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【2024年・牡牛座新月】この一年の変化をしっかり受け止めよう


こんにちは。

新年度が始まって、早1ヶ月。あっという間に5月に突入したかと思えば、大型連休も終わり普通の日常が戻ってきました。

ここ2週間で、大きな経済の動きなどもありましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。




2024年5月8日(水)午後12時22分、牡牛座新月を迎えます。


今回の新月は、太陽・月・金星・木星・天王星の5天体が大集合した牡牛座コンジャンクション祭り。

まさに、「牡牛座木星期」であったこの一年の総復習となる新月でしょう。



気づいたら「茹でガエル」になってない?


昨年の5月17日に、木星が牡牛座にイングレスしました。この一年、円安が激しく進んだり、光熱費や食料などが高騰しました。

牡牛座は「お金」や「豊かさ」を表すサインです。この一年の中で経済に関することや、自分自身の価値観と向き合わされた方も多いのではないでしょうか。

新月は本来「何かを始める」に適した時期ですが、今回ばかりはしっかりと”振り返り”を行なってほしいのです。


牡牛座が起こす変化って、すごく”ゆっくり”です。一日単位では到底気づくことができないような変化を起こしていきます。

例えば・・・


・「観光客をもっと増やそう!」なんて言って対策せずいたら、いつの間にかオーバーツーリズムになっていた

・「まだ大丈夫〜!」なんて思っていたら、いつの間にか10kgも体重が増えていた

・「面倒だから」と確認を怠るのを後回しにしていたら、知らぬまに金利が動いていて大損していた


まさに、「茹でガエルの法則」です。

茹でガエルとは、緩やかな環境変化下においては、それに気づかず致命的な状況に陥りやすいという警句。生きたカエルを突然熱湯に入れれば飛び出して逃げるが、水に入れた状態で常温からゆっくり沸騰させると危険を察知できず、そのまま茹でられて死ぬという説話に基づく。

茹でガエルの法則/Wikipedia


木星はよく「幸運の星」とか「ラッキースター」と呼ばれますが、決して幸運なことだけを起こしてくれる天体ではありません。

本来の木星の象意は「拡大」や「発展」であり、宇宙の世界には”善悪”なんてものはないので善いことも悪いことも、全部まとめて「拡大」したり「発展」していきます。


牡牛座の前、昨年の5月中旬までの牡羊座木星期はかなりスピーディーに環境が変化した方も多かったと思います。

それは牡羊座が「スピード」の星座だからで、急激な変化には自然と人は「なんとかせねば!」と対応せざるを得なくなるからです。


でも牡牛座はエレメントが土で、クオリティは不動宮。とにかくゆっくりなので目にみえる大きな変化というのはないもの。

「まだ大丈夫」なんて思っていたことが、気づけば雪だるま式に膨らんで手をつけられないほどになっていた!ということがきっとこの1年間に起きているはずです。

もしも今、思い当たる節があるのであれば目に見える形で数値化するなりして、現実をしっかり見るようにしましょう。



情報が入ってきやすい分、不用意に傷つかない対策を


今回のチャートはアセンダントが乙女座で、チャートルーラーは水星です。その水星はキロンとタイトに重なっています。

水星逆行が終わり、今回の新月図のチャートルーラーということで情報感度が高まっていたり、色んな情報にアクセスしやすいのですが、それゆえに些細なSNSの投稿や周囲の話から傷つきやすくなる配置ともいえます。


実際に今SNSを賑わせているのが、生田斗真さんに関するこちらの投稿。

「女性をイラつかせた」とありますが、怒りとは”悲しみの二次感情”です。

今月1日に火星が牡羊座入りして間もないですが、「怒り」の象徴である火星にとって牡羊座はホームのような場所(ドミサイル)です。

水星と火星とキロンとが牡羊座に滞在している今というのは”些細な一言”がとんでもなく誰かを傷つけてしまったり、それによって炎上が起こりやすいとも言えるでしょう。気をつけていきましょう。



