超個人的ベストソングス2022
今年もやってまいりました。長いです。でも超個人的だから関係ない。
今年リリースされたものから50曲を選びました。前半のコメントは薄いかもしれないけど超個人的だから関係ない。
せっかちマンたちは目次から飛んでくれ!仕事納め暇マンは全部読んでって〜〜
50位〜41位
50位 I Don’t (but someday) / ステレオガール
49位 やわらかな夜 / 優河
48位 Sesamu / Ecko Bazz
47位 The Only Heartbreaker / Mitsuki
46位 ふたり feat. アユニ・D / DENIMS
45位 ABC feat. Sophia Black / Polyphia
44位 best friend / 海豚刑警
43位 告白ステップス / 眉村ちあき
42位 「丸」Best track / ゲスの極み乙女
41位 BOLLOCKS / ASP
40位〜31位
40位 End (Confidence Man Remix) / CHAI
39位 Color Me feat. マヒトゥ・ザ・ピーポー / 木村カエラ
38位 てんてん / 堂島孝平, 眉村ちあき
37位 生きる / 春ねむり
36位 アルケミラ (RudeLies Remix) / リーガルリリー
35位 Moeru / ゆるふわギャング
34位 VIBE / 田我流, MILES WORD, 丸, SHEEF 3RD, DJ BUNTA
33位 Rosy / SixTONES
32位 惡い男 / ドレスコーズ
31位 STARLIGHT / iri
30位〜21位
30位 風の唄 / 高田夏帆
会社のラジオでず〜っと流れていた一曲。
跳ねるようなリズムと不思議なイントロが耳に残る
29位 KICK BACK / 米津玄師
『4443で外れる炭酸水』という歌詞が秀逸。デンジがダイドーの自販機の前に立っている画が浮かぶし、自販機で炭酸水を買う雑な感じが曲の雰囲気を引き立てている。
サビ終わりでグーっと下がるのもズルいよね
28位 ナイトダイバー / LUCKY TAPES
優しく包み込むような歌声とシック時々ポップな音楽、シティポップの可能性を追求し続けるLUCKY TAPESはいつも素晴らしいです
27位 窓辺にて / スカート
痒いところに手が届くように伸びるサビが印象的。同名映画に寄せた世界観を味わうことができる一曲
澤部さんはお笑いリテラシーがハンパじゃないので好きな人は公式の裏アカもフォローしよう。
26位 damn / 藤井風
岡山弁のグルーブ感が藤井風の一番の魅力だろう。
『〇〇まうとは』『〇〇やん』が続く岡山弁で踊れる時代がきた。
RSRでのピアノステージも素晴らしかった!
25位 The Hardest Cut / Spoon
無骨な鳴りが脳に響く。
新しい音楽が日々刻々と生みだされていく中、変わらない良さもあるよね
24位 告白 / 崎山蒼志, 石崎ひゅーい
合唱曲のような美しさが光る一曲。
2人の個性がぶつかりあうサビが印象的。
23位 ひかり / DENIM
ロックバンドの楽しさを感じさせる曲。ライブで観たらめちゃめちゃ楽しいだろうな
ロングコートダディ堂前がファイナリスト発表の時にDENIMSのパーカー着てたね。
22位 The Official FIFA World Cup Qatar 2022™️ Theme
時期的に仕方ない、入れさせてください。
でも単純に何度も聴いて耳に残ってるだけではなくて、ザ•中東の音楽に世界最高峰の大会というゴージャスな雰囲気を見事に組み込んだのが素晴らしいと思う。
冒頭の強烈なサウンドロゴも秀逸。私は「どろだんご」「ごまだんご」の2種類の歌詞で口ずさんでいます。
21位 芝生 / MIZ
芝生を【siba-fu】と読んだ時点で勝ちな一曲。
日本語なのにボサノバにしか聞こえない玉置ワールド全開な世界観に知らず知らずのうちに迷い込んでしまう。
