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【分解・理解】ゲッコウガex徹底考察&デッキレシピ
※この記事は全文無料で読めます
アモーレ。(愛しい人)
CHANGと申します。
SVも二期目に入り、先日無事Eレギュレーションのカードがスタン落ちしたことによってインテレオン・ロスになって怠惰な毎日を送っている僕です。
場末の居酒屋で朝から晩まで酒臭い息でくだを巻き、四六時中酒場にいるので、周囲からは「酒場の化け物」と呼ばれる始末。
そんな中、颯爽と現れたのがSV5a弾「クリムゾンヘイズ」で登場するゲッコウガexでした。
▼発表当日の僕の感情
ぎゃあああああああああああああああああ(動悸)(息切れ)(尊さ)(畏怖)(興奮)(覚醒)(疾走)
— CHANG (@changpcg) March 15, 2024
ハァ…ハァ…ウウウウウウウウウウウウウウウ#ゲッコウガex#ついに本気だした#言葉が出せない#シティリーグ当たれ pic.twitter.com/jEaOkE0Ft9
大変な状態です。(頭が)
一応今までも2回ゲッコウガexは登場していたんですが、どちらもスターターレベルの強さに設定されていたので、「里のこどもたちのレヴェルに合わせると…ふふ、こうなるでござるよ」って微笑ましそうに笑うゲッコウガの頬を「目ぇ覚ませ」ってビンタしてたのは良い思い出ですが、「じゃあ本気出してやんよ」ってテラスタルまでして本当に本気出してくれたので、今日はその考察をしたいと思います。
■ゲッコウガexとは
しのびポケモン、ゲッコウガ。
その人気はXY時代から押して知るべしではありますが、そのことポケカの環境においては、マスコットとしての立ち位置が多かったように思います。
最近ではかがやくゲッコウガが活躍していますが、2進化のほうは今までイマイチの性能でした。
それが今回改善されたので、ひとつひとつ見てみましょう。
イヤッホーーーウ!今回は活躍できそう!
□基本スペック
まず、ワザ以外の基本のスペックを見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710674826904-o5ds7MlNGK.png?width=1200)
超弱点の闘タイプ。
2024年3月の登場時点でいうと、環境的に超タイプが多いわけではないので、そこまで悪くない色ではあります。むしろ、闘タイプが減少していたことで増えていた雷タイプへの抑止力になりそう。
また、6月時点では悪(毒)や無色の大型も増えてきたので、闘の代表として活躍できそうです。ただ、抵抗を持つ相手も多いので、そのあたりのための打点調整は必要かもしれません。
HPは2進化exとしては若干低めな310。
160の2倍で倒れるという点では320とほぼ変わらないので、合格といった感じでしょうか。今までの水ゲッコウガexがHP300だったので、ほっと胸を撫で下ろしています。ただ、悪リザードンexの影響でほとんどのデッキで「340」または「170を2回」といった設定をしているので、まったく安心できません。
逃げるコストは1。
後述しますが、技のコストと同じ数字になっているため、非常に使いやすい数字ではあります。逃げ0だったら強すぎましたが、逃げ2だったらおそらく評価を極端に下げていたかも。
進化レベルは2進化。
つまりゲッコウガを出すためにはケロマツから進化する必要があるため、ただポケモンを出すだけのたねexを比べ、カードスロットを多く使用します。
具体的な例を出すと、ゲッコウガ3体を用意するために必要な枚数は、
ケロマツ:4枚
ゲコガシラorふしぎなアメ:合計4−5枚
ゲッコウガex:3枚
合計11−12枚
となり、しかもこれらのパーツをすべて集めないと、ゲッコウガex1体も立てられずに倒れていく、ということになります。
しかも進化にはターンが必要というルールがあり、最低でも2ターン要します。
これはたねデッキに比べて大きなビハインドと言えるでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1710675641995-I2UzdQ6toJ.png?width=1200)
特性はなし。
これは「特性があるポケモンからワザのダメージを受けない」といった効果に対して有効であるため、ワザさえ良いものを持っていれば問題なさそうです。
ここまで見ると、そこまで優秀なタイプ、数字をしているわけではなさそうです。
では、ゲッコウガexは果たして何が強いのでしょうか。
ワザを見ていくことにしましょう。
□優秀な2つのワザ
