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2021年全国社会人サッカー福島県予選2回戦相馬SC戦観戦記!


6月20日、相馬光陽サッカー場で行われた、全国社会人サッカー福島県予選2回戦の観戦記です。

この全国社会人サッカー選手権と天皇杯の醍醐味は何といってもカテゴリーが違うチームと公式戦ができるという事と東北大会や全国大会の出場がかかっているところが、リーグ戦とは違うところ。いわゆるジャイアントキリングができるかも?と言うところが、チーム・選手にとって魅力なっているところで、逆にボコボコにされればメンタルやられ、選手生命?の危機になる怖さもある...(笑)

4月の天皇杯では、2回戦で東北2部南リーグ所属の「いわき古河FC」さんに1-3で敗れ、格上相手の挑戦が失敗となった。

今回の試合相手も東北2部南リーグに所属している「相馬SC」さんなので、前回いわき古河FCさんに負けて、再度東北2部相手にできる!リベンジ?選手全員が待ち望んでいた試合でもありました。

余談ではありますが、前にも書きましたが、シャンオーレ郡山の前身「バリエンテ郡山」が13年前の天皇杯4回戦で負けた相手がこの相馬SCさんです。2年前にクラブ選手権でも0-4で負けており、それ以来の対戦でリベンジの試合でもあります!とチーム関係者の方もおっしゃっておりました。

因みに2019年の時は選手が揃わず10名で試合しました。対戦相手だった相馬SCさんには大変申し訳なかったです。

今回のシャンオーレは、4-2-3-1で1回戦と同様のシステムであったが、選手が一部変更となった。

まず、正ゴールキーパーNO.1矢部が復帰、更に前回途中出場だったNO.33渡辺が左サイドハーフで先発起用!特にゴールキーパーが復帰した事が大きい!タクミは左サイドで先発してどのような動きをするのかが注目でした。

午前11時、試合開始前は小雨が降っていましたが、試合開始からは小雨も止みさほど暑さも気にならない環境でした。

一方、相馬SCさんのシステムは4-4-2か?

序盤、シャンオーレは全員が連動してプレスを掛け、相手ゴール前までボールを運ぶ展開となる。

前半5分、逆にカウンターからゴール前まで運ばれ一瞬ピンチを迎えるも、安定しているDF陣が落ち着いてボールを散らし、逆にカウンターの攻撃、ファールを貰いFKを獲得。そのFKがゴールラインを割り、左からのコーナーキックを獲得。NO.10五十嵐がファーにいたNO.21中鉢へ!そのボールをヘディングでゴール前に折り返し、待ち構えていたNO.14三好が今季初ゴールを決めて先制!

戦前から相手の身長は高くないことが分かっていたので、間違いなく勝てる中鉢へ早いボールではなく、山なりなボールを選択し供給した事が先制につながった!ナイスボール!

中鉢は競り合ったらほぼ勝てます!(笑) これで1-0

この後はお互いにゴール前まで攻め入るも、シュートまでは持って行けず均衡した試合運びとなった。

10分から25分ぐらいまでは、ボールポゼッションは相馬SCさんの方が多かった気がしますが、最後まではやらせない組織だったディフェンスができたかなと思います。特にNO.4芳賀とNO.14三好の大きい声での指示がフィールドに伝わっていたなと。

指示とおり動けている選手とそうでない人とはいましたがね(笑)

前半30分、相馬SCさんがDFラインからビルドアップをしていたところに、

前線NO.21中鉢・真ん中NO.14三好・サイドNO.6渋谷・右サイドバックNO.8岡部のパスコースを限定した守備が嵌り、相手ボランチが逆サイドに出したパスをNO.7高橋がカット、そのままキーパーと一対一になり、落ち着いてゴールマウスに運んだ。

これで2-0。ヒロキのあざ笑うかのようなドリブルは見事だったけど、前線からのプレスではなくパスコースを限定した守備も見事でした。

あれ?右サイドは岡部だったっけ?(笑)

この後も、チームの組織だった守備からのパスカット、ショートカウンターがあって良い感じで試合は進んでいました。最後がシュートで終わると、試合を落ち着いてみれました。

そんな感じで2-0で前半が終了。

試合のスコアはこのままで終了するのですが、私は後半の戦いがシャンオーレの成長というべきか、戦えるチームになったというべきか、いい試合が出来ていたなと感じた後半戦だった。

後半戦に入る前に監督からの指示だけではなく、選手同士が監督の指示をいかに遂行するかを共有するためのミーティングを行っていた。いままでこんな事がこのチームには、ほぼゼロだったのに...期待が持てます!

