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200712 モーモールルギャバン 15th Anniversary ~from KYOTO to EVERYWHERE~

20/7/12に京都で行われたモーモールルギャバン15周年ライブに行ってきました。

コロナ対策も徹底しており、遅く取った自分のチケットの発券番号から、おそらく30,40人程度の2部制ライブということで、珍しい経験ができました。

〇モーモールルギャバン

モーモールルギャバンは京都の3人組ロックバンド。

ゲイリー・ビッチェ(ボーカル・ドラム)
T・マルガリータ(ベース)
ユッカ(ボーカル・キーボード・銅鑼)

2005年に結成し、2007年から現体制。2010年にミニアルバム「クロなら結構です」でメジャーデビュー。

以降、ライブや音源共に精力的に活動中。

昨年シングル「消えて」をリリースした。

バンド構成から「西のクラムボン」と言ったり、公式公認mixi(懐かしい)では「センチメンタルパンティポップ」とも言われるバンドサウンドは、個性の塊。

どんなバンドか?と聞かれても難しいが、

パンイチの男(ゲイリー)が汗だらだらになりながらドラムボーカルを務める。 #イケメンドラマー

無言なベース(マル、本当にライブ中に1,2言しゃべって終わり)は奇抜な衣装を着て、自己主張の強いゆがんだベース音を出す。

紅一点のキーボード(ユッカ)は、教会のオルガン優しい声で歌うが、楽曲によっては、サイケデリックなメロディーを奏でながら、銅鑼を叩きまくる。

そんな、唯一無二の「J-POP」バンドというべきか。

ただ、クラムボンではない。

そんなバンドの15周年ライブが行われた。


〇久々のライブハウス。

京都五条に到着。京都タワーもギリギリ見える駐車場に車を止めて、周辺の散歩。

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※ライブ後の写真だけど、人が少ない感じがあった。

この辺りは普段から人通りが少ないのだけど、

それ以上に静か。そこから少し歩いていくと

ライブハウス、京都磔磔。

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※古風な看板が特徴

ちらほら見えるTシャツとタオルだけの人。

ああ、ライブハウスだ。

まだ安心は出来ないけど、ライブが始まった。

しっかりソーシャルディスタンスとアルコール消毒、マスクを着用のライブ。

と言っても、先の通り会場前には40人くらい。

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18:30。開場。

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出番待ちのBGM。会場の床には✖️印が付いており、しっかりソーシャルディスタンスを実施していた。

邪魔に見える大黒柱も、今回は懐かしさやら感慨深さを感じさせてくれる。

ふと思えば、7月になってライブ2個目は、ここ10年でも最小ペース。そんなライブを求めまくっている体なので、ワクワク感が止まらない。

そんな中、ファンのお兄さんがサイリウムをみんなに配っていたので、お言葉に甘えていただきました。

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※お兄さん、ありがとう。感謝。

※こんな背景もあった。


〇本編

19:00。開始。

ソーシャルディスタンス配慮のため、マスクを着用して、メンバー一人ずつ入場。

まずユッコ。キーボードでギュンギュン音を出すと、

続いてT-マルガリータ入場。ベースを鳴らす。

最後に入ってきたゲイリーがドラムを叩き、

"MAD MADNNA"

M1 "MAD MADNNA"で開幕。

泣ける曲ではないけど、ライブが観られるという喜びでウルっと来てしまった。

ただ、体は動く。ソーシャルディスタンスなので、リズムを取りながら立ノリで動く。

M2 "Rainbow Wine"。ドラムのイントロでミス?があり、一度中断。

「丸山さんのベースソロが二回聞ける」とゲイリーがフォローし、再度演奏。

会場に行く前の車内で復習していたのだけど、この曲カッコいい。

ライブでも文句なしでカッコよかった。

"It's a Rainbow Wine"でサイリウムを掲げるファン。

アイドルライブなのか?と勘違いさせるような絵でした。

新曲を演奏後に、初期の名曲、

M3"ユキちゃん"、M4"サイケな恋人"