![](https://assets.st-note.com/img/1710676360430-dvtRVAnWF1.png?width=1200)
●しのびのやいば
恐らく漢字で書くと「忍びの刃」。
水エネ1つで170ダメージ+任意で山札から好きなカードを1枚持ってくることができます。
まず、ダメージについて見てみましょう。
1エネ170ダメージというのは環境的にも合格点以上の数字です。
比較対象としては同じ2進化ルール持ちのポケモンとなりますが、加速持ちのリザードンで180スタート、ほぼ同様のエネルギーコストを持つガブリアスは160となっています。
それ以外だとそもそも1エネ対応しているポケモンも多くなく、いたとしても2エネへのつなぎか条件つきのものとなります。
そのため、2024年3月時点では、最高水準のダメージ量と言えるでしょう。
次にダメージ効率。
170というダメージは、以下のように2つに言語化されます。
1,ほとんどのルールを持たないポケモンを一撃で倒せる
2,ほとんどのルールを持つポケモンを二撃で倒せる
順番に見ていきましょう。
まず、1について。
ポケカのHP水準はシリーズを追う事にインフレーションしていますが、ルールを持たないポケモンのHPは、極端なポケモンを除くと
たね:60〜160
1進化:70〜130
2進化:130〜180
となっており、環境で活躍しているローコストまたは特性持ちのポケモンを見てみると、ほぼ170を下回るHPをしています。
それに対して、ゲッコウガはそれを一撃を倒すことができます。
つまり、極端に言い換えると「サイドを1枚取ることができる」と言っても良いでしょう。もちろんケースバイケースですが、それくらいダメージ水準が高いと考えられます。
そして、2について。
2進化ex、VSTAR、VMAX含め、HPの水準は300−330となっています。
そこで170を撃つことができるということは、2回攻撃することができれば340に到達し、ほとんどのポケモンを倒すことができるようになります。
つまり、同じように言い換えると、「2回殴るとサイドを2枚取ることができる」というもの。もちろん、相手は逃げたり回復したりをするのですが、それは後述の効果面でカバーすることが可能です。
1回殴れば、サイド1枚。2回であれば、サイド2枚。
既に、exとしての役割は果たしやすいと言えるでしょう。
ただ、たねexのHP220前後に対して170は遠いですから、ある意味「中途半端な打点」とも言えますね。
加えて、1エネです。
つまり
「準備ができていなくても1エネつければ攻撃できる」
「1エネつけて放っておいて次のポケモンを準備できる」
ということができ、エネルギー破壊耐性もあれば後続確保へも寄与できると言えます。これはアタッカーとしてありがたい性能。
仕事が早く、邪魔をしない。職人じゃねえか。
さらに、この170というダメージは、
「抵抗力を持たれても140出せる」
という数字であるため、闘抵抗VSTARの代表であるルギアに対しても基本的には大きな問題なく戦うことができます。
次に、効果について。
「のぞむなら、山札から好きなカードを」とあります。
任意発動なので、使わなくても良し。
好きなカードを選択できるのですが、デッキの構築やストーリーによって何を持ってくるかを予めイメージしておくと良いでしょう。
練度不足だと起こりえるのが、
「便利なのでとりあえず使っているが、便利すぎて何を持ってくれば良いのかわからなくて時間を使ってしまい、試合時間切れになってしまう」
というもの。ゲッコウガ使いは「何を持ってくるか」を練習しておきましょう。
そして、この効果はもう少し解像度を上げると、こういったものになります。
1,ドロー、エネ確保で困ることが無くなる
2,ボスの指令を撃つことができる
3,ぶんしんれんだを撃つ準備ができる(ダブルターボを持ってくる)
4,相手にジャッジマン、ナンジャモを使わせる誘発ができる
主に2と3です。
ボスを打てるということは、先述の「倒せる範囲のルールを持たないポケモン」または「逃げてしまった手負いポケモンex」を呼んで倒せるということ。
サイド効率を高めるために、非常に噛み合った効果と言えます。
また、のちほど説明するぶんしんれんだを撃つ準備というのは、記載したダブルターボエネルギー、またはブーメランエネルギーを手札に加えることができるということ。
しのびのやいば→ぶんしんれんだを撃つぞ、撃つぞ…と相手に牽制することができるわけです。
もちろん相手に何を持ってきたかは見せなくて良いので、勝手に相手にプレッシャーを与えることができます。
そこで、相手は怖くて4の手札干渉カードを使って可能性がある、というわけです。決してポジティブな話ではないですが、必ずしもネガティブではありません。下手すると、状況に応じて手札が増える可能性があるわけですから。