もうひとつ良いところが見えたのは、NO.33渡辺。前半はこのチームでの初先発だったので、いまいちフィットしなかったが、後半は動きがスムーズに。やはり試合勘は試合でしか取り戻せないんだね。

後半最初のアウトにかけたパスと10分過ぎに魅せたゴールラインでのダブルタッチで相手を抜いていったところは、能力の高さを見せてました。NO.7高橋・NO.10五十嵐と3人で相手をかわし去ってシュートまで持って行ったのは、このカテゴリーでは中々ありません。と、思う(笑)これは個人的な感想ですので気にしないで!

後半5分、実に面白いプレーがあったので記しておきます。真ん中NO.21中鉢がポストプレーで落としたところに、NO.7高橋が右足でセンターリングを上げる。相手DFがクリアするもまた中鉢が拾い、NO.14へ落とす。右サイドからNO.6渋谷がゴール前まで進入したところへNO.14三好がふわりと浮かしたパス。これを胸トラからダイレクトボレーシュート!相手中央を割っていく攻撃は見事!しかし面白いプレーはこの後、そのシュートを相手GKが何とかさわり、詰めていた渋谷が、なななんとオーバーヘッドを敢行!しかし一瞬早くキーパーがキャッチし、逆にキーパーチャージを取られてしまった。が、得点への執念を感じさせたプレーでした。

後半13分にもチャンスが!

相手クリアボールをDFNO.4芳賀まで戻し、左SBNO.19今井が、中央に切れ込み中央で待っていた中鉢にパス!そのボールをNO.7高橋が、前の攻撃で戻りきれなかったNO.26池田へスルーパス、長すぎたのか、追いつかなかったのか、奥にいた中鉢が受け、普通だったらそのままシュートのところを、折り返して池田にラストパスを送るもDFに弾かれ、そのボールを回収した、NO.33渡辺が巧みにドリブルしながら切れ込み、この試合唯一のシュート!ドリブルで相手をかわしたまでは良かったが、ペナ前だったので枠には飛ばしたかった。

後半26分、吸水明けから、NO.33渡辺に代わり同じポジションにNO.77吉成を投入。

投入直後、チャンスが生まれる。自陣ゴール右からのNO.1矢部からのフリーキックを中鉢が競り、こぼれたボールを相手DFがサイドラインを割らそうとしたプレーをNO.10五十嵐が上手く拾いサイドを突破!ゴール前にグラウンダーのボールを供給、NO.77吉成が反応するも若干長くシュートまで持っていけなかったが、ボールを確保し再度ゴール前に、開いて待っていたNO.21中鉢にパスを出そうとするが、自分で打て!の声に反応してシュートを打つもDFが弾き、サイドラインを割った。

俺によこせ!のチュウのリアクションが印象的で、やはりFWはこうあるべきです!

後半30分にアクシデント。自陣で奪ったボールをNO.6渋谷が前線に抜け出した三好にパスするも、相手DFが触りルーズボールになったのをNO.21中鉢が相手より先に触るも脚を引っかけられてイエローカードが出る。身体が丈夫な中鉢が蹲るシーンが。いつも通り身体を張ったプレーが多かったのでベンチも心配なったシーンだった。

このプレーでホイッスルが鳴った後に相手DFがボールを蹴り、このプレーでイエロー。このプレーだけで2枚が出たシーンとなった。トーナメントで2枚貰うと1試合出場停止になるので、要らないイエローは貰わないように、シャンオーレの皆さんも気を付けましょうね(笑)

以上、2-0で勝利する事ができました。

全社は前後半で70分と短いので、先制するか・しないか、が大きい。シャンオーレは運よく、先制点を奪って優位に運べ、プラン通りの試合展開に持ち込めたのが大きかった。

逆に相馬SCさんは先制されて普段のプレーができなかったのかな、と思います。もう一度試合したら違う結果になるかもと思いました。

今回、全員が良く守備をしていたし、声もかけていたので、一番良かった選手はと聞かれたら、全員と言うのが普通ですが(笑)私が独断で選ぶのは、NO.4芳賀かな。よく走っていたし、相手のプレーを予測して危険になりそうなところをうまくカバーしていたと思います。今回のキープレイヤーでした。このブログを読んで言われたら、なんか美味しい物でも差し入れます。(笑)

今週は勿来のクレハ総合運動場で、FFC松下さんと準々決勝を戦います。チームとしての戦術が良くなってきているので、今回も期待が持てます。是非一緒に応援しましょ!


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