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2021年福島県社会人サッカーリーグ2部第1節 河東FC戦 観戦記

10月3日、会津総合運動公園サッカー場で行われた、福島県社会人サッカーリーグ2部第1節河東FC戦の観戦記です。

まん延防止法に伴う自粛期間があり、ようやく県サッカーリーグが始まりました。

思い返せば公式試合は7月25日に行われたクラブ選手権2回戦以来となり、約2ヶ月半ぶりとなります。練習再開も9月の後半からとなり、ほぼぶっつけ本番的な形となった。

一方、河東FCさんは会津地区でもあり、トレーニングや練習試合などができる状態で、ほぼベストコンディションでの試合であったと思う。

また、河東FCさんとは、前回、社会人サッカーの準決勝であたり5-0で勝っていますが、油断や練習不足でのミスが多かったりすれば、当然苦戦するし、今年の社会人サッカー選手権ベスト4に入っているチームなので、前の試合とは同じにならない難しい試合になる!そんなベンチの予想だった。

あと、忘れてはいけないのが、今シーズンからユニフォームが新しくなったのだが、初めて白を基調としたユニフォームでの戦いでした。

なんかドイツを思わせるユニフォーム初披露!

シャンオーレ郡山のフォーメンションはいつもの様に、4-2-3-1。キーパーにはNO.12小松が久しぶりの先発。右SBにはNO.17山崎が左SBにはNO.22佐々木が起用された。

河東FCさんも同じ4-2-3-1?CB2枚は身長が高く、シャンオーレが得意とする、コーナーからの得点はかなり厳しいかな?前回の試合でも中鉢の落としや裏からの得点はあったが、コーナーからヘディングシュートは無かったか?

試合が動いたのは、前半6分。相手ゴールキーパーからのボールを前線からプレスを掛けたがパスを通され、左サイドに展開されミドル?ロング?シュートを打たれGK小松が手を伸ばすも届かず失点してしまう。ある意味アンラッキーともいえる失点であったが、シュートを打たれる前のディフェンスがコースを切りに行った事で、間合いが長くノンストレスでシュートを打たれてしまった事が反省かな。まあ正直、キーパーには弾いて欲しかったが...

ブログでも書いたが、シャンオーレの失点が一番多い時間帯であったので、次の試合では気を付けてもらいたい。

しかし、すぐさま追いつく。目が覚めたのか失点直後からは前線からのプレスが嵌り始め、相手陣内での攻撃が多くなってきた。

前半10分、コーナーキックを獲得すると、NO.7高橋のボールをNO.4芳賀がGKに競り勝ち浮いたボールであったが、そのままゴールとなり、シャンオーレでの初得点が生まれた。

いままでCBとしてずーっと声を出し、1対1では負けない強さがあって、時にはずる賢い(笑)、シャンオーレでは欠かせない存在である芳賀が10試合目で初得点!

厳しいと思っていたコーナーからの得点でした。やっぱり芳賀は強いわ!!

これで1-1の同点。

ここから更にプレスが徐々に効いてくる。前半12分には、相手スローインからCBが受けて縦に入ったボールに対しNO.14三好がチェック!トラップをミスしたボールをNO.7高橋が奪いNO.10五十嵐にヒールパス、それをドリブルでゴール前に運ぶ。NO.14三好にパスするも相手CBが引っかけ、GKが触るも五十嵐が更にチェックしルーズに浮いたボールを高橋が奪い、真ん中で受けた三好が右サイドNO.33渡辺にパス、ツータッチからタクミがシュート!キーパーの股を狙うも弾かれサイドラインを割った。

プレス⇒後ろ向きになった相手⇒ボール奪取⇒ゴール前⇒シュートで終わる。素晴らしい形で、まさにシャンオーレらしい攻撃だった。

前半16分にもビッグチャンスが。左サイドのNO.22佐々木がNO.77吉成とのワンツーで抜け出し右サイドにいたNO.33渡辺にラストパスするも合わずシュートまで行けなかった。が、シャンオーレではSBの選手がゴール前まで駆け上がることが少なく、また相手DFに体を寄せてボールを奪うというフィジカルで押す選手がいなかったので、ひとつ攻撃のバリエーションが増えたと思った瞬間だった。

しかしキーパーと1対1場面だったので、あと2タッチゴール前に運べたらもっと楽にアシストできたかな?写真を見ると、佐々木は疲れて座り込んでいるので、スタミナの問題だったか?(笑)惜しいチャンスだった。

前半23分には決定的なチャンスが...

NO.17山崎が、右サイドのスローインをNO.7高橋へ送り、ペナルティエリアへドリブルしたところを相手DFが身体ごとぶつけてきてPKを獲得する。

ペナルティキックはいつもの通りNO.10五十嵐がキッカー。2年前からPKを外したことがない選手で、ほぼ1点は間違いないと思っていたが...

左に蹴ったボールはGKがナイスセーブ!得点ならなかった。

これも試合勘なのか...

問題のシーン。

(写真右:右手が触れているも、地面にも触れていた事で、故意とは判断されなかった?)

(みんながプレーを止めているが、タクミはシュートまで持っていき左サイドに決まる!)