ナンジャモを使われてしまうと、欲しいカードがボトムにいってしまうので、それをシャッフルするためのサーチカードは多めに入れておいても良いかもしれません。
<しのびのやいば まとめ>
・1エネ170なので、打てばサイド1枚分の仕事をできる
・何も無い<1枚ドロー<1枚サーチ<1枚なんでもサーチ
と考えると、ただの攻撃ワザとして破格の性能である
・口に出して言いたいワザ名
![](https://assets.st-note.com/img/1710678711790-ujiCXyRZvf.png?width=1200)
●ぶんしんれんだ
恐らく漢字で書くと「分身連打」。
水無無の3エネルギーワザで、エネルギーを2個(2枚、ではないです)トラッシュすることで相手のポケモン2体に120ずつダメージを与えることができます。キョダイレンゲキに酷似していて、連撃勢大歓喜の模様です。
まず、ダメージについて見てみましょう。
120ダメージというのは、昨今のポケカでいうと大したダメージではありません。せいぜい、1進化までのルールを持たないポケモンを倒すことができるくらい、またはたねex、Vを半分削るくらいと言えます。
ですが、このワザのダメージ対象は「相手のポケモン2匹」です。
バトル場はもちろん、ベンチ2体も選択可能。つまり、準備ができていないポケモンを2体盤面から消し去ることができるポテンシャルを持っています。
そのため、
・準備ができていない小物を狩り尽くす
・アタッカーの体力を削る
これらを同時に行うことができ、その選択権はこちらにあると思うと非常にダメージ効率が高いと言えます。ボス使わなくてもベンチに120ですからね。
ちなみに、現環境のベンチへのダメージラインはかがやくゲッコウガの90が非常に注目されていました。「げっこうしゅりけん」の90を耐えるかどうか、といった意味での1進化ポケモンの選択がされていた節もあります。
そのラインをぶち抜いて120を再び与えられるようになったのは非常に大きいと言えるでしょう。ちなみに、ビーダルのHPは120です。
次にエネルギー効率について。
水無無という親切極まりない設定にて、以下二点の使い方をすることができます。
1,水1つのしのびのやいばから、ダブルターボ経由で突然ぶんしんれんだを使う
2,水1つのしのびのやいばから、他の色や特殊エネルギーを駆使しながらぶんしんれんだに向かうことができる
まず1ですが、これはバランス良く戦うことができる戦術だと思っています。
普段の効率良い数字である170のしのびのやいばを継続しつつ、ダブルターボで100‐100の打点を出して1進化までのポケモンを倒し、トラッシュすることで次のしのびのやいばも170を維持。
しのびのやいばメインのため、後続もしっかり用意することができます。
次に2ですが、相方となる違う色のエネルギーをつけたり、ミストエネルギーやブーメランエネルギーをつけて自身を強化したりといった使い方になります。特にブーメランエネルギーはつけておくことでぶんしんれんだのデメリットであるエネルギートラッシュを軽減できるため、非常に相性が良いように見えます。
ただ実は個人的に、「本当にこいつに3エネつけてる余裕あるのか」と若干疑っていたりします。
それはつまり、テンポの話です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710680025289-r5zTLP3Mua.png?width=1200)
310の耐久は、現状だと二撃圏内の数値です。仮に先殴りできたとしてこれですから、実際はもっと厳しい状況にもなりえるでしょう。
ただ、相手を低コストで倒す力は高いので、実際は先殴り→相手は殴れない→倒すですとか、先殴り→相手のアタッカーが枯渇→無双ですとか、こちらにイニシアティブを持てる状況はまあまあると思いますが、それなりに楽観的に3エネつけられるとはあまり思っていません。
ですが、できたらもちろん強いので、積極的に狙っていきたいところ。
<ぶんしんれんだ まとめ>
・水1個のワザからそのまま流れで使用できる
・120でシステムポケモンを、100で1進化の小物を倒せる
・ダブルターボやブーメランエネルギーで連打できる
□忍びの刃&分身連打ダメージ
では、これらを組み合わせるとどうなるのでしょうか。
ダメージラインをざっくり足してみましょう。
1,しのびのやいば→ダブルターボ版ぶんしんれんだ
170+100+100
![](https://assets.st-note.com/img/1710680725279-OpXbNlfwPW.png?width=1200)
