【日刊ドローン情報 No.135】【空から来た!】ドローンがカレーライス運ぶ 買い物弱者をサポート
採算をとるのが難しいと言われているドローン配送ですが,着実に実証実験が重ねられています。今回の実証では,店舗からドローン配送拠点に商品を配送し,ドローン配送拠点から商品をドローンで運搬するというもの。
実証としてはよいのかもしれませんが,やはり実運用に入るうえで大きな課題は,一旦ドローン配送拠点に運搬しなければならない,という点ではないでしょうか。
なぜなら,今回の実証のように温かい食べ物などは,即時性が求められるので,たくさん注文が入ったら一気に運搬,という効率的な運搬は難しく,特に今回のような買い物弱者が居るような中山間地域などではその注文が入る頻度もまばらでしょう。ということは,必然的に配送コストはあがります。
とはいえ,買い物弱者にも温かい食べ物を食べていただきたい。上記問題の一つの解決策は,ドローン配送拠点と飲食店を集積すること。小さな町では,たいていスーパーや飲食店がある場所はある程度限られると思うので,思い切ってそれらを集積させてしまえば,ばらばらの店舗から配送拠点まで配送する必要がなくなり,さらに町もコンパクト化するのではないでしょうか。
ドローン配送はまだまだ課題山積ですが,誰でも温かい食べ物が食べられるように,皆で知恵を絞っていきたいですね。
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