
〈1月開催〉ゆるっと哲学対話③
1月は、絵本『えんとつ町のプペル』をテーマにした哲学対話を開催しました🎄
イベント終了に伴い、申込ページを更新し、あたらしく当日の哲学対話の様子と、わたしの感想を載せました。
購入済みの方はそのままお読みいただけますので、下のほうまでスクロールしてお読みください(もちろん、あたらしく購入いただいてもお読みいただけます)!
哲学を学んだことがなくても、哲学対話をしたことがなくても、大学生じゃなくても、誰でも参加できる哲学対話の場です。哲学対話やってみたいと思っている人のために、わたしの勇気と知恵を振り絞ってつくりました。
すこし長いですが、以下の開催概要や申し込み方法をよくお読みのうえ、有料部分のフォームから参加申し込みをお願いします!
1. イベント概要
イベント名:ゆるっと哲学対話
テーマ:絵本『えんとつ町のプペル』
日時:①2025年1月19日(日)11:00-13:00、②2025年1月24日(金)20:00-22:00
場所:オンライン(ズーム)
主催:ちゃんす
募集人数:各日程最大20名(先着)
内容:①哲学対話やルールについての説明、②アイスブレイク、③問い出し、④哲学対話、⑤振り返り
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2. 哲学対話とは何か
まずは、哲学対話を知らない人のために、哲学対話とはどんなものかについて少しだけ説明させてください。
哲学対話とは、一言でいえば「参加者が輪になって、問いについて一生懸命考えること」みたいな説明をされることが多い。
哲学という名前がついているけれど、偉い哲学者や難解な理論の話をするわけではなくて、ただ、普段は通り過ぎてしまうような問いに立ち止まってもっと深く考えてみること、自分一人ではたどり着けない答えをみんなと一緒に探しに行くこと、そういう取り組みのことを指します。
世の中にはいろんな哲学対話があるから、少なくともわたしの知っている哲学対話はそんな感じだと言うことしかできないけれど、だいたいはこんなイメージ。
もう少し具体的に哲学対話について知りたいという人は、ここにわたしが過去に書いたものをまとめてあるので、よければちょっぴり覗いてみてください↓
あと、わたしの説明だけでは心許ないと思うので、先生たちの定義もいくつか引いておきます。
哲学対話とは簡単に言えば、哲学的なテーマについて、ひとと一緒にじっくり考え、聴きあうというものだ。普段当たり前だと思っていることを改めて問い直し、じりじり考えて話してみたり、ひとの考えを聴いてびっくりしたりする。
「哲学対話」とは、哲学者の名前や概念など哲学史の知識を一切必要とせず、「自由とは何か」、「働くとは何か」といった問いをめぐって、10名前後のグループでの対話を通じて考えを深める実践である。
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3. ゆるっと哲学対話
つぎに、哲学対話にもいろいろなやり方・場があるので、イメージに齟齬がないように、わたしのいう「哲学対話」についてすこしだけ説明しておこうと思います。
◆今回こういうイベントをやろうと思ったきっかけ
わたしは対話がこわい。
先生の出張について行くときも、誰かに呼ばれて参加するときも、友だちを誘って場を作るときも、いつもちょっぴり不安な気持ちを抱えている。
そんなわたしが今回こうやって知らない人のために哲学対話の場をつくろうと思ったのには2つの理由がある。
ひとつは、哲学対話をやりたい!という声を(うれしいことに)たくさん聞くようになったから。
インスタやnoteで哲学対話のことを書いているうちに、参加したいけど機会がないとか、どこでやっているのかわからないとか、そういう話をよく耳にするようになった。たしかに、わたしも最初は何からはじめたらいいか全然わからなかったし、インターネットで見つけた全く知らないひとのイベントに参加するのには抵抗があった。
だから、わたしのことをいつもみてくれるフォロワーさんたちのために、すこしでも参加しやすい形で哲学対話のイベントをつくってみようと思った。
もうひとつは、怖がりなわたしだからこそできる哲学対話・つくれる場があるんじゃないかと思ったから。
哲学対話をはじめたときからずっと、わたしは哲学対話がめざす「心理的にも・知的にもセーフティーな場」が欲しくて、でもそんなものが本当にあるのか分からなくて、わたしが安心して話せる場とはどういう場だろうと考えてきた。
いつかのわたしと同じように、不安や恐怖を抱えながらも対話に希望を見出す人たちのために、今わたしにできることを精一杯しようと思っている。
*ゆるっと哲学対話への気持ちはポッドキャストでも少しお話ししているので、よければこちらも聴いてください↓
◆ゆるっと哲学対話がめざすこと
ゆるっと哲学対話は、哲学対話をやったことがない人や、なかなか参加する機会がない人たちのための場をつくりたい、という思いからはじまっています。
そのため、ガンガンやりたいぜ!ガツガツしゃべりたいぜ!という方は(できれば)ご遠慮いただき、ゆるっと哲学対話をやってみようという気持ちでご参加いただけますと幸いです。
ゆるっと哲学対話では、以下のような場をめざしています。
◎ 真剣に、切実に、物事を考えるための場
◎ お互いの話を一生懸命に聞き合う場
逆に、めざしていないこと(ちょっとちがうこと)はこんな感じです。
△ 正解を見つけたり悩みを解決したりする場
△ 哲学の専門的な議論をする場
× 自分の意見を主張する場
× 誰かを批判したり言い負かしたりする場
参加してくれる人たちには、一緒にこういう場をつくるためにがんばってもらいたいし、わたしも(準備・ファシリテーション含め)こういう場をつくれるように精一杯がんばります!
