【日刊ドローン情報 No.177】Vol.32 ドローンと地図を考える [シュウ・コバヤシのDRONE MANIA]

 知らない情報があったので本記事を紹介したいと思います。記事の内容は,ドローンを飛行させる際に,皆さんが必ず確認するDID地区を閲覧するためのツールについて紹介しています。
 DID地区とは,日本語で言うと人口集中地区で「人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区等が市区町村の境域内で互いに隣接して,それらの隣接した地域の人口が国勢調査時に5,000人以上を有する地域」のことです。平たく言うと,人口が多い地域で,DID地区でドローンを飛行させる際は許可承認申請が必要になります。
 国土地理院地図でDID地区を確認すると,過去のデータも見れるので,DID地区がどのように変化していっているか,を確認することができますが,ドローンを飛行させる際は,過去のデータはあまり気にする必要はありません。ただ,昔学校で社会の時間に資料集や地図ばかり見ていた自分としては,この地図を見出すとYouTube並みに時間の経過を忘れてしまいそうです。
 さて,本題は,記事の末尾の方に記載されている「海しる」という港関係の地図サイトがあるということです。海でドローンを飛行させる際は,海岸部であれば主に海岸管理者(市町村)ですし,海上であれば海上保安庁に問い合わせる必要があります。海上保安庁は,周辺海域を航行する船舶の状況を把握しているので,ドローン飛行の連絡を受けると,その飛行高度から船舶の航行に影響があるか否か判断し,影響があると判断される場合は,飛行させる者が海上保安庁に届出をする必要があります。ですので,海上を飛行させる際は海上保安庁に問い合わせる必要がありますが,「海しる」というサイトで付近の海上保安部署が確認でき,連絡先も記載してあるので非常に便利です。
 海でドローン飛行を検討されている方は,ぜひ一度サイトを確認していただければと思います。

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