2020/11/22 関西ボセ

完全に日記やん。こんばんは、ちゃんべるです。弊セの話をすっ飛ばして、関西VOCALOIDセッションに参加した話をします。スタジオと弊セでギターを持つ曲が多かったので、自分のキャパを考慮した上でボーカルのみのエントリー。この日はものすごく実りのある歌い方ができたと思ったので、記しておこう。

歌った曲は、
・リンネ
・Dear
・-ERROR

まずリンネ。数あるボカロ曲の中でも、カラオケで歌ったことある回数で上位に食い込む楽曲。いわゆる十八番。言ってしまえば、歌い慣れている曲。人前で披露するのは初めて。大学卒業から数年のブランクを経てステージに再び立つことになった私ですが、その数年のブランクの間に落ちに落ち切った歌唱力を元に戻すのに、これ以上に最適な曲はなかったなと思います。昔から自分がやってる歌い方、ずっしりと重たい歌い方を心がけました。昔は意識しなくてもすんなり腹から出てた声、口の開き方、息の量、1つ1つ全て丁寧に思い出しながら、初心に返って声作りし直しました。1発合わせのセッションだったにも関わらず、曲の独特の強弱を噛みしめながら曲をなぞっていくのはクセになる楽しさ。何度でもやりたい。ラストの「一人憐れに歩めや少女」で思った以上に声が綺麗に抜けていくのが聴こえて、テンション上がりましたね。

Dearは何回聴いたかも分からない名曲中の名曲。イントロのギターから、全ての音にエモーショナルが詰まってて、リハの段階で「エッモ……」となり、歌に集中できるか不安になるレベルのクオリティでした。すごい。全身が幸せな音に包まれる感覚がたまらない。リンネと同じく昔からよく歌っていた曲ですが、今回歌い方をガラリと変えました。モデルとしたのは長屋晴子さん。さぁ練習だ!と思って改めて曲を聴いた時に、彼女のような重すぎない力強い歌い方が合うんじゃないかなと思って調整。Aメロは支えづらい中音域なので音程の正確さを。サビに向かって力強さを倍増させて。今までステージ上でやったことない歌い方でしたが、自分的には満足です。ラスサビ、急遽コーラスで入ってくれた方と目を合わせながら歌うのがとっても楽しかった。めちゃくちゃアガった。捌ける時誰かが言った「あの声帯が欲しい」は今回の声作りがうまくいった証として心の中に大事にしまっておきます。言ってくれてありがとう。

-ERRORは唯一、どこでも歌ったことがない曲でした。高いけど地声でも出る高さ。予定では、1番2番はファルセットを入れつつラスサビで地声で盛り上げるはずでしたが、たぶん1番で早々に地声でやっちゃって2番終わりには完全にバテるという、フィジカルの弱さを露呈した気がします。体力ない中、声を支えるのに気力を使いすぎて記憶があんまりありません。音も外した気がする、上に。緊張しすぎると下に外して、楽しすぎると上に外す癖があるんですけど、完全に後者でした。ラスサビはちょっと喉締めすぎた。と、3曲の中で最もミスが多かったわけですけど、nikiさんの曲はずっとバンドでやってみたかったのでとにかく歌うのが楽しかったです。伴奏がすごく綺麗なんですよね。その上に力強い声を乗せるという点では、百点やったと思います。

今回の3曲で、「従来の歌い方を元に戻す」「新しい歌い方を試す」「高音域をしっかりステージで出す」という点において、以前の9割ほどのクオリティに持っていけました。全盛期に比べてまだまだ思うように歌えないことが多いけれど、それでも「昔はこんなふうに歌えてたなぁ」という感覚を取り戻すことができました。前回のアニミティーでもそうでしたが、ステージ上で頭がクリアになりやすくなった。緊張により生じる、本番と練習とのギャップがどんどんなくなっていくのが分かる。

ピンボーカルをやると、楽器の皆さんの心強い演奏にめちゃくちゃ助けられているのが分かりますね。キメが丁寧やから、こちらも慌てずキメられる。ギターを持つ時にこのことを思い出して、安定した演奏ができるようになりたいもんです。12月は久々のライブ、なのに3ピースのギタボ。3ピースのギタボ自体おそらく初めてですが、2020年のフラストレーション全部ぶちまけるつもりで、演らせていただきます。

【告知】
2020/12/13(日) あにふぁず at三国ヶ丘FUZZ
死にたがりのハニーで出演です。みんな大好き梨本うい様のコピーをやります。

OPEN 18:00 START 18:30
TICKET 1000円+drink
出演時間は、19:50〜
お取り置きはメンバーまで。

こんな状況でもセッションやライブを開催してくださる皆様に重ねて感謝を。ありがとうございます。

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