MIZ初のバンド編成の楽曲らしく、ドラムは石若駿が担当している。石若さん、無敵ドラマーになりつつある
20位〜11位
20位 エジソン / 水曜日のカンパネラ
やっていることはコムアイの頃からほとんど変わっていなくて、時代の流れと曲が偶発的にぴったりと重なって生まれたヒットだと思っている。
詩羽バージョンの水カンの地位がしっかりと築かれた今、この後の展開が期待される。
どうせまたブッ飛んでキャッチーな曲を繰り出してくるのだろう。
19位 たたかわないらいおん / リーガルリリー
『リッケンバッカー』の頃の粗削りな音楽はキャリアと共に洗練され、この曲が入ったアルバム「Cとし生けるもの」は全曲ランクインさせたいぐらいの名盤だった。
悲しげなイントロから駆け抜ける後半がたまらない。
18位 FRIDAY KIDS CHINA TOWN / にしな
昨年末の期待通り今年も大活躍だったにしな。独自のワールドで攻撃的なフロウを魅せる。
にしなについて調べていたら、YOASOBI幾田りらも所属していた“ぷらそにか”に所属していたことを知った。現メンバーの中で未来のスターがムクムクと羽を広げようとしているかもしれない。
17位 Sally / LOVE PSYCHEDELICO
フワちゃん大好きラブサイケデリコ。10月リリースのアルバムのラストに極上のクリスマスソングを入れてくれた。18年リリースらしいけど今年知ったからもう入れちゃおう。
優しく静かに始まる冒頭から徐々にクリスマスが近づく高揚感が繊細に表現されている。
16位 I LIKE / 奇妙礼太郎
「手を出して」の歌い出しからこれ以上ないぐらいグッと掴まれる。歌い出し選手権だったらブッチ切りの1位。
『キョコロヒー』古参であることを番組出演時に発言した奇妙さん。かわいらしい一面にファンが更に増えていく。
15位 パレードが続くなら / YUKI
「あなたの寄り道に 私を巻き込んで
楽しい悩み事 増えるわ増えるわ」
圧巻の貫禄。今年はハイペースに楽曲リリースがあったが、少しずつ雰囲気が違ったりしていて相変わらずの衰え知らずだ。
過去に囚われず流行りにも頼らず、いつまでも聴くことのできる楽曲が絶えず生み出されている。
ジュディマリっぽい『My Vision』も素晴らしいのでぜひ。
14位 As It Was / Harry Styles
”洋楽にもたくさん手を出す“と昨年末に誓ったものの、実際のところTwitterで漁ったアーティストをなんとなく聴く程度にとどまってしまった。
それでもこの曲は聴いた瞬間ビビッときたことから、国・言語を問わない”心地よさ“を求めることが大事であることを学んだ。
下半期はテレビやラジオ等でもたくさん耳にしたし、各国のチャートでもバケモン記録を叩き出している。歌詞が分からなくたって心地よければいいということの証明だ。
13位 ばかまじめ / Creepy Nuts, Ayase, 幾田りら
オールナイトニッポンがエンタメの発信地になりつつある。Creepy NutsとYOASOBIのコラボレーションはここから生まれたし、佐久間宣行という男がエンタメ界を縦横無尽に駆け回るようになったのもオールナイトのせい(おかげ)である。
いつでもそばに寄り添うラジオのように、がむしゃらにばかまじめに生きる人たちを真っ直ぐに応援するこの曲は様々な人々を現在進行形で支え続けている。
12位 ウタカタララバイ / Ado
ウタ名義で出したアルバムはAdoのカタログのようで、Vaundyの気だるさやミセス大森の伸びる高音など、提供アーティストそれぞれの特色を見事に体現していて感動が止まらなかった。
そんな中この楽曲はAdo本人の魅力がたっぷりと詰まったものだったように思う。ジェットコースターのような展開の中でかわいらしさ・艶かしさ・カッコよさなどが入れ替わるように顔を出す。
Adoをテレビに出す手段としてウタがいいように使われている光景にうんざりしつつ、次の展開に期待しよう。
