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【日刊ドローン情報 No.108】Vol.57 日本版ドローンオープンプラットフォームプロジェクトが目指すもの[春原久徳のドローントレンドウォッチング]

 No.77で紹介した「ドローンオープンプラットフォーム」について,プロジェクトを推進するドローンジャパンの春原久徳氏が本質的な目的を説明しています。
 このプロジェクトは,ドローンの機能,性能に関するルールや規格を作ることで,開発会社同士が連携しやすくするというものです。これにより日本製のドローンの機能,性能を向上させ,より使いやすくすること,またデータの連携を容易にすることで,国外への展開も期待されます。
 規格作りというと,開発会社が共通言語でモノづくりをするためのものというイメージがありましたが,このプロジェクトの本質的な目的はエンドユーザーが使いやすくすることで,ドローンの社会実装を加速させることだということです。
 現状,さまざまなドローンや関連製品が開発されており,ユーザーは機体の選定から何を使用するか迷うことになります。プラットフォームが構築され,各技術ブロックの要件が明確化されれば,仕様比較なども容易になり,目的に応じた適切な機能,性能のものを選定することができるようになるでしょう。

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