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サマー・オブ・ソウルをきっかけに、音楽映画を時系列に並べてみた。
映画『サマー・オブ・ソウル』を見ました。
ウッドストックと同年の1969年に開催されたハーレム・カルチュラル・フェスティバルについてのドキュメンタリーです。
ブラック・ウッドストックとも呼ばれ、ニーナ・シモン、スティービー・ワンダー、ザ・ステイプル・シンガーズ、B.B.キング、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンなどが参加しています。
ザ・ルーツのクエストラブによる監督作品で、とにかく音楽がご機嫌ですが、とりまく社会状況との関連も興味深い。
1963年にジョン・F・ケネディ、1965年にマルコムX、1968年にキング牧師、ロバート・ケネディが暗殺されたことにも触れられ、ふと、今までみた音楽映画を時系列に並べてみたいと思ったので、並べました。
1964年
あの夜、マイアミで
モハメド・アリがチャンピオンになった夜、マルコムX、ジム・ブラウン、サム・クックが集まり、今後の人権活動に関する議論を行った、と言われている一夜を元にしたフィクション。
1968年
ジュディ 虹の彼方に
伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、精神的にボロボロになりながらもロンドン公演で圧巻のパフォーマンスを見せたのが1968年。翌年には47歳という若さで亡くなっています。
1969年
ザ・ビートルズ:Get Backゲットバック
一方、イギリスでは、世界の頂点を極めたザ・ビートルズが、かの有名なルーフトップコンサートを開催。最後のライブパフォーマンスとなり、翌年にはポール・マッカートニーがビートルズを脱退。解散へとつながります。
ブラックミュージックとの接点という意味で言えば、途中からレコーディングに参加するキーボード奏者、ビリー・プレストンの存在も印象的でした。
少なからず緊張感の漂う後年のビートルズ4人。レコーディングも順調とは言えない状況ですが、笑顔の素敵なビリー・プレストンが参加しだすと、場がドライブしていく様は最高でした。
サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)
ニューヨークのハーレムで夏の間、複数回にわたって開催された模様。
作中には使われませんが、ニーナ・シモンによる超名曲・超名演「Ain't Got No」もこのフェスでの演奏のようです。
また、フェス開催中の7月20日は、ニール・アームストロングが月面着陸を成し遂げた。ファーストマンという映画もありました。
ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間
そしてウッドストック。ジミヘンやリッチー・ヘブンス、ジャニス・ジョプリンの名演が頭に浮かびます。
1972年
リスペクト
アレサ・フランクリンの伝記映画。チャーチコンサートが開かれたのが1972年1月。
ワッツタックス / スタックス・コンサート
ブラックミュージックのフェスと言えば、カリフォルニアで開かれたコレ。
ルーファス・トーマスが最高です。
1985年
ボヘミアン・ラプソディ
ぐっと時は流れて、1985年。
「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、20世紀最大のチャリティーコンサート『LIVE AID』が開催。
クイーンの名演が映画「ボヘミアン・ラプソディ」で再現されました。
1993年
ロード・オブ・カオス
まったく、サマー・オブ・ソウルと関係ないけど、これも面白かった。
ノルウェーのブラックメタルバンド「メイヘム」を描いた劇映画。狂ってます。
2018年
HOMECOMING
つい最近です。コーチェラのヘッドライナーで、ビヨンセが圧巻のパフォーマンスを披露しました。その様子を追ったドキュメンタリー。もう、本当に圧巻です。
2020年
コーチェラ:砂漠の20年
そして、コーチェラ開催20周年を記念した映画が2020年に公開されました。
コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル。カリフォルニア州・インディオの広大なポロ競技場で開催される最高のフェスです。
2007年、rage against the machineが再結成を果たしたときに、見に行ったんだ~♪
RATMは2020年に再度、コーチェラのヘッドライナーを務める予定でしたが、残念ながら開催中止となってしまいました。コロナめ。
コーチェラは最高過ぎて、今は、金・土・日の3日間開催を2週連続で行うというとんでもない規模になっています。
まとめ
まだまだ音楽映画はありますが、時系列に並べづらい&収集が付かなくなるので、この辺にしておきます。
エルトン・ジョンのロケットマン、アメリカン・ヴァルハラ(これ見てない)、大ネタ「THIS IS IT」なんつーのもありました。
日本では、Hi-STANDARDの「SOUND LIKE SHIT」、ブランキ―ジェットシティの「VANISHING POINT」などは個人的に思入れが深い。
と、こんな記事を書いていたら、今週末がコーチェラだと知りました。ライブ配信あります。