11位 地球でつかまえて / リーガルリリー
リーガルリリーから3曲目。8月に上のタイトルでリリースされたEPはどう考えてもウクライナ情勢を受けてのもので、痛々しいほどにそれが歌詞に散りばめられている。
サビ終わりに「こわい」「くらい」と無造作に連呼される部分があり、怖い暗い怖いくらい暗い怖いと何通りも考えさせられる。ひらがな表記なのもその意図が含まれているだろう。
10位〜1位
10位 ハートのIgnition / 後藤輝基
カバーアルバム「マカロワ」はお遊び一切無しの素晴らしいアルバムで、昭和〜平成初期の女性アイドルの名曲の数々がカバーされている。
藤井隆が目を付けたのも納得で、どういう訳か後藤の声と一昔前のしっとりとした女性の曲がぴったりとマッチしている。
シティポップとしてブラッシュアップされた演奏に後藤の声が合わさり、艶かしい楽曲へと仕上がっている。
9位 Sugar/Tzu / black midi
暑い日にスーツ姿で池袋駅構内を歩いていたときに初めてこの曲を聴いた。「なんだこれ…」とマスクの中でつぶやいたのもはっきりと覚えている。
瞬間記憶を発動させるほどの凄まじいインパクトをこの曲は持っている。正直何を歌っているのかは全くわからない。上のジャケットのような地獄でガイコツたちが走り回っている様子だけが脳内に浮かぶ。
来日公演は観られなかったが、1時間程度のライブで終わったらしい。混沌で濃密な1時間だったのだろう。
8位 BADモード / 宇多田ヒカル
「メール無視して ネトフリでも観て
パジャマのままで ウーバーイーツでなんか頼んで」
不変の世界観に今しかできない表現を組み込み、誰にも真似できない楽曲を生み出している。イントロからワクワクが止まらない。
コーチェラ出演やフランクなツイートで私たちを飽きさせない彼女、来年はどんなアクションを起こしてくれるのだろうか。
7位 君はいなせなガール / ネクライトーキー, 二本松ひとみ
大好きだった東京カランコロンのせんせいの声が聴こえ、嬉しくて飛び上がった。
ゲストボーカルとして参加したせんせいこと日本松ひとみの声は明るくポップなネクライトーキーの演奏との相性がよく、ボーカルもっさとの掛け合いも楽しい。
ベース・藤田バージョンも公開されており、こちらはハスキーで力強くまったく別物として楽しめる。ていうかこの藤田、コンテンポラリーな生活のベースもやってるのね?!
6位 さよならクレール / 中村佳穂
MIZのところで挙げた石若駿がこちらにも参加している。アウトロの打ち込みとしか思えないような緻密なドラムは実際に石若が叩いており、収録風景もTwitterにあがっている。リズム感どうなってんだ
「竜とそばかすの姫」で稼働した昨年からまたさらに飛躍した中村佳穂、もう今後どの方向に飛んでいくのか分からない。
5位 SHINOBI TOP SECRET / Winners
サーキットフェスでなんとなく観て、完全に心を掴まれた。
でんぱ組なども担当するボーカル玉屋の作る音楽は”楽しい“がギュウギュウに詰め込まれていて、この曲も観た当時は知らなかったが、観た瞬間に「うわ楽し〜〜」の感情でいっぱいになった。
曲がいいのはもちろんのこと、ライブがめちゃくちゃ楽しかったことでWinnersのことが大好きになった。ライブ映えするバンドだよ
4位 KAPO / 中村佳穂
物知りの人を”歩く百科事典“と呼ぶように、私は中村佳穂のことを“歩く歌”と呼んでいる。勝手に。話していても歌っているみたいだし、歌っていても話しているみたいに見える時がある。
敵キャラだったら絶対に歌を操って攻撃してくるタイプだし、その様子はこの曲の中で特に顕著に感じられる。
「さよならクレール」の緊迫感とは対称的に自由にフワフワと歌っており、今の中村佳穂を包み隠さず歌っている。次の歌詞が率直で恐ろしい。
「あぁもしもしかして 私は今最強なんじゃない?
