2021年全国社会人サッカー福島県予選FFC松下戦準々決勝 観戦記!
6月27日、いわき市勿来にあるクレハ総合運動場で行われた準々決勝の観戦記です。
今回の対戦相手はFFC松下さん。県1部の所属。2020年の県リーグでは、
シャンオーレが天皇杯2回戦で戦ったいわき古河FCさんに次ぐ第2位という結果で、いわき古河FCさん(2-3)以外には負けていないという強豪です。さらには、東北1部所属のFCプリメーロさんからの加入選手も多く、苦戦が予想されていました。準々決勝から40分ハーフ、延長10分ハーフ、PKとなるレギュレーションにかわった。
シャンオーレの布陣はいつも同様に4-2-3-1。右SBに今シーズン初先発(GK以外で)NO.17山崎が、左SBにも新加入で初先発のNO.22佐々木が入った。また左SHにNO.77吉成が怪我から復帰し先発出場となった。
一方、FFC松下さんは4-3-3?
天候は曇り、海沿い特有でさほど気温も暑くないコンディション。午後1時30分kick off!
対戦相手のFFC松下さんは、DFラインから中盤を挟んでサイドに展開するサッカーが特徴のようだ。またFWもサイドに流れて中央を崩していくポゼッションを得意としている。
そんな中、前半5分に思わぬ形で得点が生まれる。
相手陣内の深い位置で、相手フリースローをNO.21中鉢が前線からプレス!引っかけたボールをNO.77吉成がNO.10五十嵐へバックパス。またリターンでNO.77がペナルティエリアへドリブル開始!相手DFがたまらず後ろから足を引っかけPK獲得!吉成がキーパー左へ落ち着いて決めて1-0(キーパーの足に当たったのでドキッとしたが...(笑))
その後も前線からのプレス、中盤でも囲い込んだ守備で相手にシュートまでもっていかせない、チーム全体でディフェンスの意識が高かったに思う。最近の試合の入りは特に良くなっており、落ち着いたプレーが目立っている。
しかし、今回の試合でキーになったプレーが出てしまう。
前半11分、前線からのプレスで相手のクリア―ボールをNO.10五十嵐が拾い、右サイドでフリーになっていたNO.6渋谷にパス!ゴール前でGKと1対1になるかと思われたが、少しボールが長く渋谷が触る前にGKが捕球体制、そこに足から渋谷が突っ込みイエローカードが出される。キーパーと接触する時には足を引っ込めていたが...これで渋谷は2枚目のイエローで次の試合は出れなくなってしまった。
余談だが、気持ち的には分かるが、相手監督が第4審判及び主審に対して執拗に抗議をしていたが、外で見ていてあまりいい気分ではなかった。これもイエローの対象になるのでは?まぁ私はシャンオーレ側だからそう見えるよね(笑)
この後の展開は一進一退と言うよりは、ほぼシャンオーレペース。だが、攻撃のスイッチが入る前にボールタッチが多くなり、狙われてボールロストする事が多かった気がする。監督の声で簡単に離せ!フィールド全体に響き耳に残った飲水タイム前だった。
飲水タイム後も若干パスコースを探してタッチ数が多くなることもあったが、いいプレーも随所にみられた。前半22分、DFラインから今回初先発のNO.22佐々木が相手の裏をドリブルで突破しNO.7高橋にスルーパス!オフサイドの判定だったが微妙だった。
こんな感じで、シャンオーレが押す展開だったが、思わぬ事態が...
前半32分、左サイドでのボール奪い合いから相手NO.14がNO.6渋谷のボールを後ろから足をかけるも笛が出ず、そのルーズボールを保持して、さあ攻撃のところで、相手NO.14に渋谷が足を引っかけ2枚目のイエローを貰い退場となった。さらに審判に対しての暴言があったとみなされ笛が吹かれた。これで2試合の出場停止が確定、よって全社福島県予選決勝まで行っても出場できない事となった。
いろいろいろんな意見があって然りだとは思うが、ファールは仕方がないけど、審判にはリスペクトして欲しかったかな。
でもその前のNO.14が後ろから行ったプレーで笛が鳴っていたら、イエローも無かったのにね!あれはファールじゃないの?(笑)
多少嫌な空気が流れたが、退場した渋谷に監督が放った一言がチーム全体を鼓舞する一言に変わった!
「シブ!このあとチームが大変な事になる!しっかり見とけ!」
その一言が選手全員が腹を括った一瞬だったと!負けらんね~!と、
前半は1-0で終了する
後半もひとり少ない状態で、40分戦う事となったが、監督はハーフタイム中、選手全員に後半戦の戦術を伝え、選手一人ひとりの役割が明確になった。そしてこの後の結果に表れる事となった。※結果論ですがね(笑)
後半はじまってすぐ、後半5分に追加点が生まれる!
