今こそ聴くべきハイスイノナサ。
アイドルグループsora tob sakana(通称オサカナ)が解散を発表。
BiSH(パンク)やベビメタ(メタル)など、曲のジャンルが細分化されてきたアイドルの中でも、変拍子のポストロックを掲げる存在はいなかったのではないかと思う。
それでも、メジャーデビューし、ハイスコアガール等のタイアップを行ったという意味では、ポストロックをキャッチーにとらえることができた数少ない存在だった。
ライブは行ったことないですが、間違いなく素晴らしいだろうということで、今度のライブ抽選を出しました。
〇ハイスイノナサ
これらの楽曲のプロデューサーは、照井順政さん。
バンド、ハイスイノナサのギター。shiraphというバンドも掛け持っている。
このハイスイノナサが凄いのだけど、3年ほど前から情報がバッタリ途絶えている。
ハイスイノナサlive情報更新しました。
— ハイスイノナサ (@haisuinonasa) August 20, 2017
2017.09.30(sat)
CRCK/LCKS 2nd EP "Lighter" release tour final
WALL&WALL
w/ CRCK/LCKShttps://t.co/bFq0jF30sD
※このツイートが最後。HPも消失している。
ただ、sora tob sakanaのバンドセットとしてメンバーが出ているので、個々での活動は行っている模様。
※上記のライブ曲のインスト版。これだけで曲として成立している。
sora tob sakanaを理解する前に振り返りも兼ねて、ハイスイノナサを聴いてみました。
ハイスイノナサ、ライブを見ると、Drの中村さんが必死にリズムを取る姿が、曲の難しさを物語っています。
間違えたら斬られる、居合のような緊張感を感じるライブなので、また再開したら観たい。
見てはいないけど、今のsora tob sakanaバンドセットも同じ感じなのかもしれない。
〇変身
最近で発売された音源は2015年のシングル「変身」
ハイスイノナサの良いところをシングルに全部ぶち込んだ一枚。
不規則な3回手拍子の繰り返し、グラグラなバランスの様でしっかり曲として成立しているM1"変身"、
Vo,keyの鎌野さんを堪能できるM2"地図にない街"、M3"ブラインド"
ライブDVDも圧巻でした。
ただ、その後2016年2月に鎌野さんが脱退。
現在、鎌野さんはソロでの活動やösterreichに参加し、東京喰種のOP曲の制作に参加しています。
※高橋國光(ex. the cabs)のソロプロジェクト。
※ソロながら、ハイスイらしさが残る一曲。
上記のオサカナバンドセットにも参加している。
〇reflection
2013年に1stシングル"reflection"を発売。
ドラムの無いイントロから無機質なピアノ、ギター、電子音がドラム、様々なメロディと絡み合い形を成している。
この当時は所属レーベルの残響レコードでちょっとしたフェス、「残響祭」等を行っており、te'やムー昨など、いわゆる「残響系」と呼ばれる変拍子バンドの勢いがすごかった。
〇動物の身体
2012年発売したバンド唯一のフルアルバム「動物の身体」
優しいピアノから急転するM1"動物の身体"
※ここら辺のエッセンスがsora tob sakanaにも通ずるところがある。
リード曲?になるのか、M3「地下鉄の動態」がMV込みで凄い。
※MVが文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 新人賞受賞。
白黒で音を形にして表現。地下鉄をモチーフにしたアイコン多数。この曲で衝撃を受けた。
様々なタイプの楽曲があるため、何度聴いていても飽きない1枚。
〇街について
1stminiアルバム。発売は十年以上も前。
このころから唯一無二のポストロック感が強い。
スピーディーなギターのイントロから始まるM2"ハッピーエンド"がこのバンドの中でも上位に食い込むくらいには好きな曲。
いい曲が多く、6曲とあっという間に終わってしまうミニアルバム。
〇想像と都市と子供
2nd miniの「想像と都市の子供」は聴けていませんでした。また聴く機会があれば感想書きます。
本当に良いバンドです。
ハイスイ経由でオサカナを知ることができたのは、本当に良かった。
マジでチケット当たってくれ!!
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