理想的な撃ち方。
2ターンで実現することができ、サイドを2枚取った上で相手のサイド2アタッカーを半減させられている状態。
これであれば、仮にこのゲッコウガがやられてしまったとしても、次のゲッコウガでサイド2アタッカーを倒すことができ、サイドを4枚取得することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710681104973-Tn9C6GHX3v.png?width=1200)
一度170を与えたポケモンが逃げてしまい、そこに対して追撃するパターン。
テラスタルやマナフィでない限りダメージは通りますが、代表的VSTARのHPである280には微妙に届きません。
何かしらのダメージ調整が必要。
2,ダブルターボぶんしんれんだ→ぶんしんれんだ
100+100+100+100
![](https://assets.st-note.com/img/1710681543608-SUktVUsjhe.png?width=1200)
小物を倒しつつ、HP200以下のサイド2ポケモンを倒す撃ち方。
具体的にはネオラントV、イキリンコexなど。
環境的に220や330が多いので、100だとちょっと足りない感がありますね。
3,しのびのやいば→ぶんしんれんだ
170+120+120
![](https://assets.st-note.com/img/1710682229042-fzx1tvdOTf.png?width=1200)
170の打点をカバーするための120…と言いたいところですが、どちらかというとメインなのはベンチに120というところ。
ビーダルを含めた多くのサポート系ポケモンを倒すことができます。
一応、VSTARであれば170の残りを倒すことも可能。
本来のポテンシャルであれば、これくらい出したいところではあります。
これらのダメージから、
・メインアタッカーを削るならしのびのやいば
・サポートまたは準備中のポケモンを倒すならぶんしんれんだ
とバランス良く戦術を1体で切り替えられるのがゲッコウガexの良さと言えそうですね。
■進化ライン
ゲッコウガの進化ラインは
![](https://assets.st-note.com/img/1710815355331-sXtZfhnOJK.png?width=1200)
ケロマツ→ゲコガシラ→ゲッコウガ(ex)
となっています。
□ケロマツ
現在登場しているケロマツは実質3種類。
![](https://assets.st-note.com/img/1710815428226-Cl1NpcZdcK.png?width=1200)
HP70のケロマツもぼーっとしたイラストが可愛らしく良いのですが、HP60ながらケロマツを複数展開できる「むれる」を持っているケロマツが、バトルにおいては有用でしょう。
2進化デッキは進化できるまでは肝心なので、数出せることは重要ですし、前に出したケロマツが生き残ったらゲッコウガexに進化してダブルターボつけてぶんしんれんだ、倒れてしまったらカウンターキャッチャーやアンフェアスタンプからのベンチから新しいケロマツを進化させてしのびのやいばといったプランが取れます。
個人的にはみずかけのケロマツのイラストが好きです。
□ゲコガシラ
ゲコガシラも3種類。
![](https://assets.st-note.com/img/1710815670784-gVi642flIs.png?width=1200)
どれもHP90、逃げ1です。激しく暴れまわってるスプラッシュとひるがえすには申し訳ないですが、しびれみずがバトルにおいては最も役割を果たせそうです。
というのも、ゲッコウガで戦うことが前提のデッキにおいて、ゲコガシラがバトル場でワザを使うこと自体が緊急事態です。
そこで使うワザが低コストで使える時間稼ぎであれば、2進化へのつなぎという意味ではしっかり仕事していると言えるでしょう。
たった一人強キャラ感出しているだけあります。
■相性の良いカード
ここまで、ゲッコウガex単体のスペックを見てきましたが、長所を伸ばす、短所補うなどで相性の良いカードを模索してみます。
●ピジョットex
同じく2進化でアメを共有できるサポートポケモン。
ダブルターボも共有でき、サブアタッカーとしても機能します。
しのびのやいばからナンジャモされ、ボトムに戻されてしまっても回収可能。
●かがやくフーディン
中途半端な打点を調整できる特性を持ちます。
リーサルシーンが増えそうな反面、ゲッコウガex自体がダメカンのボリュームをたくさん産めるわけではないので数が足りなくなるかも。