右からNO.10五十嵐がコーナーキックを蹴るも大きくなり、左サイドで待っていたNO.77吉成が判断よく早めに開きボールを確保、さらにドリブルから右足でファーサイドへ絶妙なクロス!待っていたエース!NO.21中鉢が豪快にヘディングで決める!
早めに追加点を決めたのは大きい!!今のシャンオーレの得点能力はスゴっ!
これで2-0
更に追加点!後半8分に右サイドからのスローインをNO.7高橋が相手DF2人を巧みなドリブル&フェイントで突破!左サイドで待っていたNO.77吉成が左に豪快に決めて追加点!
ヒロキのフェイントとドリブルは凄すぎでしょう!ついていったDFが2人とも抜かれた後
諦めてましたからね!吉成も後ろからDFがファール紛いのプレーで止めに来たが、振り払ってシュート!これで3-0。NO.77吉成は全得点に絡む2得点1アシスト!
後半11分に相手の選手と接触しNO.4芳賀が口の中を切り、一時フィールドを離れる。そこで今回MVPな活躍だったNO.22佐々木!身体を張ったディフェンスが随所に見られ、危ない場面をほぼ完ぺきに潰していった。シャンオーレでは初の左SBだったのにも拘わらず、まさに鉄壁の守備!
それもあったのかは分からないが、相手の攻撃はDFラインで回しながら前線へのロングパスを多用し、特に真ん中付近へルーズなボールが多かった印象。それをNO.8岡部・NO.4芳賀が跳ね返す場面が多くなって、相手も攻撃の糸口が見えなくなっていた印象だった。
後半30分に相手の突き放す得点が生まれる。
相手ゴールキックをNO.7高橋が頭で落としNO.21中鉢に、それをNO.14三好へワンタッチパス、三好が左で待っていたNO.77吉成がまたしてもファーサイドへ絶妙なクロス!待ち構えていたNO.7高橋がNO.10五十嵐へ頭で落とすも相手DFに触り自分でシュートに持ち込み左足ギリギリで押し込む。
これで4-0!NO.77はまたしても得点に絡む大活躍!
これで吉成はお役御免となり、NO.33渡辺が投入された。
更に後半33分、右サイドで今日は頑張ったNO.17山崎OUT、NO.26池田IN。
投入後すぐの後半35分、相手陣内で得たFKをクリアされるもNO.7高橋がプレスを掛け、バイタルエリア付近でボール奪取に成功!それをNO.14三好が横から足を掛けられそうにになりながら、こらえてシュート!これが左上に決まって5-0となった。
書かなかったが、三好はあと2点ぐらいは決められるチャンスがあったので、やっと決めたか!の思いが強いわ(笑)
これで今日のシャンオーレは終わらない。
ほぼ戦う気力が無くなった相手にダメのダメ押し得点が。
後半36分、右サイドから上手い浮き球のパスを貰ったNO.21中鉢が抜け出し右サイドを突破!相手3人を引き連れて、左サイドで待っていたNO.33渡辺にパス!GKと一対一の形となってGKを抜き去り右足で決める!これで6-0。
NO.33渡辺はシャンオーレに入って初の公式戦での得点。緊張したのか、シュート前のドリブルが長くなり、全員がやっちまったな!と思った瞬間が(笑)まぁ入ったから良し!
後半39分、NO.21中鉢OUT・NO.13熊田IN
ATは4分。いまだにシャンオーレは前線からプレスを掛け相手ボールにチャレンジしていく
そこで今回監督から2回目の大きな声が...
NO.14三好がDFラインを突破した時、ベンチからコナーでボールキープの声が!
監督からあ~~、いま誰言ったんだよ!俺はそんなサッカー目指してないから!気を付けろ!と、
あくまでも最後までやりきるサッカー、せっかく攻撃しているのであれば最後はシュートで終わる。最後のボールキープはやらない!
もし選手がこのブログを見たのであれば肝に銘じてくださいね!
因みに、大きな声の1回目は、山崎~上がるなって言ったろーでした(笑)
最後までDFラインは崩れることなく、試合終了。
6-0で準々決勝突破!
以上、全国社会人サッカー福島県予選3回戦の観戦記でした。
今週は河東FCさんとの準決勝!同リーグ対決です。ここからはチーム力が試される試合が続きます。選手も満身創痍、出れない選手も出てきます。ベンチも大事、サポートも大事、応援も多くなったら選手の力になります。これを読んでいただいた方、時間があれば7月4日(日)相馬光陽サッカー場へ是非来てください!みなさんでシャンオーレの歴史を塗り替えましょう!
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