしまい、めちゃくちゃお腹減ってんだわさ!状態の我々を迎え撃つのはこちら。
うまそうすぎるんだが?

実は蔵王はジンギスカンが名物らしく、予約時にすき焼きとかしゃぶしゃぶだったかな?と並んでジンギスカンが選択できて、激推しされてたのでジンギスカンにしたんですが、正解でした。
めちゃくちゃうまいよーーー!!!

うおおおーーん

あと東北は本当にとにかくお米がおいしい。
これもおかわり自由で、味噌汁とか漬物とかも中央のテーブルからバイキング形式で取って来るスタイル。

道の駅で食べられなかった芋煮もあったよ!

疲れた身体に染み渡る、最高の晩ごはんでした…。

食後はもちろん温泉へ。
蔵王温泉は、というかここのグループが、かな?湯めぐりが出来るみたいで、ここの宿のお風呂はいつでも入れるみたいなので別のところに行ってみることに。
更に調べたところ、なんと今日は年に数回の蔵王大露天風呂が夜に入浴出来る日に該当している!

なんだかすごそう!
ちなみにこの日は9月22日

あんまり良くわかってないけど、とにかくこれは行くっきゃねえだろってことで、宿備え付けの下駄を履いて外へ。
下駄って思ってるよりめちゃくちゃ歩きにくいんだが?
Googleマップに従って少し歩くと、大露天風呂の看板が!

わい「」

は?
どんだけ雨に振り回されんねん…
とりあえず宿に戻ってしっかり調べると、湯めぐりできる他の宿も、この日は軒並みしまってました。
ちくしょうめ!

とりあえず気を取り直して、宿のお風呂へ。

温泉ってテンション上がるよね

中は昔懐かしさを感じる脱衣所から内湯に続いていて、多分旅館のキャパもあってかなり閑散としていた。
常時片手で数えられるくらいの人間しかいない感じ。
のんびり入れて最高だぜ…。
入浴人数に対しては必要十分な数の洗い場と、割と大きめの内湯。
露天風呂は岩で囲まれたこじんまりしたものと、壺湯が一つ。
いずれも源泉かけ流しとのことで、程よい硫黄のニオイで充満している。
湯加減もちょうどよく、少し微温いくらいなので、いつまでも入っていられそう。
めちゃくちゃ気持ち良かったなー。

温泉を堪能し、部屋に戻ってちょっとだけ飲む。

その前にデザートのかみのやまシューも
乾杯!
山形の日本酒

この日は疲れもあって、これらを飲んで割と早い時間にバタンキューでした。
蔵王といえば御釜だけど、今日は時間もなく見に行けなかったので、明日の朝早めに出て見に行くことにする。
後輩くんはそのまま帰路につくので、これが最後の夜だ。
翌朝には雨が止んでいることを祈って、相変わらず濃かった一日を振り返りながら眠りについた。

おわりに

はい、というわけで2日目でした。
この日も雨でしたが、それでもとても楽しかったです!
まだまだ3日目に山形編は続くのですが、ここから北上していくので、山形の南側をもっと堪能したかったなー。
温泉も沢山あるし、いつかリベンジしに行きます!

ではまた3日目でお会いしましょうー。
それでは!

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