カナダに来た!⑩ 万引き⁉現場遭遇!
2週目ともなれば、まあ、徐々に慣れてきたような気がしてきている。
少しずつクラスのいろいろな人とも話すようになり、タイミングが合った人とランチをしたり、サンドイッチを食べながら一人バンクーバーの街をぶらぶらしたりと自由に過ごすのが心地よくなってきている。
小さいことでもいいから、1日1つはチャレンジをしようと決めた私は、
「自分から、クラスの子に話しかける」とか「先生に質問する」とか「スーパーの店員さんに話しかける」とか「近所の人に挨拶する」とか・・・何かしらアクションを起こすようにしている。今日は、どんなチャレンジをしようかと考えながら、駅の近くのドラッグストアでチョコレートと捻った足首のためのテーピングを買おうとレジに並んでいると・・・
出口のところで、ピーッ!!とすごい音がし、ガードマンのような人が走ってきた。私のすぐ前を通り過ぎていったので、すごくびっくりした。
どうやら一人の男性が、お金を払わずに店を出ようとしたらしい。2人は、何か激しく言い合っていた。こんな時にも、私は ”よし、何を言っているか聴き取るぞ!”なんて思い、レジ待ちをしながら耳をダンボにしていた。
ガ「お金を払わなくてはだめだ。ここを出ていくことはできない。」
男「財布を取りにいくつもりだ(とかなんとか)」・・・
ガ「商品を置いてからいきなさい。」
男「・・・・(拒否をしているらしいが聴き取れない)」
ガ(無理やり男の手から商品を取る)
男(ガードマンの胸を両手で押す)
ガ(ガードマンも押し返す)「ポケットに入っているものも出しなさい」
男「何も入っていない」 明らかに膨らんでいるけど・・・(^_^;)
ガ「入っている。出しなさい。じゃないと、ここは通さない」
男(殴るふりをする)
ガ(身構えて何か言う)
男(何か言う)
ガと男 少し取っ組み合いっぽくなる・・・ こんなやりとりをしていても、他の店員は一切関知しないのだ。商品を棚に並べたり、レジをしたり・・・ガードマンの仕事だと割り切っているのかな。みんなで抑えればすむのに。私と2mくらいしか離れていないところでやり取りしていたので、急に私を人質にしたらどうしようかと思い、レジをさっさと済ませて外に出た(^_^;) その後、どうなったのかな・・・ガードマンさん、怖かっただろうに、よく頑張っていたな~。ガードマンと言っても、特別身体が大きいわけでもなく、どちらかというと細身で中背の方だった。男の方ががっちりしていて大きかった。
学校へ行って、このことを先生に話すと、バンクーバーでは、万引きはすごく多いらしい。でも、このように見つかっていざこざになるような現場をめずらしいと・・・(^_^;)
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