20200409
去年末に知ったThe Ordinaryという、カナダ発の基礎化粧品ブランドのものに切り替えて数ヶ月、とても調子よく、かつ高濃度の美容成分が入っているのにとても安い(1アイテムあたり600-1500円程度で、美容液を自分にあわせて組み合わせてオイルやクリームでフタ、の朝夜ケアでだいたい1ヶ月あたり1500-2000円程度。ナチュラル/オーガニック系のものを買ってた際より1/3-1/4程度に抑えられている)。
わたしはイギリスのBeauty Bayというオンラインショップから取り寄せているのだけど、今般のCOVID-19蔓延にともなって輸送の停滞・著しい遅延が起きるのではと不安になって(結果、今回は以前とあまり変わらなかった)、まだいくつかアイテムは余ってるけれど、少しだけ余分に取り寄せた。ものが、昨日届いた。
そのなかの、Borage Seed Oilというものが、昨夜つけてみたところとても生臭く、これは……酸化? 海藻っぽくない? ……塩みあるよな、と同時期にThe Ordinaryを使いはじめたオカダと、そのニオイについてしつこく話した。
一応フォローしておくとこの、ボラージ、ルリジサやスターフラワーとも言うらしい植物の種子からとれるオイルは、湿疹やかゆみなどに効果的らしく、DECIUM(このブランドを出している会社)のサイトを見ると「健康的な肌へ」とうたっている。いや、しかし……まだ一度しか使ってないのでわからないものの、確かに「敏感肌にいい」とか「皮膚トラブルに効果的」と言えるとしても……。さすがに「ただし生臭い(海からあがった海藻臭)とは書けないだろうとは言え。
どう使うか悩むために、ひとまず手指につけて、かかと、膝、すねにもいいかもしれない、と手をこすっていたら、やはり海藻臭。ただし、これが30mlで653円なので失敗してもあまり痛くもない。別のクリームに混ぜるなどして、香りを軽減してみようと思う。
さて、布マスク2枚である。まだ政府から送られてくる予定、らしい。報道によると、5000万世帯(世帯単位は本当にやめていただきたいです。家族主義反対)への配布で当初200億程度と言われていたけれど、それも勘弁だったのに、なんと466億円になると聞いた。いりませんと各人が投げ返したところで、ポロポロと布マスクが地面に落ちてあんまり迫力がないので、人数集めてダンボールに入れて一気に永田町へ送り返すというのはどうだろうという話をオカダとする。あるいは各人とっておいて、後年誰かに現代美術の素材として使ってもらう、など。
2018年の8月に、アジア女性舞台芸術会議のミーティングで、ベトナムのハノイとフエに行った。美術、演劇、映画などの検閲が厳しいベトナムでアーティストたちは、いろいろと試行錯誤している話を聞いた。そのなかで、国土交通省的なところの政策で、いろいろな場所で通行料をとっているのに反対するために、最小の貨幣単位で支払う、つまり日本で例えば料金1000円を1円1000枚で払う、というようなことを各検問施設で同時に行って困らせた結果、一時期その徴収が廃止されたという話がおもしろかった。
反対! ふざけんな! という怒りの声をあげるのも大事で、続けて然りと思うかたわらで、そういうこともやってみる価値はあるのだろうか、ないのだろうか、どうなのだろうか。
月兎印が陶器製のコーヒーフィルターを作っていると知った(紙のフィルターが要らない)。
外出を控えるというとき、常日頃から家でいかに快適に過ごすかに労力を割いたりアイディアをめぐらせてきた人と、家には寝に帰るだけという人ではずいぶんそのストレスに差はあるだろうし(またはそんなのどうでもいい、良くも悪くもないという人もいるだろう)、広さや部屋の数、そこにある物の量や可動域の広さにも心理的な影響はあるだろうな、など考える。
わたしが今いちばん欲しいのはお皿や小皿。自炊の盛り付けのバリエーションを増やしたい。これまでも、できあいのものを買うことも少なくないが、プラ容器は味気なく、移しかえるようにしている。
自分が中学生とか高校生のころ、あの高知市内の一軒家で、父母兄弟と1ヶ月外出できない、となったら気が狂ったかもしれない、と想像する。家にいると居間のゲーム用テレビでスーパーファミコンをしながら、タバコの煙をモクモクさせてる父が、疎ましかった。わたしはタバコを吸わないけど、タバコを吸う人を好きになりがちやし、今ならばそういう父を受け入れられるかもしれないけど、それでも別の部屋に引っ込むよなと思う。
首都圏のレストランなど飲食店が持ち帰りを実践したりしていると聞く。休業補償がない以上それはしかたないし(早くやってください)、できるだけ応援したいけど、同時に使い捨てのプラやアルミの容器がもったいないし環境へのインパクトを軽視できないとも思う。
晩ごはんは、友達の「鶏ごま油そば」のレシピの、鶏むね肉がなくて鴨の燻製があったから代用したものと、高知から送られてきたフルーツトマトをビネガーとオリーブオイルをかけたものと、あとかぶの浅漬け(白ごはん.comのレシピ、昆布は火に炙るとハサミで細く切りやすい)。
スーパーなどへの買い出しはほとんど昼間〜夕方にやるので、19時ごろ、外を歩くのは10日ぶりだった。最寄駅近くの商店街にはいくつか飲み屋の灯りがついていて、スーツ姿の会社帰りらしき人たちがけっこういてびっくりした。
コンビニとかスーパーも、ずっと棚が埋まってなくても良いから、生活が圧迫されない、日常と変わらない程度に流通や生産はキープするとしても、営業を抑制し、休業補償をして、人が出なくて済むようにならなくて、大丈夫なのかな。
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