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屋根付き一等地に絶対巣を作りたい蜂 VS 窓叩きオバサンになった私

どうも
ちゃんちゃか ちゃんです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”

今回は、タイトルからも手に汗握る、
「かつて私が蜂と戦った時の話」

です。・*・:≡( ε:)

⚠️注意⚠️絶対に蜂とは戦わないで下さい。
今回の話は、冷静さを失った人間がたまたま運良く駆除出来ただけです。蜂を刺激するのは絶対辞めましょう。

はい。
注意書きを書いた私ですが、
虫が苦手です。

命あるものを差別するな!虫だって同じ生き物だ!虫も一生懸命生きてるんだぞ!!!

その通りです。
ハチミツも美味しい。ありがとう。

でも!!!!!
私も!!!!!!!
一生懸命生きてんですわ!!!!!

本当に無理なんです。昔から。
パニック起こす程に。

そんな私の家は賃貸アパートの1階。
大家がケチ…    自然が大好きな様で
隣の家との境に塀は無く、低いフェンスのみ。
代わりに、たくさんの木を生い茂らせていた。

なので、蜂などがベランダに飛び回る事も多く、
ベランダを使う事は諦めていた。

そんなベランダを不満に思いつつも、
カーテンを開けると
緑。緑。緑。
なかなか清々しくて、天気の良い日は網戸にして、外の空気を部屋に入れるのが気持ち良くて好きだった。

その日も良い天気だった。
私はいつも通り鼻歌交じりで、小躍りをブチかましながら、寸法を間違ってちょっと、床をずり気味のカーテンをご機嫌に開ける。

雲ひとつ無い突き抜ける高い青空。
風もなく、とんでもなく心地よい。
太陽が眩しい。

私は「ンアフーーーーン!!!!!!」なんて言いながら
ちょっと気色悪い深呼吸をして
光をサンサンと浴び、目を細める。

刹那、自分の右端の視界に昨日までとは違う何かを捉えた。

「ブン」🐝゛
だ。
蜂がいる。
前述した様に、我が家のベランダの目の前には、木が生い茂っている。
だから蜂なんかも飛んでくる事がある。
しかし、今日は違った。

「基礎工事してるねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

そう。巣を作り始めていた。

まだ上部の細い部分を土で固めている段階。
作業蜂は1匹のみ。

私は、我が家に蜂が巣を作っている。という、その現実を受け入れる事が出来ず
しばらく、蜂の作業を眺めていた。

次第に、これ…この位置は、ヤバいだろ…。
巣の一部と網戸が合体しちゃうだろ…と、
徐々に状況が頭に流れ込む。

もうこの時点で冷静でなかったであろう私は、
スっ…と窓にキス出来る距離まで近づき

相手が蜂であることなど気にせずに
バババババババババババババン✋💥💥💥

めちゃめちゃ窓叩いた。

どっか行ってくれ!頼む!怖い怖い怖い!!!
私は目に涙を浮かべながら、我が家の窓を死にものぐるいで叩いた。

蜂は一瞬動きを止めたが
また気にせず手だか足だか分からないが
モチョモチョと動かし作業を続けた。
真面目な蜂だ。

ハァッ!!!!!!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!!!!!!
怖い。窓越しとはいえ目の前に虫がいる。
怖過ぎる。
窓を叩き過ぎて
なんか手もかゆいし、涙も出るし、
脇汗なんか凄いことになってる。

怖い。どうしようどうしよう…引っ越さなきゃかな…費用かかる…え、もう無理、なんで、?
私が先に住んでるじゃん…ゴミの分別とかめっちゃ守ってんだけど…は?なんなん、なんで、勝手に巣を作るの、意味わからん。

私は小学生の頃、夏休みに家族旅行で海に連れてってもらっていた。
当時、子どもの私にとって、宇宙に行くより、5000兆円貰うより、
あらゆる奇跡体験より、何よりも楽しみにしていた海水浴を、
旅行中に蜂に背中をブッ刺されたせいで無しにされた経験がある。
痛いし海入れないしで、めちゃくちゃ泣いた。


段々イライラしてきた。

人間をなめるな。
ケツに針が付いてるだけだろ。
ブンブンブン、デカい音だしやがって。

タンスから大好きなバンドのタオルを引っ張りだして、私はまた窓にへばりついた。

今度はめちゃめちゃ窓を叩いた後
タオルを振り回しまくった。

カーテンレールの上から
長年、掃除をサボった証の埃が誇らしげに舞い踊る。 (ホコリだけにつってね。ドッ)

そんなのはどうでもいい。

蜂!!!!!!!!!!!!私を認知しろ!!!!!!!!!!!!
「ンギッーーーーー!!!!!」
これは私の声だったのだろうか…本能からでた鳴き声だったのかも知れない。

そんな人間の奇行に
ついに蜂がこちらを完全に敵と認識した。

窓越しにめちゃめちゃコッチ見てる。
もう、はっっっきり目があってる。

そう。
私は、蜂とガチでメンチを切りあった。
先に攻撃してきたのは蜂だ。
窓に突っ込んできて、バチッ!バチッ!と小さな虫から出ている音とは思えない程の音を立てている。

完全に私の顔面を潰しにきている。

私は言った。
「窓でーーーーーーーーす!!!!!!!!!!!!!🤪」

窓がある。絶対的・完全中立の窓が
私と蜂の間には居る。

私は突っ込んでくる蜂に向かって負けじと怒鳴る。

「こっちは!!!!!!!!!!!!!!!家賃払ってんだよ!!!!!!!!!!!!てめぇ!!!!!!!!ブンッじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!私もブンッくらい言えんだぞ!!!!!!!!!!!!ブーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!他の木に作れや!!!!!!!!!いい場所見っけた🐝♪じゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!払えよじゃあ!!!!!!!!!!!!家賃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

怒鳴った。
(これ記事用に盛って話してる訳じゃないです。本気で私は蜂に向かって家の中で怒鳴ってました。恐怖って人を狂わせるんですね。)

蜂も私が顔面を近づける度に、果敢に突っ込んでくる。
多分窓がなかったら私はボコボコだっただろう。
確実に蜂は眼球を狙ってきてる。

しばらく窓を叩き、タオルを振り回し、顔を近づけ怒鳴るを繰り返しやっっっと、蜂は撤退。
私はその隙に蜂の巣の根元に殺虫剤をスプレー。幸いにも他の蜂はいない。

勝った…。無血の勝利…。

そう思ったが、蜂はまた戻ってきて
「てめぇ、何かくっせぇの出したろ🐝」と、巣の辺りが異常事態な事にブチギレている様子。

またバチバチと窓に突っ込んでいる。

「窓も知らない奴が人んちに家作ってんな!!!!!!!!!!!!引越し費用だせよじゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

私も窓に向かって怒鳴る。
窓の外側は蜂の毒汁、内側は私の唾。
紛うことなき、地獄である。

蜂が撤退したタイミングで
窓びちゃびちゃになるくらい殺虫剤をかける。

しばらく、この攻防を繰り返し、何度目かの撤退。
それからパタリと蜂は来なくなった。

私は泣いた。
今度は恐怖ではない。勝利の涙だ。
泣きながら窓の内側だけ拭いた。

それから約4年。今もその家に住んでいる。

私は、相変わらず虫は苦手で、毎日カーテンを開ける度に、右側を確認している。

蜂に巣は作られていない。
今日も良い天気だ。



ここまで約2500文字。

私がこの記事で伝えたかった事は
たった1つ。

【⠀蜂。怖い。】

また次の記事で!!!!!!!!!!!!
(オチ弱っ。)

絶対またね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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