【怖い見た目にも理由がある】人の見た目は戦略的。
強面にも強面なりの理由がありそうと思った話。
土建屋の叔父の見た目は戦略?
自分の親戚に土建屋の叔父がいる。
ぱっと見は完全にそっち系の強面(パンチパーマだったり、ジャラジャラいろんなものをつけたり)。全く趣味ではないので全然良さがわからないが、
この叔父は、自分がガキの頃からそんな見た目でずっと変わらない。
最近、ふと思った。叔父のその格好は、好きな格好なのかもしれないが、それ以上に、仕事する時に舐められないようにするための見た目なのかもしれない。
叔父の専門にしている業界は詳しく知らないが、不動産や土建などの業界は、今の時代も見た目や態度で威圧してくる人がいる。これによって交渉を有利に運んだりすることもできるという戦略的な話は、前職で聞いたことがあるので、叔父の見た目もそういったものなのかもしれない。
「普通の見た目」が一般的な仕事ではこうはいかない
職と見た目が一致しているので違和感ないが、あの見た目で他の仕事はできないだろう。自分も長髪で人のことは言えないが……(私はというと、自分の職を理由に長髪にしている。これも一般的なサラリーマンとしては働けない見た目だろう。)
叔父と自分の2名だけだと一般論も言えないが、職業によって受け入れられる見た目が決まっているように見えて面白いと思った。一昔前なら、自分のような見た目で働こうと思ったら、アパレルや美容師くらいしかいなかっただろうが、デザイナーという職業が増えたこともあって、自分にとっては嬉しい限り。
多様性=個性が受け入れられる社会を期待
多様性が様々なところで言われている時代だが、日本にはまだ社会に染み付いた一般的なイメージがある。従来のイメージが悪いわけではない。従来のイメージしか受け付けないことが問題なので、多種多様な表現が受け入れてくれる社会になることを期待する。
※それでも「普通」の表現が良いイメージなのは、覚えておいた方が良いだろう。
■本日のオススメ本
「不道徳教育講座」とはよく言ったもの。60年以上前に書かれたものとは思えない程、現代にも通ずるものがある。一般的に言われている道徳に対するアンチテーゼ的な見出しで始まるが、いずれも書かれていることは道徳の正反対を説いたものではない。
現代の道徳の問題点を的確にしてきしつつ、ユーモラスな表現を駆使して、少量の毒を含ませつつ、芯をついた本書は、今読んでも十分役立つ。是非。