ホリエモン「捨て本」でキョロ充を直せる
なぜキョロ充はこの本をよむべきなのか?
キョロ充は「所有」に毒されているから。
どんな友達を「持つのか?」、どんなグループを「持つのか?」、どんな社会的地位を「持つのか?」、どういう親を「持つべきだったのか?」、どういう学歴を「持つのか?」
持つことが、自分の価値を決めると勘違いしているから、苦しいままなのです。
行動して失敗することを恐れる理由はそこにあります。
つまり、失敗して「所有をうしなうこと」を極度に恐れるから自分のプライドを守ろうとするのです。
変わりたくても変われない自分は「持つ」意識が強すぎるのです。
その呪縛をほどきましょう。
まとめ
・獲得は喜びを生むが、所有はリスクを生む。それを混同しない事。
・自分のフレームを主張する事が大事であるが、人のせいにしてはいけない
所有と獲得を混同してはならない。
堀江貴文は「プライドを捨てよ」と声を大にして主張しています。
というのも、人が行動する上で1番障害物になっているのはプライドだからです。
仕事、社会的地位、家族、自分のエゴ、伝統
このような要素がプライドと大きく関わってきます。
「もし自分があの人に告白したら、周りから白い目で見られてしまう。自分は恥ずかしい思いをしたくない。」
「自分の地位が低いことがみんなにバレてしまってはどうにもできない。だから高価なものを買い続ける。」
キョロ充のプライドはとても強いです。行動することが怖く、端から偏見の眼差しで世の中を見るのに必死です。
ここでホリエモンは「獲得と所有を混合してはならない」と私たちに教えてくれます。
獲得には喜びがありますが、所有にはリスクを背負います。
土地、配偶者、家、会社、地位などといった所有できるものはいずれ失うというリスクが伴います。
私たちは獲得する喜びと、所有するリスクを混合して、それらを「所有する喜び」と勘違いしてしまっているのです(マルクスは『人間はより多くを持つようになったが、より少なくあるようになった』と物質主義を憂いています。)。
所有そのものに意味はありません。
「経済力があった」という事実を目に見えるようにしているだけです。
それ以上は何もありません。
「持つこと」を手放して、フットワークを軽くしましょう。
自分の主張をしていくこと
キョロ充が苦手とするものは「主張すること」です。
常に0か1の考え方しかできないキョロ充はうまくグループに馴染めることができません。
自身の不変の枠組みをコミュニティの中でしっかり提示する事が、自分が楽に生きる上で大事なのです。
ホリエモンは「自分のフレームを出す」と表現しています。
フレームを言い続けて妥協案をみいだしていくのです。
例えば会社でされて嫌な事があればそれを主張し続ける事が大事なのです。もし話を聞いてくれない場合でも、今ではネット上での社会的制裁の力が大きいので、その力に頼ることもできるのです。
もしフレームを出さなかったらゼロイチ思考になってしまいます。好き嫌いの二択しかできません。
変化はグラデーションで起きていくものなのです。そのグラデーションを生み出していくためにも自分が何を考えているのか主張し続けなければなりません。
言い訳はしない
かといって、なんでもかんでも他のせいにしてはいけません。
自己主張を覚えたキョロ充が次に起こすのは、「責任転嫁」です。
環境が悪い、親が悪い、経済環境がわるい、人脈が悪い、所属する大学が悪い、友達が悪い
「自己主張=他のせい」だといつまでたってもキョロ充を直すことはできません。
時間があっても、金があってもまた新しい言い訳を作るからです。
キョロ充はプライドが高いので、自分を否定することを極度に恐れます。
何もない自分を受け入れる勇気が無いのです。
泣いても、落ち込んでもいいので客観的に自分の等身大を受け入れましょう。そして身と心を軽くして明日から行動すればいいのです。