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ゴロ寝OnRepeat読書 12/14あたりの日記

・仕事が忙しい。
別チームのメンバーがクビ一歩手前のやらかしをして関係各所がお怒りになり、その人が作った資料は私が全部くまなくチェックする羽目になった。
その人は私の倍以上生きている人だが反省の色が一切見えず、逆にたくましいなと感心さえしてしまっている。

会ったこともない先方の部長にビビり散らしながら進捗のチャットを投げ、返事が返ってくる前にPCを閉じて帰るという毎日。
家に着くのは22時を過ぎることが多くなっていた。
普段だったら録画したバラエティやYouTubeをダラダラと垂れ流しているが、疲れ切った私にはそれらも「刺激が強すぎる」となってしまい、平日の仕事終わり、特に寝る前にはあまり観られなくなっていた。
そんな私にピッタリなのがTOKYO MXの第二チャンネルで、猫とか海とかの映像の下にゆっくりとニュースの字幕が流れる「ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース」みたいな番組が私の荒んだ心をプカーと楽にしてくれる感覚があった。

・金曜日の出勤の電車でホムカミの新譜を聴く。SNS上で絶賛されているのも頷けるような穏やかかつ強かな曲の連発にこれまた心が楽になる。
Xでは徐々に「年間ベストアルバム」的な投稿が増え始めてきており、年末を感じると同時に私もまとめねばと師走特有の焦燥感がやってきた。
誰に求められている訳でもないが、年間ベストソングを決めないと私の2024年は締まらない。

ホムカミを聴きながらなんとなくスマホを触っている中で、フジロックで撮った動画が目に留まった。
遥か遠くで音楽が流れる中でテントを組み立て乾杯している動画、ホワイトステージ横の川で大人も子どもも一緒になってはしゃいでいる動画、初日のヘッドライナーThe killersの去り際の動画、どれも半年前のものだが遠い昔の出来事のように感じる。
また行きたいなまた行けるかな、と考えている間は仕事のことを一切忘れることができていて、フジロックの偉大さに頭が上がらない。

・仕事。
通常の仕事だけでもパツパツなのに、プラスで例の資料チェックがあるので結局PCを閉じたのは21時過ぎだった。
今週は毎日こんな感じ、ほんとに長かった!!

帰りの電車で宇多田ヒカルの最新のライブ音源を聴く。
アーティストへの褒め言葉としてどうかと思うが本当に歌が上手くて、次元が違うなとさえ感じた。
新旧織り交ぜたセットリストも素晴らしくて、もしライブ会場にいたら何度泣いていただろう。
『Automatic』はもう聴きながら泣きそうだった。曲終わりの止まない歓声が20秒ぐらい音源に入っていて、その凄まじさを物語っているようだった。
またライブやってくれたら行こう。行って泣こう。

・土曜日、ようやく休めると思い目覚めてからも少しウダウダして近所のスーパー銭湯に行った。
天気が良く、内湯の水面に日光が反射してキラキラで最高。
昼が近づきサウナも混んできたので、気が済むまで内湯で日光を浴びてから店を出た。

昼食や家の掃除を済ませ、SpotifyのOnRepeatプレイリストを聴きながら星野源のエッセイ本や日記祭で買った日記を読む。
OnRepeatは直近でよく聴いている曲を自動でまとめてくれるプレイリストだが、結局OnRepeat自体をリピートしてしまっているから曲のラインナップが全然変わらない。
でも気に入っている曲であることは確かだからこれでいい。

ソファに寝転びながら好きな曲を聴き、エッセイや日記を眺めている時間は何物にも変えられない文字通り至福の一時だった。
自分とは関係なく送られていく人々の暮らしに想いを馳せながら、年末年始なにしようかななどとぼんやり考えているうちに午前中のサウナ以上の整いがやってきた。
ゴロ寝OnRepeat読書、心が疲れた時にはコレをやることにしよう。

今はこんな感じ

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永
脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。