今日ふと思い出したバンド、SAKEROCK。気づけば解散から5年経っていた。
何気なしにWikipediaでバンド情報を見て回っていたら、SAKEROCKが解散して5年が経っていることに気づいた。
〇SAKEROCK
5年前の今日、バンドSAKEROCKのラストライブが行われた。
SAKEROCKは3人組インストバンド。
当時のメンバーは
星野源(ギター)
浜野謙太(トロンボーン)
伊藤大地(ドラム)
星野源・浜野謙太がいるけど、インストバンド。
※SAKEROCKを知ることになった曲。
解散の理由はシンプル。
解散時のリーダー星野源の言葉を借りれば、
それぞれの「闘う場所ができた」から
つまり、個人の仕事が忙しくなり、時間が取れなくなった。
星野源はこの年にSUNを発表しているし、
年末にはYELLOW DANCERという名盤を出している。
さらには翌年2016年の逃げ恥フィーバーは4年前ながら記憶に新しい。そこからの活躍はご存知の通り。
ハマケンこと浜野謙太は在日ファンクのセンターとして、圧巻のパフォーマンスを残す中、俳優としても活躍。
※本当にダンスが凄い。ライブ映えする。
バラエティでもめちゃイケに出演。
ナイナイの岡村隆史とダイエット企画でバチバチしていた事も覚えている。
伊藤大地は様々なバンドのサポートとして活発に活動していた。
メンバーからは、サケロックの中で1番忙しいと言われるほどに。
Wikiを見ると様々な仕事をしている。
奥田民生(ユニコーン)と岸田繁(くるり)の3人でサンフジンズというバンドも組んでいたりも。
〇SAYONARA
2015年4月8日。
SAKEROCKとしては最後のアルバム"SAYONARA"をリリース。
このアルバムの凄いところは、昔のオリジナルメンバー、田中馨(ベース)と野村卓史(キーボード)を呼び戻し、5人で作った点。
解散するからこそポジティブになれる、5人で同時に終われることが本当に嬉しいと星野源は語っています
昔からのファンとしたら喜ばしいこと。出来たアルバムもEmerald Musicから始まり、
バンドの名の通り、酒をゆっくり飲みながら聴けるインストロックを終始かましてくれました。
〇LAST LIVE"ARIGATO"
話は戻り、
2015年の今日6月2日。
平日のど真ん中。
ファン歴も浅いのでライブは見送り、仕事で帰りが遅くなり、youtubeでの中継を開いて見ていた。
もうライブは最後の最後。アンコール。
円状のステージには5人。それぞれが等間隔に、中央に向かって立ち、楽しそうに、お互いを確認するかのようにライブが進んでいきました。
ここまで楽しそうにライブをするのか、良いバンドだ。
という新発見と共に、これが最後のライブということで寂しさがこみあげてきました。
バンドSAKEROCKとしての最後の曲は、SAYONARA。
アルバムで聴いた時から名曲で、しっとりしたキーボードから始まり、ハマケンのトロンボーンがボーカルの様に乗っかる一曲。
トロンボーンは明るく歌っているように見えて、別れのような寂しさを感じる。
このライブ版SAYONARAが素晴らしすぎて、月並みながら「終わらないでくれ...。」と祈るだけ。
ライブのネタバレになってしまうけど、
演奏前の最後の一言、
「次のライブはあの世で」
という星野源の言葉が、
もう、この世での再結成は、ないのだな。
と深く痛感し、聞き入っていました。
最後のサビ前の「ラララ~」から涙腺崩壊。
演奏が終わり、SAKEROCKのすべてを全うしました。
知ってからの間が短かったけど、本当に素晴らしいバンドでした。
今でも好きなバンドの一つです。
このライブも映像化されており、今もこのブルーレイを見ながらこの記事を書いています。
本当に素晴らしいライブでした。
おすすめです。
〇あとがき
今日ふとした時に、サケロックのラストライブが行われた日ということを知りました。
その瞬間、あの日の思い出がよみがえり、書いてみたくなった所存です。
本音を言えば、再結成はしてほしいけど、あのライブを見せられてしまったら、もうあれが最後でも良いのかもしれない。
あのライブは、人生で行かずに後悔したライブ5本のうち1本。
チャット武道館、でんぱ良好ツアー、でんぱ武道館、フジファブリック、SAKEROCK両国の5つ。
これらを経て、「行けるライブ、行きたいライブは(迷惑を掛けない範囲で)可能な限り挑む」という意思でやっています。
ゲームとかも変わりません。
この気持ちを持って、今後も挑んでいきます。
SAKEROCKは、インストバンド初心者にも聴きやすくておすすめしやすい。
※BETS版も売っています。
うっかり死んでしまっても、このCDがあれば大丈夫。
あの世で楽しく踊れます。