小説「木漏れ日に泳ぐ魚」感想
恩田陸にハズレはないと思って読んだ本。
「夜のピクニック」「蜜蜂と遠雷」「Q &A」。読んだことのある恩田陸作品の満足度が高すぎて、本作に対してのハードルが上がってしまった感がある。
続きが気になって一気読みさせるストーリー展開はさすがだけど、肝心のオチが何だか強引というか、こじつけというか、もやもや。
10代の頃は読んだ本全てに感動してたけど、歳を取ってからは感動のハードルが上がってしまったのかなあ。当たりと思える小説は、10冊に1冊くらいかな。
恩田陸作品で満足できないなんて、ショックでもあり、自分が贅沢になってしまったようでもある。