前半36分にやっと勝ち越す。左サイドからのスローインをNO.7高橋が相手CBと競り合いボールをキープ!そこから右サイドでフリーになっていたNO.33渡辺が受けDFと勝負!絡まれながら、一瞬ハンドに見えるプレーがあったが、そのままシュート!これが決まり2-0となる。相手CBのNO.33が執拗に主審に詰め寄りイエローカードが出された。

これはシャンオーレに戒めにもなるプレー。

主審が笛を吹かないのにプレーを止めた事で1点が入り、また覆すことができないのに執拗なアピールでイエローカードが出された。頭では分かっているのにね。シャンオーレは気を付けましょうね!

これで2-1

その後も河東FC陣内で試合を進め、シャンオーレペースで前半が終了。

後半返しから、シャンオーレペースが続くも、中々得点には結びつかなかったが、後半7分良い形で得点チャンスが生まれる。

相手GKからのリスタートを、NO.14三好が前線からプレスを掛けボールを奪い、NO.77吉成にパス、右サイドから絶妙なクロスを送り、NO.21中鉢がDFと競り合いながらヘディングシュート!決まったかに思われたが、バーを直撃しGKがキャッチした。

後半12分、本人もびっくりの得点が生まれる。

NO.22佐々木が相手陣内の左サイドからスローインをしNO.8高橋がダイレクトでNO.14三好にパス、それを再び佐々木に渡し、佐々木がワンタッチからNO.21中鉢に送ると中鉢がブラインドになったのか、そのままゴールマウスに吸い込まれた。中鉢が触ったかとも思われたが、中鉢は正直に触ってませんと伝えてきた。NO.22佐々木も嬉しい?驚きのシャンオーレでの初得点!

これで3-1。普通の試合であれば、ここから怒涛のゴールラッシュ!が観られるところなのだが、今回の試合はそうではなかった。

そこから1分後、右サイドからボールを繋がれ、左サイドに展開。相手SHがゴール前にクロスを上げるとフリーで入ってきた選手にヘディングシュートを決めれらた!と思ったが、これはオフサイドとなり、得点を免れる。このボールに対しNO.12小松はボールウォッチャーで競りに行かなかったこと、これは反省したいところだ!

先程の後半13分プレーあたりから、相手に自由な球出しをされるようになり、思うようなプレスが効かなくなってきた。

後半16分、相手に追撃の得点が生まれてしまう。

ハーフウェイラインの高い位置で相手DFがボールを左右に回し、SBからタテパス1本で相手FWが抜け出しNO.4芳賀と競り合う。そのボールを拾い、パスを回されNO.8岡部が必死に競るも左サイドにされに展開、NO.22佐々木も裏を取られGKと1対1となり簡単に右サイドに決められた。これで3-2

3-1となったあたりから気を緩めたか?

後半36分にNO.8岡部が足を攣り、ベンチに下がる。この後に悲劇が...

後半37分、まさか…

右サイドからのスローインをNO.14三好とNO.17山崎が相手をサンドしてボールを奪い、山崎が前へクリアするも相手に拾われ、また右サイドにパスを送られ、そのボールを山なりのクロスをゴール前へ蹴る。キーパー正面でキャッチしたかと思われたが、ファンブルし詰めていた相手に簡単にゴールを決められ同点とされてしまう。これで3-3

一言で言えばGKのキャッチミスだが、その前に山なりとは言えクロスを上げられた時にプレスが効かなかった事。その前のプレーのクリアボールはサイドに蹴りだして、プレーをリセット出来たかもしれない。キーパーだけを責める事だけはしてはいけない、当然、一番責任を感じているのはキーパーだから。みんなで失点の責任は負いましょう。

この後、NO.8岡部に代わりNO.25金濱が入る。

(ゴール前で待っているNO.25金濱に得点を取ってください的なヘディングパス!)

前にだれも居ないところをなんとダイレクトボレー!ww

後半38分、同点になったことでギアを上げたいところで、左サイドでNO.7高橋がファールを受けフリーキックのチャンス!

ここで、NO.22佐々木アウト、NO.26池田IN

NO.7高橋がフリーキック、右サイドで待っていたNO.21中鉢ふわっとしたボールを供給、それをヘディングで途中から交代したNO.25金濱にラストパスを送るも、ダイレクトボレーがゴールバーを越え、得点とはならなかった。FW志望であれば、身体ごとぶつけに行くかヘディングで勝負して欲しかった!

ATに入った後半41分には、NO.14三好も脚を攣りNO.13熊田が入る。

最後、相手コーナーキックが外れ、ゴールキックを蹴ったところで試合終了。

3-3の引き分けとなった。

今回の試合は色々な面で反省するところが多くあったと思う。勿論、キーパーにはキャッチングに関して反省して欲しいところ。恐らくシュートは前後半で4本程度しか打たれておらず、3得点されたことは反省しかない。

全般的には全員のポジショニングやプレスの掛ける位置を再点検。試合をトータルでみても、相手の中盤がセカンドボールを回収しており、辛くなった後半は自由にボール回しをされていたと思う。

またコンディショニングも考えよう!試合中4人ぐらいが足を攣り、主力3人が交代になった。この時期ではあるが、試合前に十分な水分補給を忘れてはならない。

最後に残り4試合。今回勝点1を拾ったことをプラスに考えて、残り最低でも3勝!引き分け1で勝ち点11を最低ラインとすれば優勝も昇格もあります。頑張りましょう!

このあとは西部スポーツ広場、ホームで3試合の戦いになりますので、応援宜しくお願いします!!

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