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スローライブ @東京国際フォーラム 2020年9/27

またライブに参加できる日が来るなんて。

こんなに早くまた聞けるなんて。

とても嬉しい。

愛しのグリムスパンキーを久々に生で見られる貴重な機会。

当日券が出るのが信じられない。

まだ屋内ライブへの恐怖感を持っている人たちがそれなりにいるのかな。

いつ以来だろ。ちょうど一年前の東京キネマ倶楽部のベルベットシアター以来かも。

はやる気持ちを抑えながら会場に着いた。

トップバッターは近藤利樹。

この日まで知りませんでしたが、度肝を抜かれました。

ウクレレってこんなに力強い音の出る楽器だったのか。びっくりです。

ストロークも楽曲に合わせて激しさと繊細さをバランスよく織り交ぜた構成で飽きさせない。

30分足らずのステージをあっという間に感じた。

久しぶりにウクレレ弾きたい気持ちにさせてもらいました。

ウクレレの凄さに気付かせてくれてありがとう。
驚いたことに、近藤利樹さん、13歳だと。

お次はグリムスパンキー。

いつもの出囃子が重厚に響く。

我らが松尾レミさん。

ロングヘアをセンター分けした彼女が、いつもどおり颯爽と現れた。

スパンコールの散りばめられた白いブラウスに、フラメンコを思わせる赤いロングスカート。

とてもカッコいい。

スローライブではいつも浴衣らしい。浴衣のレミさんも見たかったが、1年ぶりに見るレミさんは、いつものレミさんでした。

新曲、東京は燃えている、こんな夜更けは、by myself、どれも良かった。

その瞬間瞬間を見逃さないように、聞き逃さないように、五感を音に集中させた。幸せな時間。

久しぶりに生で聞く美しい棘も心に刺さりました。

そして、音楽を愛する人の心に寄り添うMCがとても良かった。

「大変な時だけど、私はミュージシャンとして今の時代を音楽で残そうとして新曲を作った」

「困難な時代だけど、音楽をロックを楽しんでいきましょう」

「声は出せないけど、それぞれの表現で乗れたらいい」

この人の音楽を愛するスタンスはブレない。

信頼して着いて行こうと思える。

ミュージシャンである前に1人の人間であり、辛いことも悲しいこともあるだろう。

だけど、逆に僕らを励ましてくれる。寄り添ってくれる。

僕らの前では、1人の人間の姿ではなく、ミュージシャンとして、立っていてくれる。こんな時でも。

カッコ良い。その一言に尽きる。

今日は亀ちゃんのMCはなし。少し寂しいけれど、それはまたいつかあるであろう単独ライブのときの楽しみにしておく。

大人になったらも聞きたかったけれど、今日の客層ではないと判断したのかな。

charさん目当ての年配の方多かったものね。

40分弱のステージあっという間だったけれど、かけがえのない時間。

力をもらえた。俺も自分の専門職を全力でやり切ろうと改めて思いました。

おおとりはcharさん。

あまりにも軽やかにギターを演奏されていてとにかく神業。

日本一と称されるのも納得。

軽やかすぎて心地よく、ウトウト眠ってしまった。

アンコールの上を向いて歩こうは年配の方々に喜ばれたのでは。

最後に近藤利樹、グリムスパンキー、charのセッションあるかと期待してたけれど、それはなし。

国際フォーラムも良い箱で椅子の座り心地もよかった。


とにかくグリムと再会できた最高の夜でした。


ありがとう!