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4. テーマについて
今回のゆるっと哲学対話のテーマは、絵本『えんとつ町のプペル』です🎄
対話の前に、あらかじめ絵本を読んできていただき、そこから考えたことをもとに問いを出す形で実施をします。
これまでのイベントでは、プレーンバニラ形式(テーマを設定せず、自由に問いを出して進める哲学対話の形式)で実施していましたが、今回は初めて、テーマを設けた哲学対話をおこないます。
今回わたしがこのテーマを選んだのは、『えんとつ町のプペル』がわたしの大好きなお話だからです(絵本のほかに、映画やミュージカル、バレエなどの作品もあります)。
高校生のときに出会って以来、移り変わっていく自分自身の気持ちを追いかけるように、そのなかでも変わらないものを確かめるように、折に触れてこの話を思い出します。
たとえば、「信じぬく」ということの難しさにぶつかったとき。
信じるとはなんだろうと思うし、信じるとはなにを信じることなんだろうと思うし、なぜわたしたちはなにかを信じるのだろうと思う。
そんなときにこの絵本を、脚本を取り出して、「信じる」という言葉と睨めっこをする。
今回の哲学対話ではこんなふうに、この絵本「について」考えるのではなく、この絵本「を読んで」対話をすることをめざしています。
それぞれがこの絵本を読んで考えたこと・感じたことをもとに問いを立て、この絵本を起点に哲学対話を実施できたらと思います。
*なお、この絵本は全ページが無料公開されていますので、参加にあたって絵本を購入していただく必要はありません(もちろん、絵本を買って実際に読んでもらってもかまいません)。
『えんとつ町のプペル』についてはこちらから↓
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5. 参加方法
①このnoteの有料部分を購入する
*参加費の代わりになります
*(みなさんにとっても・わたしにとっても)安心安全な場をつくるために参加費をいただいております
②有料部分にある申し込みフォームを記入
③インスタのdmでちゃんすに申し込み完了を報告
*鍵垢の方には、こちらから直接ご連絡することができないためです
*インスタではなくメールでの連絡をご希望の場合は、フォームでその旨を伝えていただければ対応できます!
④こちらで確認が取れ次第、dmに当日の詳細とズームリンクが届きます💌
⑤イベント当日、お時間までにズームに入室ください
*事前準備として、絵本『えんとつ町のプペル』を読んでからご参加いただきますよう、お願いいたします!
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6. 注意事項
どちらか1日程を選んで申し込みをお願いします。より多くの方にご参加いただけるよう、今回は両日程参加はなしとさせていただきます。
キャンセルの場合でも参加費の返金はできませんのであらかじめご了承ください。
参加者多数の場合、いくつかのグループに分けて実施する場合があります。その場合には、ちゃんす以外がグループのファシリテーターになる可能性もありますのであらかじめご了承ください。
noteの続きを購入後、フォームの提出とちゃんすへのdmをもって申し込み完了とさせていただきます。フォーム提出後のdmをお忘れないようお気をつけください。
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*以下の有料部分はイベント申し込みフォームのみですので、ここまでの内容に同意のうえ、参加希望者のみご購入いただきますようお願いします。
*イベントはすでに終了しております。以下の有料ページには、申込フォームの代わりに、イベント当日の様子とちゃんすの感想を載せておりますので、購入の際には十分にご注意ください。
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