973日後にドイツに行くワタシ。ブルージュの運河の上で。
Guten Morgen!
ブルージュ二日目の朝、ワタシは早起きして街で一番大きな鐘楼へ。
この鐘楼は、入場料金を払えば、誰でも上まで登ることが出来るということで、私も早速挑戦。
中世の時代から続くこの建物、中の階段はひたすらに螺旋状。ところどころに展示物のある個室があるため休憩できるものの、段数は総計で366段とのこと。体力に自信のあるワタシでも、終盤は体がポカポカして若干足がきつくなっていたので、年配の方はそうとうキツいだろうな、と。
(階段、振り返るとこんな感じ!)
しかしそんな疲れも全て吹っ飛ぶほど、上からの景色は本当に美しくって!
毎日定刻に必ず鳴るという鐘の音を間近で聞きながら、ベルギーの街並みを一望。窓際の石には、ヨーロッパ各地の都市名や距離が刻まれていて、これまでの旅で見た景色が走馬灯のように、私の頭の中を流れていった。
その後は、ブルージュ最大のお目当てである運河クルーズにも挑戦。
英語とフランス語の両方で解説してくれる愉快なおじさんのアテンドの元、ブルージュの街を一周。天気も良くってかなり暑い日だったから、水辺は本当に気持ち良くって。
水面の位置から見るブルージュの街並みもまた、とっても素敵だった。
これこそおとぎ話の世界だなぁと、一人でその景色を一生懸命目に焼き付けるワタシ。
決して日本では見ることの出来ない、そんな風景の存在を知るきっかけ、自分の視野が大きく広がるきっかけになったことは間違いなくて。自分が小さなころから見てきた景色が、これからのワタシの人生における全てでは無いんだと、分かった瞬間でもあったと思ってる。
あぁ、此処を選んで本当によかった。ワタシは心からそう思ったことを今でも覚えているんだ。数ある候補の中からブルージュという街を選んだこと、それも全ては運命であること。世界の広さを改めて教えてくれた場所。
日本で普通に働いていたら、こんなこと思う暇も余裕も無いんであろうはずの時間も、居場所1つでこんなに価値が変わるんだって思ったら。
ワタシ自分が選んだ道、選んだ生き方、間違ってなかったよねって自信を持てる気がして。
全てにありがとうを伝えたくなるワタシと出会えたのでした。
ブルージュはまさに、ワタシのアナザースカイ。
また絶対に。行くと決めている場所。
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