【日刊ドローン情報 No.74】ユーブロックス、超小型GNSSモジュール「MIA-M10」シリーズを発表
ユーブロックスはGNSS(GPS)チップを自社開発・設計・製造しているGNSSチップ及びモジュールメーカーです。記事リンクの写真は,そのGNSSチップで4.5mm×4.5mmと1辺が米粒大の小ささです。こんな小さなチップでGNSSとの通信を高感度,高精度,超低消費電力で実現します。
この超小型チップにより,小さくて電池で動かなければいけないようなデバイスへのGNSS(GPS)搭載を可能にします。例えば,子供や高齢者,家畜の居場所や安否を見守るためのウェアラブルデバイスや,小型ドローンなどに適しています。
汎用ドローンのシェアNo.1であるDJI製ドローンには,従来5つの主要なチップが搭載されていました。その5つとは,センサーの値を集め空間認識を行う「ビジョンプロセッサ」,システム管理を行う「メインプロセッサ」,撮影カメラの画像処理を行う「カメラプロセッサ」,「モーター制御チップ」,「通信チップ」です。そのチップが最近では機能が統合され,チップの数も減っています。スマホも現在では,「CPU+GPU+カメラ+ビデオ+LTE+Wi-Fi/Bluetooth」などデジタル機能が全て1チップ化されており,いずれドローンも1チップ化されるでしょう。
ますます小型化,高機能化されることで,ドローンの使い方の幅がどんどん広がりそうです。