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カナダに来た!㉚ 日本の英語教育って

 私が通っている語学学校では、文法をしっかり教えてくれます。日本人の生徒は少なめですが、他国の生徒と比べると、文法に強いと感じることが多いです。一方で、アウトプット(話す力)は弱い傾向があります。

日本人は通常、中学校から高校、大学まで6~10年もの間、英語を学びます。しかし、それだけ勉強しても英語を話せる人が少ないと言われることがあります。この原因を英語教育に求める声もありますが、そもそも日本では英語を使う機会が少ないことも理由の一つでしょう。日本は島国で、日常生活では日本語だけで十分な場面が多いのです。

インプットの重要性

語学学校でさまざまな先生や生徒と話す中でわかったのは、英語を話せるようになるためには「インプット」が非常に重要だということです。
具体的には以下のような基本的な要素がインプットに含まれます:

  • 文法の知識

  • 発音の知識

  • 基本的な単語と表現

これらをしっかり学ばずに英会話の練習だけをしても、いつか限界がきます。私自身、このことを改めて実感しています。

日本の英語教育の役割

中学校や高校で文法をしっかり学び、繰り返し練習をすること。そして同時にネイティブの英語に触れる機会を設け、発音やリスニングを少しずつ学ぶこと。このような日本の英語教育の土台は、実はとても素晴らしいものではないかと感じています。

その基礎が身についた後に、「話せるようになりたい」と思う人が大学や英会話学校、留学などでアウトプットを中心とした勉強をする。中学校や高校での学びは、その土台を作る役割を果たしているのです。
大人になってから、仕事で英会話が必要になったり、英語圏に移住することになったり、単純に英語を学びたいと思うようになったとき。日本の英語教育で培った基礎を活かして、再び学び直すことができます。私自身もその一人(^▽^)/。

 もちろん、幼少期から英語に触れる環境にいる人や、生活の中で英語を使う機会が多い人は、また違ったアプローチが適しているでしょう。しかし、ここでは一般的な日本人を想定して話をしています。
 日本の教育の基盤を振り返ると、「やっぱり日本って素晴らしい!」と改めて感じます。

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