の2曲をぶちかます。

サイケな恋人では、バンド名物のパンティコールがあるが、大声NGのため、

「12年前のライブ」にタイムスリップする、とゲイリーが発言。

当時、「どんなに(コールアンドレスポンスを)煽っても返してくれなかった」ということで、無音でのコール実施。

パンティコール、JPOPの限界(パンツ脱ぎ)では、

手を叩いて(パン)、手でTの字を作る(ティ)の方法を説明、推奨し、みんなで実施。大声を出せない中での配慮でした。

その後は最近、2018年の「IMPERIAL BLUE」から

M5"やんなんちゃったBODY"、M7"IMPERIAL BLUE"、M8" AI ha MABOROSHI"、

最新シングルからM9"消えて"

やっぱり、IMPERIAL BLUEは名曲だと思う。

改めて聴くと思うが、ユキちゃんやサイケの後だと旧曲と新曲の雰囲気が全然違うことに気づく。

その中でもIMPERIAL BLUEは「心中しようか」という歌詞とか喜怒哀楽の感情がむき出しになっている大人の歌詞。

この日のゲイリーのMCでも「モーモールルギャバンは15才」になったと言うように、根っこは変わらないけど、バンドも歌も大人チックな雰囲気が出ているように改めて感じさせてもらいました。

M10 "僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ" 

M9の消えてから、しっとりした雰囲気で進む。

「迸る命、若さよ」

と歌い続け、この曲も気づけば8年前。

「新しい時代にこのまま流されるのか」

「君とこの時代愛したい」

と大変な時代ではあるものの、感動するものがあった。

この後にMC。

・気持ちは20代、気づけば今年40のゲイリー。

・活動15年の濃厚さを札幌味噌ラーメン等、色々な食べ物で表現。

・(おそらくロッキン総編集長?の)山崎さんに説教された話

・京都のマディソンスクウェアガーデン、磔磔。そんな店長に今回のライブ依頼があった話。

・マルが健康話しかしない

・「ゲイリーはまだ15だからー」

とらしさ全開のMCを行い、

M11"BeVeci Calopueno"

ユッカ、イントロで爆笑し、仕切り直し。

「ゲイリーはまだ15だからー」がハマったとのこと。

M13"サノバ・ビッチェ"

ユッカパートでまさかのケチャ。

サイリウムにケチャとは…これはアイドルライブなのでは...と思う瞬間でした。

曲の合間、ユッカのチューニング中に

「スライムがあらわれた!」

等の謎曲を披露しながら、地味に長い間を潰したゲイリー。

声は出せないが、体で表現してくれと煽るM15"細胞9"で会場をダンスフロアにし、

最後はM16 "7秒"で締め。

帰りたい場所があるだけで幸せですと
君は言うけれど もう少し踊りたい気分です

事前のmcでアンコール無しと言われた為、今日は終わり。

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※例のスライム

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難しい時期の中で、ガイドラインに沿った素晴らしいライブを観ることができました。

昔から基盤は全くぶれず、ポップさが全面に押し出されてるライブでした。

特に、ここ最近の楽曲はまさにそんな感じがする。

一昨年の金沢ライブでもサイケを後ろから避けるようなセトリも行ったし、旧曲(特に最後のサイケ)に頼らずともしっかりしたライブができる地力を持ったバンドだと再認識した。

MCでは、「気持ちは20代」であるものの「今年で40」と、中堅、ベテランと言われるキャリアになってきた3人。

ただ、「30(才)で15曲、36で3時間ライブ、39でワンマン1日に2回」できるようになったと力強く言いのけたゲイリー。

40歳を超えた今後も、進化を止めないのは明白。

今後どのような世界を見せてくれるのか、要注目です。

まずは、次の20周年まで応援していきたい。

昔聴いていたという人も、今から新たに聴く人も、彼らの根本にある「JPOP」、「JPOPの限界」のその先見ていくためにも、今こそモーモールルギャバンを聴いて欲しい。

〇セットリスト

M1 MAD MADNNA
M2 Rainbow Wine
M3 ユキちゃん
M4 サイケな恋人
M5 やんなんちゃったBODY
M6 Dr.PANTY
M7 IMPERIAL BLUE
M8 AI ha MABOROSHI
M9 消えて
M10 僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ
M11 BeVeci Calopueno
M12 さらば人類
M13 サノバ・ビッチェ
M14 バイララ
M15 細胞9
M16 7秒

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〇おまけ

物販は1つのみ。ランダムチェキの販売。

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本当にアイドルライブみたいだった。


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Chan-C@HANAGUMI
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