【日刊ドローン情報　No.147】群大、単機のドローンと投影装置の組み合わせによる空中ディスプレイを開発

群大、単機のドローンと投影装置の組み合わせによる空中ディスプレイを開発

　ドローンで空に映像を表示する方法としては，ドローンショーが有名ですが，群馬大学ではドローンで吊り下げたスクリーンに地上からの光を投影し，ディスプレイとして表示する空中ディスプレイを開発したそうです。
　ドローンショーは多くの機体を使用するということで，コストが高くなってしまいますが，この方法であればドローンは単機で対応でき低コストで空中に映像を投影することができるとのこと。用途としては，災害時の誘導やイベントでの広告・演出に活用されることが期待されているようです。
　使用する機体が少なく，準備が容易な反面，課題としてはスクリーンの大きさがある程度限られるため，遠くまでは見えないということでしょう。また，スクリーンに対しての風の影響も考慮する必要があります。ですので，小規模な用途向けに適していると感じます。
　これまで難しかった空中への新たな表現方法が増えることで，私たち空を見上げて楽しむ機会がますます増えそうですね。