逃げるコストが2なのでお世話が大変です。
●かがやくゲッコウガ
エネコストが低いぶん、こちらにエネ貼り権利を使えることも。
ミミッキュを突破するためにも有用。
ドロー用としても便利ですが、ゲッコウガexはエネ少なめで動くポケモンであるため、そもそもデッキにエネルギー枚数は少ないかも。
それでも、序盤に場を整えるために活躍してくれる1枚です。
●かがやくカメックス
水エネルギーを手札からトラッシュすることで、ベンチ1体に2つダメカンを置くことができます。ゲッコウガexの打点を補助する役割を持ちます。
こいつも逃げるコストが2なのでお世話が大変。
●パルキアVSTAR
200前後の打点から、大型たねで壁になる、エネルギー加速もできて良いことずくめの良き相棒。水弱点に対する圧倒的な強さも。
●オンバーンex
ダブルターボを共有できる中でも、ダメージ効率で若干不利を取りそうなたねex、Vに対して有効な対策カード。
古代・未来にも大きな影響力を持ちます。
●ヨノワール
サマヨール・ヨノワールの特性「カースドボム」は自身をきぜつ代わりに5個または13個のダメカンを相手の1体に乗せるもの。
発動条件が任意気絶であるため盤面に置いておけることが強みで、特性であるが故に自分のターンを終わらせずにターンを進めることができます。
特性による恩恵は主に以下三通り。
1,サイド調整
ツツジやカウンターキャッチャーのトリガー、
ナンジャモ、での疑似ハンデス
2,ボード破壊
システムポケモン(マナフィやビーダル等)を破壊し、そのターンないしは相手のターンでやれることを減らします。
3,加点
→忍刃170+50=220(たねV、EX)
→忍刃170+130=300(VSTAR、HP増加たねEX)
※何かで補助できれば310〜に到達し2進化EX
→連打100+50=150(アーケオス)
→連打100+130=230(たねV、EX)
→連打120+50=170(ネオラント、イキリンコ)
ベンチを狙撃してボードアドバンテージを奪うゲッコウガとは何かと相性が良さそうです。
まだ研究段階のため相性の良いカードはこれからもたくさん出てくると思います。
しのびのやいばのサーチも相まって使い分けや育成補助などもできるため、今後も非常に楽しみです。というか相方の候補が無限すぎる。
■サンプルデッキレシピ
ここでは、ゲッコウガexのレシピ例をいくつか上げてみます。
組み合わせは千差万別ですので、ぜひ試してみてください。
あと、良いのあったらDMで教えてくださいね。こっそり。
□パルキアかがやくゲッコウガ型(24/6/18更新)
![](https://assets.st-note.com/img/1718692355801-h4HoQC0xzb.jpg?width=1200)
パルキアVSTARとゲッコウガexがそれぞれ状況に応じてアタッカーを努め、合間にスターポータルげっこうしゅりけんを決める安定度に振ったデッキ。
ゲッコウガexがいると相手はマナフィを置かなくてはならなくなるので、ベンチはおそらく3体以上にはなるはず。
そうなるとパルキアVSTARのあくうのうねりのダメージが200以上安定して出せるようになり、その残りダメージをキャンセルコロンぶんしんれんだで刈り取ることができます。
トラッシュに水エネを送るかがやくゲッコウガと、トラッシュから水エネを加速させる力の砂時計を併用したデッキ。
パルキアVSTAR、ゲッコウガexともに砂時計と相性が良いので、スターポータルに頼りすぎず戦うことができ、結果としてスターポータルを自由に使うことによって打点のバリエーションが増える。
特に非EXを挟むという意味ではかがやくゲッコウガがシステム兼サブアタッカーになっているのはとても良いところ。
□ピジョット耐久フトゥー&オンバーンタッチ型
![](https://assets.st-note.com/img/1710685164617-dwkqtVmDnJ.png?width=1200)
豊富なアメをピジョットと共有しながら、任意のカードを常に持ってくる構築に、セイジオンバーンラインを追加しました。
序盤はエボリューションで進化しつつ、ゲコガシラ進化を残しておきながらゲッコウガexで戦い、途中でフトゥー博士で戻してゲコガシラを進化させるといった、疑似回復ループも搭載しています。
加えて岩のむねあても採用。闘タイプの受けるダメージを‐30することができ、ゲッコウガの実質最大HPが340になるため、悪リザードンexの最大打点を耐えることができます。同様の効果を持つサバイブギプスも採用。
要所で持ってくることができるピジョットとゲッコウガの強さを活かし、1体のゲッコウガを3回以上使い回すことで愚直にしのびのやいばを連打していきます。
