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小学生が自転車こいで、隣町に行く理由

むかしさ、よく、エロ本落ちてなかった?(唐突)

大体じっとりと濡れてたり
濡れたあとに乾いてパリパリになってたり。

「うわーまじぃ?!やっばー!」とか言って、友達と通り過ぎたあと
カムバックして眺めたことがある。
あったなあ〜〜〜、、、うわ〜・・・


そして

性的な情報への興味と
誰かにそれを知られたくないという羞恥心から
ちゃんみーの中の諸葛孔明が目を覚ます。

誰もちゃんみーを知らない隣町のコンビニに行けばいい!
そこでエロ本を立ち読みすればいい!
知り合いと鉢合わせる可能性は低い!

止めてくれ、孔明。

というわけで
無邪気な子どもがひとり、
隣町の小さなヤマザキショプの雑誌コーナーを目指す。

ギアのついてない自転車で坂道を登り、
汗を垂らし、息を切らす。

これがポカリスエットのCMなら、
どんなに爽やかだろう。

薄暗いヤマザキショップの前に
自転車を停めて
ドキドキしながら中にはいる。

そして、雑誌コーナーを2度見。
速攻で挫折した。

エロ本は、青少年の健全な成長のため
しっかりと紐が結ばれており、中を見ることができない。

あれ・・・?!
ちょっと前こんなふうになってなかったよね?!
行き場のない言葉が湧いてくる。


無駄に店内を2周ほどして、冷静さを取り戻す。

隣町では「ちゃんみー」と認識されないけど
「エロ本読んでる子ども」とは認識されるよね。

それはOKだと思えた自分、
性に向かってまっしぐらだったな。

あーあ!よせばいいのに、こんなこと、
垂れ流してしまったよ!

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ちゃんみー|切なさが9割
ここだけの話、私には夢があります。 それは、飛行機や新幹線の機内冊子にエッセイを書くこと。 ひとの移動に、寄り添いたい願望。 憧れるなあ。