久しぶりの日記、バトゥ洞窟とワイルド温泉【マレーシア移住約2ヶ月目】
お久しぶりです、ちゃんきえです。恋人ができたためしばらく更新していませんでした。彼は修学のためタイのコラートへ7ヶ月行ってしまうため(てか行ってしまった)、この3週間ほぼ毎日一緒に過ごしていた。1ヶ月前に会社の同僚の自宅で開かれたホームパーティーで出会ってからあっという間に恋愛関係になり、タイに行く前の思い出作りで楽しくデートするだけのつもりが、あれよあれよと言う間に深い関係になって、とりあえず遠距離恋愛してみるか!というステージにいます。人生何が起こるかわっかんね〜。でも、楽しいので良しとする。
家が決まった
マレーシア移住してからすぐに住み始めたairbnbを出ていくことにした。会社まで歩いて20分だし、週1でお掃除も入るし、リビングルームもバルコニーも開放感があって気に入っていたけど、ルームメイトがもう無理になった。
この前はチャーハン作りのためにとっておいた卵3つのうち勝手に2つを使われたし、フライパンも洗わないで放置したまま。とはいえ小心者の私は何も言えず、違う州に奥さんと住んでいる白人のオーナーに報告して早々に出ていくことを宣言した。
そのあと2か所内見して、会社から2駅隣にある見た目はまぁまぁ綺麗だけど内装がやたら安っぽいコンドミニアムに入居を決定。先述した彼が内見にも付き合ってくれ、契約書も一緒に目を通してくれ、「入居前に聞くべきところ、チェックするところ」をしっかり洗い出ししてくれたり、内見の時にエージェントに家賃交渉までしてくれたりとめちゃくちゃ助けてくれた・・・・。神かて・・・・。ちなみに入居前に聞いた方がいいこととチェックした方がいいことはこんな感じ。
電気代はコマーシャル(商業用)かレジデンス(家庭用)か
エアコンクリーニング代は入居者持ちか、オーナー持ちか
ヒューズ(ブレーカー)の確認(キッチンにオーブンがついているんだけど、電源を入れて稼働させると絶対ブレーカーが落ちてしまうことが判明)
水道フィルターは新しいものになっているか
シャワーの温水の温度(私は熱いシャワーが好き)
洗濯機が動くかどうか
退去時にクリーニングしなきゃいけないもの(カーテンが含まれていたけど、部屋についているカーテンを外して保管、住んでいる間は自分のものを使うにすればクリーニング不要だった)
家具のダメージで最大引かれる金額
あとはタイでもそうだけど、内見時に壁のダメージや家具のダメージをちゃんと写真に収めておくことも大事よん。
エージェントの若い男の子は手際良く仕事をしてくれ、こちらのリクエストもほぼ応えてくれたので今月に引っ越し予定!嫌いなルームメイトと離れられるのは嬉しいけど、もう一人のインド人のルームメイト(この人はめっちゃ良いやつ)と、彼が飼っている猫のバブルスと離れるのだけがとっっっても寂しい!!彼がインドに1ヶ月帰省している間私がバブルスの面倒を見ていたんだけど、心を開いてくれたのかお腹の上に乗ってきてくれるようにまでなったのだ。猫って可愛いんだな〜、31年間ずっと犬派だったし、小さい時に野良猫に爪を立てられて出血してからなんとなく猫が怖かったけど、ようやく猫の良さが分かった。
日本からみほちゃんが遊びに来る!
タイ繋がりの友人で、タイ生活を綴ったZINE「The Overstay Thailand」やオンライン書店「Incovinience Bookstore」をやっているみほちゃんがマレーシアに遊びにきてくれた!
