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個人レベルの「できるか、できないか」の判断を誰かに任せてはいけない。わからなくて誰かに聞くくらいなら、やってみた方が早い。

「日本人はリスクに対して過剰になりすぎ」みたいな話を聞いて思った話。

はびこる「自分は〇〇できるか?」という質問

・文系でもプログラミングはできますか?
・芸術系大学出身じゃないですが、デザイナーになれますか?
・30代後半で投資未経験ですが、今からでも資産形成できるでしょうか?
・Fラン出身なんですが、大手企業に入れると思いますか?
・喫煙者なんですが、タバコをやめられると思いますか?
・早起きが苦手なんですが、自分は早起きできると思いますか?

誰かにこんな質問を投げかけられて、自分ならどう答えるだろう。
このような悩みは誰しも持ってるだろう。
そして現在の状況次第で達成難易度も変わってくる。

だが、「できるか・できないか」について言えば、
答えは「できる」になるだろう。

「自分はできる」と自分を思い込ませるために求める他人の意見

上記の質問については、どれだけ難易度が高かろうが、できないことではないだろう。文系出身のエンジニアだっているし、美大出身じゃない自分でも一応デザイナーをやっている。

投資については、今すぐ大きな投資はできないだろうが、自分のできる範囲での投資であればNISAやiDeCoなどができるはずだ。Fラン大学出身だって、学生時代の成果次第で大手企業に入れる可能性は0ではない。禁煙なんてすぐにでも始められるし、早起きだって明日からでも始められる。

自分ができるか否かを聞く心理はどんなものなのだろう。想像してみた。
おそらく大きく2つに分けられると思う。
①自分でできるかどうかの判断ができないケース
②自分でできるかどうかの判断はできるが一歩が踏み出せないケース

①自分でできるかどうかの判断ができない

1つは自分で判断できないケース。
これは思考をブレイクダウンすれば良い。
・なぜできるのかわからない
・どうすればできるようになるのかわからない

小学校入学前に算数や国語がわからないように、判断するだけの知識が備わっていなければ、やはり判断はできない。だからまずは触りでも良いので勉強してみなければいけない。

数字には1、2、3、…というものがあり、足し算、引き算というものがある。
計算できるようになると、それらを応用することができるようになる。
ブレイクダウンすれば、一見難しい問題も何をすればできるようになるかが見えてくるはずだ。

②自分でできるかどうかの判断はできるが一歩が踏み出せない

やればできるのはわかってる。ただ、それが大変険しい道のりのように感じているから、著名な人から背中を押してほしい。というケース。

こういう人は、時間を軸に考えると良いと思う。
・できるようになるには、何が必要なのか
・いつまでにできるようになりたいのか
・何にどれくらいの時間がかかるのか
他にもいろいろあるだろうが、時間軸を考えるとどれだけ考えても、今すぐにチャレンジしてみることが最短経路だということがわかるだろう。

もちろん、個人の能力によってたどり着くまでのスピードは変わってくる。だが、自分は他人ではないのだから、他人と比較しても仕方がない。自分が最速でそれをできるようにするには、もう始めてるくらいのスピード感が最も必要だと思う。他人にできるかどうかを伺っているくらいなら、始めてしまった方が断然良い。他人に聞いて答えが返ってくるまでの時間がもったいない。

自分だけで始められるものなら失敗を気にせず始めてしまおう

自分も失敗は嫌だし、怖い。だけど、こういう質問を他人にする人は、失敗を過剰に怖がっているんだと思う。誰も他人の失敗なんて気にならない。
特に全く有名でない自分の失敗なんて、周りは気づきようもない。

実際は「周りの目が気になる」と感じる自分自身が、失敗への恐怖を作っているだけ。他人に「できる・できない」の判断を聞くくらいなら、もう始めよう。そして失敗しよう。何度失敗したって良い。というより、簡単に成功することなんてほとんどないはずだ。

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