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Lv.18 エンジニア採用を考える#1

しばらく、業務の忙しさを言い訳にノートを書けませんでした。
ごめんなさい。

今回の表題の「エンジニア採用を考える」を書くきっかけになったのは、日頃の採用活動と、モンスト事業部の採用チームをHRBPの組織として確立していくこととなったからです。そこで新しい仲間を探すため採用活動を行っていて、どんな仲間が欲しいかを考える中、エンジニア採用経験は必須だと思ったからでもあります。では、エンジニアの採用担当として、どの程度の知識と経験が必要なのでしょうか。私なりに考えてみました。

エンジニア採用の目的

先ほど書いた通り、仲間探しで採用担当経験者のレジュメを見ることが多くなりました。IT企業の採用担当だとエンジニア採用の経験をお持ちの方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、実際面接や面談でお話ししてみると採用活動は行っているものの、採用目的やエンジニアリングに関する知識などが多くはない方もいらっしゃいました。
特に「私はエンジニアではないので、エンジニアのことが分からない」「プログラミングは書いたことがないので判断ができない」との意見が多くありました。

また、「どんな目的でエンジニア採用を行っていますか」この質問に対して、「現場の採用ニーズがあるから」という解答がほとんどだったりします。

ちょっとここで、初心に戻って、エンジニア採用を行う理由は何か改めて考えてみましょう。

エンジニア採用の目的は他職種の採用活動の目的と変わりません。事業を成功させるためです。事業計画に基づいて、どのタイミングでどんなスキルセットとどんな経験を持つエンジニアを採用していくのか。ユーザーが満足するプロダクトを作り続けるため=事業成功のための採用であるはずです。重要なのはエンジニア採用だけが難しいと思わないで欲しいことです。エンジニア以外の職種の採用でも行っていることに変わりはないはずですから。

例えば、採用担当の大多数の方が「プログラミングは分からないので採用するのができない」と言いますが、みなさんがコードを書く必要もありません。エンジニアリング(業務内容や役割)や自社の開発環境を理解し、転職市場の中、どんなエンジニアが自社のプロダクトにマッチングするかを考えることです。例えば、プロダクトのマーケターのポジションも同じです。皆さんがマーケティング経験者を採用するためにプロダクトのマーケターになる必要はないはずです。マーケティング経験者としてどんなスキルを持っている方が必要かを現場にヒアリングして、転職市場の中からマッチングしている方を探していると思います。

まず、エンジニア採用で一番大事なポイントについて。
それは、自社のエンジニアと一緒に採用活動(書類選考、面接同席、採用判断の打ち合わせ等)を行うことです。一緒に採用活動を行いながら、分からないことは自分で調べ、それでも分からない時には、直接エンジニアに聞いて理解を深めるようにします。僕の今までの経験だと、この流れで解決してないことはありません。

以上を踏まえて、基本的なフロー構造は同じです。

①エンジニアリング(開発フローや構造、やっていることなど)を理解する(例、マーケティングを理解する)
②自社の開発環境を理解する(業務内容や役割)(例、自社のマーケッターを理解する)
③自社に合うエンジニアを探してマッチングする

①エンジニアリングを理解する←「これが難しんだよー」と思う方もいますが、そんなことはないです。マーケティング経験者を採用するために、インターネットや本でマーケティングやマーケターの業務に関する知識を得ることと変わりはありません。
では、より具体的に見ていきましょう。

エンジニアリングを理解する

この部分に関しては私が専門的に勉強をしている訳ではないので、今まで参考にした本やサイトを引用しながら解説したいと思います。

まずは、Webアプリケーションの構造を眺めることです。僕は下記のサイトを参考にして、全容をざっくりと理解しました。

参考

エンジニアリングで分からないことがあれば、基本ググって調べるということをしておりますが、特に重宝しているのがQiitaに聞けばほとんど回答してくれます。Webアプリケーションの構造を理解すれば、採用担当としてはもう半分は理解したようなものです。
他にも分かりやすくまとめている本やサイトはたくさんあります。重要なのは構造を理解することです。クライアントサイド=フロンドエンドとサーバーサイド=バックエンドがあり、それぞれどのようなエンジニアリングか、どの領域を主として開発するのかなどがポイントです。

参考になったURLを貼っていますが、一つ注意するならあまり他人がまとめたものを見過ぎないようにすることが大事です。他の人がまとめたドキュメントはその方の理解と見解が入っているケースもあるので、あくまで構造理解に留めておき、自分で調べるのがおすすめです。

参考①

参考②

※この二方のnoteは分かりやすくまとめておりましたので、ぜひともご参考にしてみるとよいかもです。

自社開発環境を理解する

僕の場合は運が良く、自社のオウンドメディアに開発環境がまとめておりました。もし、まとめられてなくとも大丈夫です。今からでも遅くないので、自分が担当するプロダクトの開発環境を整理しましょう。

自社の開発環境を理解するためには、まず、開発環境を整理する。そして、それぞれのクライアント、サーバーサイドエンジニアの役割を理解します。せっかくなので、僕がモンストを担当してから整理したものは既にnoteにあげておりますので、確認してください。

ゲームエンジニア

サーバーサイド

SRE

改めてお伝えしますが、エンジニア採用が特別に難しいことではありません。アプローチの仕方も同じです。エンジニア採用に重要なことをまとめると以下の通りです。

・エンジニア採用の目的は何か考える(どんな役割を担ってほしいかまでブレイクダウンする)
・現場と一緒に採用活動する
・分からないことは調べる&聞く

最後にお伝えしますが、コードを書けるようになると高い確率で優秀なエンジニアを見分けすることも可能になります。しかし、僕も数年前、機械学習というものが流行りはじめ自分でも学んだ方が良いと思い学びましたが、良い経験になったものの、採用活動に直結するほどのインパクトはなかったです。エンジニア採用を成功させたいなら、自社のプロダクトを理解し、エンジニアと一緒に採用活動しながら、エンジニアリングに興味を持つようにすることが大事だと考えています。

次回は、実践編として採用活動を行う上で体制をつくり、どのように実施(自社に合うエンジニアを探してマッチングする)するかについてお話ししたいと思います。

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