□セグレイブ水グッドスタッフ&ブーメラン型
![](https://assets.st-note.com/img/1710686577420-JJwKRiw2H6.png?width=1200)
セグレイブを軸とした非ルール水ポケモンツールボックスデッキに、対雷としての切り札として採用されたデッキ。
主軸はセグレイブのきょくていおんからのカイオーガ、かがやくゲッコウガとなりますが、特殊エネルギーを採用していることからホエルオーも搭載されており、非ルール1進化実質HP230のポケモンが240ダメージを出してくる上にヘビーバトンでエネルギー共有可能となりました。
ホエルオーにつける特殊エネルギーはミスト以外にもセラピーなどが良さそうかと思います。合わせてカビゴンを入れても良いですね。
肝心のゲッコウガexはホエルオーとの相性も良く、240→120(170)で多くのポケモンを倒すことができます。そして、念願のブーメランエネルギーをつけるための加速もセグレイブでしてもらえるため、ゲッコウガが立ったタイミングで
・ブーメラン1枚ときょくていおん水2枚でぶんしんれんだ(ブーメラン、水トラッシュ)
↓
・ブーメラン2枚ときょくていおん1枚でぶんしんれんだ(ブーメラン2枚トラッシュ)
と進めることが可能です。
カイオーガ、かがやくゲッコウガ、ゲッコウガexとアホほどベンチを狙えるので、キャンセルコロンとボスはさらに増やしても良いかもしれません。
□速攻ぶんしんれんだ&狙撃デヴォリューション型
![](https://assets.st-note.com/img/1710816551712-PFdbKwAHQJ.png?width=1200)
とにかく2ターン目にぶんしんれんだを撃ちにいくことと、かがやくカメックスのポンプショットで打点を整えながらデヴォリューションで2進化を瓦解させるデッキ。
カイ・ペパーからキャンセルコロンや森の封印石、デヴォリューションをサーチしつつ、相手からボード(盤面)アドバンテージを奪い去ります。
ボードを半壊させつつ、ロストシティで重要なパーツをどんどん落としていけば、ミミッキュもマナフィもなんとかなるでしょ!
□【シティS4ベスト8】リザードンex&ヒーローマント型
![](https://assets.st-note.com/img/1713789470825-mZqmu2sp15.jpg?width=1200)
ゲッコウガexのできないこと、やりたいことをリザードンexがカバー、リザードンexの不器用さをゲッコウガexがカバーしあっている構築。
メインはあくまでゲッコウガであるものの、もちろんリザードンも最低180からダメージを出すことができるので、デッキパワーの底上げができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1713790313025-GjfCk739yk.png?width=1200)
相手によってアタッカーを変えるが、基本的には1エネ起動できるゲッコウガから立てて戦っていく。しのびのやいばさえ通ればピジョットも立てられるので、まずゲッコウガから立てます。
このままのんびり盤面を作っていくと見せかけて、リザードンを立てて煉獄支配をすると、ゲッコウガに炎2エネ、リザードンに1エネつける構図ができあがり、突然相手のポケモン二体に120与えることができるようになります。
これがゲッコウガリザードンの協力プレイであるわけですが、実際分身連打が通るのは試合に1回あるかないかくらいです。
そのため、継戦能力を高めるためにベンチのケロマツないしゲコガシラに学習装置をつけておくことで、1エネゲッコウガが倒された際にすぐ煉獄支配分身連打が可能な状態を作っておきましょう。
この学習装置は、序盤ペパーで持ってくるのどうぐがヒマなときに最適で、割られても問題ないし使えたら加速できるので、エネの節約込で非常に役に立ちました。後述するヒーローマントを割られないためにも、先に学習装置を場においてロストスイーパーを使わせる役割もあります。
エーススペックは最後まで迷いましたが、ゲッコウガは各種カードをサーチできる関係上、「他カードで代用できるならそれでいいかな」といった精神で、今回は「他カードで実現できない」という評価からヒーローマントに決定しました。
エーススペックそれぞれのこのデッキにおける評価はこんな感じ。
・プライムキャッチャー
キャンセルコロン分身連打がやりやすくなる
単に呼べる回数が増える
・ネオアッパーエネルギー
炎つけたケロマツが進化していきなり分身連打できる
エネ枯渇したリザードンが起動できる
リザラインがいなくてもいきなり分身連打できる