マレーシアの前はスリランカにいたみほちゃん、スリランカからお茶っ葉や布製のペンケースなどお土産を持ってきてくれた。何よりも彼女の書店で扱っている本2冊を届けてくれてとっても嬉しい。日本の本がずっと読みたかったのだ。
当初はペナンまで1泊旅行に行こうかと話していたけど、あまり時間がなさそうだったのと、私のお財布事情もあって断念し、クアラルンプール市内の4つ星ホテルにステイしつつナイトライフを楽しむプランに変更。このフレキシブルさ、最高です。
バトゥ洞窟からのネイチャー温泉
土曜日7月ぶりのバトゥ洞窟へ。ショートパンツを履いていたせいか、階段前で止められてしまった。丈が短いものを着ていると売店にあるスカーフをその場で買って隠さなきゃいけないらしい。温泉にいく時に使おうとバスタオルを持ってきていたため、それで良いか聞いたらOKとのこと。風呂上がりの人みたいなバスタオル腰巻きスタイルで長い階段を登る。
この日はかなり暑くて、私もみほちゃんもぜいぜい息を切らしながら階段を登り切った。洞窟の中は体感2度くらい涼しく、風が吹き抜けるとすーっと気持ち良い。インドの人が来ている軽いコットン素材の洋服がとっても好きだけど、こっちで売っているものが完全にインドインドなデザインで、日本で着るよりも勇気が要る。例えるなら、日本にいる外国人が浴衣を普段着にするくらい、変な目で見られないか?と思ってしまう。本当は部屋着にしたり、そのへんのお出かけにワンピース的な着方をしたいんだけど。
バトゥ洞窟後はカフェで休憩して、そこからGrabをとってみほちゃんがGooglemapで見つけたと言うネイチャー温泉こと、スラヤン温泉へ。タクシーが駐車場に入るタイミングで受付に一人2リンギずつ支払って、駐車場を抜けた先にある温泉へ・・・・・。
広がっていたのは、さながらワイルドな老人ホームのような光景。20数人くらいのおじいちゃん、おばあちゃん(ほとんどが中華系マレー人)、中高年の方々が思い思いに湯につかり、しかし湯が暑すぎるため、ほとんどの人は温泉の縁に寝っ転がったり、オケを枕にして床に寝そべったりという、ネイチャー健康ランド的な場所になっていた。
私たちも足湯的なところにつま先を入れてみたけど、湯が熱すぎて長くは浸かっていられない。そしてここは南国マレーシア。外気も暑いし、湯も熱い。それでも足が温まると力が抜けていくようで気持ちが良い。周りを見渡すと駐車場の先に緑が見えるし、何よりもローカルの人がくつろぐあまりにもリラックスでフリーダムな光景を見ているだけで癒される。じろじろ見てすみません。でも、私たちも唯一の外国人&日本人だということで、めちゃくちゃジロジロ見られましたw とはいえ、「よそ者がなにしにきた!」的な警戒の目ではなくて、単に若い東洋の女だから珍しがって半分微笑みの視線を投げられている感じ。そんなに気分悪くない。それに湯をざばざば頭からかけてシャンプーしまくっていたローカルのおばちゃんが最初中国語で何か話しかけてきたけど、「I can not speak Chinese~」というと、英語に切り替えてくれてちょっとだけ話したり。コンニチワ〜とかアリガト〜とかランダム日本語を披露するおばちゃんにぎこちない微笑みを返す私とみほちゃんであった。
温泉で喧嘩勃発
のんびり足湯をちゃぷちゃぷやって1時間ほど経過したところに、インド系の男性とその母かパートナーか微妙に測りかねる女性2人組がやってきた。男性は手にフルーツらしき球体を持っており、それを温泉にいる集団に見せるようにして入場。
それに対して中華系のおじいちゃんがマレー語で何かを男性に言う。トーンは普通なんだけど長いことおじいちゃんはインド系の男性に何かを言っていた。男性はおじいちゃんに何か言葉を返すでもなく、ざぱ〜っと湯を数回浴びるのみ。
しばらくしてインド系の男性と連れの女性が帰るそぶりをしながら駐車場への道へ向かって歩き出した。と思ったら、何か大声を上げて手に持っていた桶を床に投げつけて叩き割ったのである。プラスチックのしょぼい手桶はあっという間に粉々になり、男性の手に残るのは割れて先端の尖った持ち手のみ。
怒りを撒き散らす男性は、大声で色々言いながらズカズカと中華系おじいちゃんの方へ向かう。そして手に持っている鋭利なプラスチックをおじいちゃんに向け、今にもそれで相手の体を刺しそうな勢いで喚き散らかすのである。私とみほちゃん「ポカーン」。
すごいのが、中華系のおじいちゃんが全く動じないこと。怒り返すでもなくビビり散らかすでもなく、淡々と何かマレー語で相手に言い返している。それでもインド系男性の怒りは止まない。そして、そんな2人を見ても周りの老人たちは相変わらず床から体を1ミリも起こそうとせず、寝ている。ここからコントらしさが増してきて、私もみほちゃんも頬が緩み始めてきた。
結局仲裁に入ったのは、茶髪ショートヘアの中華系の女性。多分40代くらい。このお姐さんもなかなか肝が据わっていて、チューブトップのバティックらしき巻きドレスみたいなものを着たまま、男性2人の間に入って何かを言っている。なんだか緋牡丹博徒シリーズの藤純子を彷彿とさせる姉御っぷりである。
ピリピリした空気は10分くらい続いていたけど、インド系の男性はブツクサ言いながら連れの女性と帰っていった。一安心である。それにしても、女性が強いのは東南アジアあるあるなのね〜〜〜〜。
他にはナショナルミュージアム(Muzium Negara)に行ってマレーシアの国の成り立ちや多民族な背景を知ったりなどした。クラブの翌日に博物館は流石に全く頭が回らず、展示の説明文(英語)を全く読む気がしなかったので、google translatorのカメラ機能がめっちゃ役に立った。次は頭の働いている時にゆっくり回りたい。入場料は立った5リンギ!
クラブではタバコを吸い過ぎてしまったので自分に腹が立って禁煙することにしました。いつもの流れ。