「センスを育む」ことは「自分を信じること」


今回の新月は牡牛座19度で起こります。サビアンシンボルは「新しく形成される大陸」です。

実は最近、日本にも新しい島が生まれ始めているのですがご存知ですか?東京から1000キロ離れた場所にある「西之島」です。

日本で一番“最近”できた島「西之島」と生態系誕生の秘密

最新の情報だと昨年の秋ごろにも噴火活動があったようで、私たちは今このサビアンシンボルの実写化を目の当たりにしています。

海の中にあった海底火山から煙を吹き出して溶岩が溶け出して、大地を形成していきます。海は「感情」のシンボルですが、内側に眠る「感情」が吹き出し”大地”という目にみえる形で現れたのですね。

この世界には、このような海底から吹き出してできた島がいくつもあります。大きな大陸も元はと言えば海でした。そんな数ある島の中で、全く同じ形の島ってないはずです。

細長い島や、丸い島、色んな形の島があって、それはきっと唯一無二です。


今回の新月が起こる牡牛座は「五感」のサインでもあります。牡羊座で生まれた生命は、次の牡牛座で”肉体”を手に入れます。

この”肉体”は「魂の乗り物」で、この乗り物のおかげで外界とコミュニケーションを取ることができます。そのコミュニケーションツールが「五感」というわけです。

「五感」って、言い換えるとその人の「絶対的な価値観」なんですね。

例えば3人が同じカレーを食べたとして、Aさんは「辛い!」と言い、Bさんは「美味しい!」と言い、Cさんは「もっと辛くていい!」と言ったとします。

3人それぞれは正解であり、これが3人それぞれの「絶対的な価値観」なのです。 ”絶対的”ですから、変える必要はなく周りに合わせる必要もないんです。


昨今の世の中は情報に支配された世の中なので、見たい情報も見たくない情報もすぐに視界に入ってきてしまいます。

「昨日公開の”XX”って映画、全然面白くなかったw」

気になる映画にこんな口コミがついていたとして、あなたならどうしますか?

人間は損をしたくない心理が働くので、大半の人は「それなら見にいくのやめようかな」って感じるでしょう。でもそれって、すごく人生の幅を狭めていてもったいないことだと思いませんか?

この口コミをした人は、あくまで”その人のものさし”=その人の絶対的価値観に基づいて批評したまでに過ぎないのです。あなたとは別のものさしを持っているので、あなたがみたら十分面白いと感じる内容かもしれないのです。


口コミ投稿などが当たり前になってきた昨今では、こんなふうに知らない間に「他人の絶対的価値観」に踊らされてしまっていることが多々あるのです。

「みんながつまらないと言っていた映画だったけど、私は面白かったな」

そう思ったのなら、それがあなたの感性=五感であり、その五感は唯一無二の「絶対的価値観」なのです。それを、少数派の意見だからと縮こまる必要がどこにあるのでしょうか?

牡牛座の支配星は「金星」です。金星は愛やときめきの象徴ですが、”愛”とか”ときめき”ってどこからくるのか?と言うと「私はこれが好き!」と言う感性=五感からくるものなのです。

金星の状態がいい人は「センスが良い」と称されることも多いですが、センスが良い人というのは「自分の感性・感覚を信じている人」と言い換えることができると思います。


これからの時代は良くも悪くも「個」の時代。自分軸だったり、周囲に流されない強さがものを言う時代です。

土のエレメントは他にも乙女座や山羊座がありますが、土のエレメントの始まりはこの牡牛座です。

五感が備わり、感覚が研ぎ澄まされるからこそ高度なコミュニケーションができるようになるし、そういう魅力的な人間に愛とお金が集まってくるのです。

「物質的な豊かさ」を享受するための第一段階がこの牡牛座なのです。ぜひ自分自身がこれまで磨いてきた「絶対的価値観」を信じていきましょう。


以上、今回の牡牛座新月の所感でした。

どうぞ、素敵な2週間をお過ごしください。


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neru¦星を読むホステス兼ライター
今後も執筆に勤しんで参ります。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!