・アンフェアスタンプ
序盤の事故らせと後半のワンチャンを生み出せる
・ヒーローマント
相手のリザードンの最大打点や210×2を耐える
終盤の負け筋になるポケモンをマントを守って計算をずらす
たねポケモンがロストマインで倒れなくなる
直前の週のデータを見ていたところ、リザードンの次にロストバレットが増えていたため、HPの枠を増やすのが得策と思いヒーローマントを選択。
結果、大正解でした。
▼その他
・ロストシティ
マナフィやミミッキュをロストするために採用。
キャンセルコロンとセットで使おう。
・ミストエネルギー
デヴォやマイン、レクイエムを避けるために採用。
実際はシンオウなどでかわされるが、あるとないとで戦いの幅に大きく差が出る。ダブルターボと迷っていた枠。
▼予選マッチ
VSリザードンピジョット 勝
最後の最後でお相手がロストスイーパーを引けず、
360バーニングダークをヒーローマントで耐えて勝ち。
VSリザードンピジョットビーダル 勝
お相手ヒトカゲのみだったので、ゲッコウガで倒して勝ち。
VSイダイナキバ 負
一撃で倒すことができず、倒しきれずLO。
VSサーナイト 勝
お相手の事故度が高くてつけ込んで勝ち。
VSカイリキーピジョット 勝
こんじょうカイリキーが山破壊してきて非常に厄介。
泣きそうになりながら攻撃を続けててロストしながらボードを破壊し、こんじょう発動せず勝ち。
VSロストギラティナ 勝
予選3位で決勝トーナメント進出!
決勝トーナメントに…残ったぞ…ッ!! https://t.co/kBW8ozDYAJ pic.twitter.com/JBCJ70SmBj
— CHANG (@changpcg) April 21, 2024
▼決勝トーナメント
VSリザードンピジョットビーダル 負
二戦目のお相手の方。
絶妙なタイミングのデヴォリューションでアタッカーが全員たねになり、最後の勝ち筋であるタイムアップ前にビーダルを縛ってサイド勝ちするプランが相手のナンジャモで消えてしまい敗北。
すべてがお見事すぎた。くやしい。
ベスト8。
ゲッコウガを触り初めて、練習らしい練習はそこまでできなかったんですが、効率を考えてやれることをやった結果が出て良かったよかった。
□ユキメノコ&ダメージコントロール型(24/6/20追記)
![](https://assets.st-note.com/img/1718691683760-GVONvxae2G.jpg?width=1200)
特性「いてつくとばり」で全体にダメカンをばらまきながら、ダメージ調整をする型。相手のマナフィを2−4ターンかけて倒すことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718691758941-wdeyl5ulLy.jpg?width=1200)
当然強い特性ではあるんですが、ダメカンが乗るスピードがゆるやかではあるので、マナフィをしっかり倒すにはユキメノコを2−3立てていきたいですし、その加点があるとはいえ過信せずしっかりゲッコウガ自身で立ち回っていく必要があります。
水オーガポンでロックしたり、かがやくフーディンでダメージ調整したりできるので、ターン数を多くじわじわとダメカンを増やして、分身連打含めて一気にサイドを取りたいですね。
□ヨノワール&リザードン全対応欲張り型(24/11/25追記)
![](https://assets.st-note.com/img/1718814391157-0RgANsgKzw.png?width=1200)
「おれのやりたかったこと、全部できるッ……!」
先述したヨノワールラインのカースドボムを採用した上に、リザードンとのハイブリッドで構築した2進化4ラインのデッキ。
前半はゲッコウガ、後半はリザードンで戦う軸自体は変わらないですが、サマヨール、ヨノワールの打点で対応幅を広げています。
ヨノワールの役割はマナフィ、かがやくゲッコウガ、ビーダル等の60以上のシステムポケモン破壊。
サマヨールの役割は、撃ち漏らしやリザードンの加点、カウンターキャッチャーのトリガーです。
まだまだ研究途中のレシピではあるのですが、できれば
・崩れたスタジアム(ロトム、傷ついたピジョット除去)
・かがやくフーディン
これらを採用したいところ。できれば併用したい。
フーディンがいるとサマヨールの5点とペインスプーンの2点でマナフィを倒せるため、先述の幅が広がります。
ただ逃げるエネルギーが多いため、入れ替えギミックを増やしたいところ。
現在はドラパルトからヨマワルを守る、青天井系を耐えるためのヒーローマントにしていますが、フーディン型にするならポケモン回収サイクロンなんかも良いかもしれません。ペインスプーン2回使えたりするもんね。
