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【日刊ドローン情報 No.159】セーフィーとブルーイノベーションが連携、ドローンやロボットの映像をリアルタイムに一元管理

 セーフィーという会社は,ウェアラブルカメラを用いたサービスを提供しています。ウェアラブルカメラとは,言葉の通り着用可能なカメラで,その多くは現場にいる人がカメラを装着しながら作業をして,そのカメラ映像を遠隔にある事務所のPC画面から監視者が確認する,という用途に使用されます。これにより,従来は作業者と指示者の2人体制で作業をする必要があったものが,現場に行くのは作業者だけでよくなり,1人分の現場往復時間が確保できるという効果があります。
 このような映像や画像を用いたソリューションでよくある困りごとが,映像の保存場所がバラバラで,あとから探すのに苦労したり,AIに学習させる際の画像データが一元的に管理されていないということです。例えば,設備メーカーの場合,お客様の設備を設置する際に撮影した写真は,会社の共用
サーバーに保管し,お客様の設備の点検をした際のウェアラブルカメラの映像はサービス提供者のクラウドに保管する,といった形で,一つのお客様に関する映像・画像についても,利用するサービス等によりバラバラに保管する必要があります。
 今回の記事では,ウェアラブルカメラや定点カメラ,ドローンで撮影した映像・画像をセーフィーが提供するSafieクラウドに一元的に管理することで,バラバラに保管する必要がなくなります。さらにはクラウド上に保存されるため,撮影者からもお客様からも同じ画像にアクセスできるため,依頼主と依頼元でもバラバラに保管する必要がなく全体的に効率的な運用が可能です。
 ただ,このようなサービスで1つ課題を挙げるとすると,サービスの栄枯盛衰が激しい分野のため,設備管理のような数十年レベルでモノを管理する必要がある分野においては,特定のサービスに依存することはリスクとなります。場合によっては,数年おきにサービスを乗り換える必要が生じ,そのたびにデータの移行対応をする必要が生じる場合もあります。
 このような事態に対応するためには,汎用性が高いデータ形式でデータを受領し,別のサービスに乗り換えたり,自社運用に切り替えたりしやすくするように,サービス利用開始時から確認しておくことが必要になります。
 

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