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【日刊ドローン情報 No.141】近鉄不動産、マイクロドローン撮影によるモデルルーム公開を導入

 No.123でFPVドローンによるYogiboストア内のPV動画を紹介しましたが,不動産会社もモデルルームの映像をマイクロドローンで撮影し,ホームページで公開しているようです。
 マイクロドローンは小型・軽量で,屋内などで人や物と近接して飛行することで,臨場感や没入感を演出するのにぴったりですが,その反面,飛行操縦が非常に難しく,普通に飛行させるだけでもかなりの訓練が必要になります。その難しさを例えると,市販のDJI製のドローン(マビック等)が補助輪付きの自転車なら,マイクロドローンは競輪用の自転車といったところでしょうか。
 その一方で,マイクロドローンは機体やプロポ(送信機),ゴーグルなどの単体の価格はそれほど高価ではなく,機体は2万円前後,プロポは3~4万円,ゴーグルは安いものだと1万円を切るくらいの価格であり,入門用に1セット揃えるのに要する費用はDJIのマビックミニなどを購入するよりも安く揃えることができます。
 また別の利点として,マイクロドローンはセンサ類が少なく,機体がシンプルなので,ドローンの構造やプロポとの関連性を理解しやすいと言えるでしょう。機体とプロポのバインド(通信できる状態にすること)などの設定を自分でする必要があるため,多少面倒ですがYoutubeやブログなどに多くの機体やプロポの設定方法が記載されているので,挫折することはないと思います。
 操縦の難しさと,屋内での新しい映像表現の需要が相まって,今後ますますマイクロドローンとそれを操れるパイロットが重宝されるでしょう。

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