残りサイド3枚にもなればカースドボムから3枚取りも楽にできますが、ステラミラクル発売後はフトゥー博士のシナリオがブライアに変わることで、1つの番でサイド4枚5枚取りも夢ではありません。
ブライアがルールを変えてしまうレベルのカードパワーであり、ゲッコウガともリザードンとも相性が良いので、このデッキの今後の成長が楽しみです。
本デッキでシティリーグ3期連続決勝トーナメントに進出できたので、その件をまとめました。新記事です。
■環境での立ち位置
個人的には、「エネ加速がいらないので、ほぼリザードンの構築でいけるな」と勝手に思っており、すなわちビーダル型なのか、ピジョット型なのか、エボリューションなのかアメなのか、といった同じ議論ができると思いますし、まだまだ発展途上なので色々な使い方ができると信じています。
率直に言って、環境トップにいきなり躍り出るというよりは、Tier3くらいから少しずつ動くような気がしますし、記事を更新している24年6月時点でも、Tier3レベルでゲッコウガ好きが使う、尖ったデッキであるように思えます。
対2進化系統
序盤は同じような展開から入りますが、後半ジリ貧になる上にベンチのテラスタルポケモンにぶんしんれんだは効きません。
フトゥーの回収やヒーローマントなどで耐久を高めつつ、デヴォリューションでリソースを削っていく試合になります。
デヴォ2枚あるととても楽。
対たね+2進化
こちらから一撃できる方法がマキシマムベルトくらいしかなく、そうなるとおそらくパオジアンに一方的に殴り負けそう。(サマヨールと併用しても良し)
一刻も早くマナフィにキャンセルコロンぶんしんれんだをして、セグレイブを積極的に枯らしていきましょう。
対ロストバレット
悪くない展開はできると思いますが、キャンセルコロンぶんしんれんだをしない限りはリザードンと同じ。
対たね大型(古代、たねEX系)
打点ラインがゲッコウガからすると最も厄介ではあります。
サマヨールで加点して220まで倒すほか、分身連打2回などいくつかアプローチはありつつも、そのまま2回殴るゲームをしているとリソース負けしていきそう。
リザードンなどの一撃系相方がいると割と楽。
■エモさまとめ
というわけで、今回は基本スペック、ワザの特性、実際の使用法という形で分解をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
1エネ高コスパ、サーチと闘タイプということでまだまだこれから化けるポケモンだと思うので、引き続き研究していきたいと思います。
ところで、今回のゲッコウガexのエモさについて少し話させてください。
カードサーチするインテレオンみと巨大狙撃するウーラオスみがあり、まるで2体が合体したようなカードだと勝手に解釈しており、インテウーラを3年間使ってきた身としてはこのゲッコウガexが今後3年の相棒になったらいいなあ、と一方的に色目を使っている次第であります。
そしてSARのあのイラストですが、今までポケカにおいて「頭のテラスタルシンボル邪魔くさそうだなあ」と思っていたあの部分は、まるで王冠のように輝いているように見えませんか。
「あッ、ゲッコウガ様ッ…♡」って全員ひれ伏すべきだと思いませんか。
ついでになんか後ろから茶色い液体が漏れ出てますし、あれきっと石油だと思います。なので名実ともに実質の王。
ゲッコウガコレクターとして何枚集めるか迷っているのですが、おそらく発表されていないSRもあると思いますので、まずは
RR:20枚(4枚ポケットの上段と下段を2枚埋める用)
SR:4枚(4枚並べる用)
SAR:8枚(4枚並べた上で4枚使う用)
を目指したいと思います。
ちょっとお財布心許ないので、どっかで石油吹いたりしませんかね。
強さと年収を伴った新たな主人公として、環境に切り込んでいって欲しいと思います。
がんばれ、ゲッコウガex。お前がナンバーワンだ!
水ゲッコウガたち「「「「解せぬでござる」」」」 https://t.co/PvUS0LnE5f
— CHANG (@changpcg) March 15, 2024
お前たちはファイルでお留守番してような。
↓↓(24/6/20追記)
集まりました。
最高。。
そして見てくれ。
— CHANG (@changpcg) April 4, 2024
テラスタルゲッコウガたちの美しさを!
見開き眺めて1日終わりかねない。 https://t.co/kA197g7Wbk pic.twitter.com/4Bai00Xa2g
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