あぁもしもしかして 磨けばもっと光るんじゃない?」
まだまだ進化を遂げていく気だ。
3位 Spud Infinity / Big Thief
海外アーティスト来日公演バージンをBig Thiefに捧げた。
洋楽に疎い私でもこの曲が入ったアルバムが素晴らしいことは分かる。それはこれまでに何度か挙げた“楽しさ”や“心地よさ”がめいっぱい盛り込まれていたことが要因で、ジャケットのように4人で楽しそうに演奏している様子が耳から伝わってくるほどだった。
中でもこの曲はビヨンビヨン鳴っているのが個人的に楽しくて、絶対に生で観たいと思わせるようなものだった。
東京公演の2列目を陣取り、ボーカル・エイドリアンの目の前でこの曲を聴けたことは一生忘れないだろう。エイドリアンは時々メンバー3人のほうを振り返り、微笑みながらギターを鳴らしていた。それはまさに上のジャケットのような光景で、今でも脳裏に焼きついたまま残っている。
2位 うちのお母さん / ハンバート ハンバート
会社のラジオで流れていたきゃりーぱみゅぱみゅのラジオ番組できゃりーが紹介していた曲が2位にランクイン。きゃりーマジありがとう。
ハンバートハンバートというと「おなじ話」のゆっっったりとしたイメージだったのだが、この曲は本人も『踊れる曲をつくりたかった』と語る通りにアップテンポでドラムバシバシのお祭りフォークで、イントロから動物たちや虫たちが踊る光景が見えてくる。
それでも内容は”うちのお母さんは世話焼きだなぁ“というほっこりソング。世界観は壊さずに、自身のテリトリーで最大限に遊び続けるベテラン夫婦デュオの余裕である。
「あらこんなとこでどうしたの
涙で顔ぐしょぐしょにして
何にもきいたりしないから
ひとまずいらっしゃいな」
優しいなぁ。。泣
1位 無限大 / チャラン・ポ・ランタン
買い物帰りに近くの広場からアコーディオンの音色と女性の伸びやかな声が聞こえ、自転車のカゴに野菜を乗せたまま音のほうへ向かった。その正体はチャラン・ポ・ランタンで、私の下半期を支えてくれることになる存在である。
当時は「逃げ恥のOPの人だよなー」ぐらいの知識しかなかったが、朗らかに伸びる歌声とアコーディオンの不思議な音色に取り憑かれ、ライブが終わる頃には大好きになってしまった。5位のWinnersと同じ現象だ。
中でも最新曲であるこの曲が印象に残り何度も何度も聴いていると、自分の境遇と重なる部分がたくさんあることに気づき一層思い入れが強まった。
私は夏ごろから転職活動を始め、秋にどうにか転職先が決まった。自身の成長のためというポジティブな転職だが、それでも不安や焦りは大きい。
チャラン・ポ・ランタンも昨年ソニーを離れ独立し、自主レーベルで活動を始めている。
「未完成なんだ未来は無限大
これから何色で塗ろうかな」
そう歌う後ろでは不穏なアコーディオンの音が鳴っており、どこか不安げな心情を描く。それでも前へ向かって駆け抜ける疾走感、跳ねるリズムが背中を押してくれる。
私情モリモリだが、楽曲としてもメッセージ性としても素晴らしいこの楽曲が今年の超個人的ベストソングです!!
チャランポランタンもWinnersもライブきっかけで好きになったので、百聞は一見に如かずを体感できた1年だった。音源だけじゃ分からない魅力がたくさんある。
今年は毎月“今月個人的ベスト“としてTwitterであげていたが、後半は若干息切れ感があり、これのために無理やり新曲を聴き漁るようなことも何度かあった。なのでやめよう!と今決めました。
相変わらず洋楽には疎いままなので、そこはのんびりジワジワと攻めていければと考えている。とりあえずSpotifyの『On Repeat』に頼る回数を減らしていこう。
長々と失礼しました!長々と読んでくれた人もしいたらありがとうございます!!
ジャケットをバーっと眺めてもらっただけでも嬉しいです!
来年も嫌にならない程度に頑張ります!
2018 1位 アイデア / 星野源
2019 1位 ちがうの / 私立恵比寿中学
2020 (卒論で忙しくて決められず)
2021 1位 Cats & Dogs (feat.カネコアヤノ) / KID FRESINO
2022 1位 無限大 / チャラン・ポ・ランタン