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こどもは何も聞かないであげてるだけ

毎年おかあさんは、新年明けたら体調悪くなる。
それで、おばあちゃんちの新年会に行かない。


新年会では「おかあさん体調大丈夫?」って
はじめの2年くらいは聞かれてたけど
だんだんと、誰も、何も、
触れないようになってった。


なんでだろう。

わたしがひとりでおばあちゃんちに遊びに行った時には
何を食べたか、何を話したのか、何をしたのか、
ふだん友達と遊びに行ってきた時以上に
事細かく聞き出そうとしてるような気がしてた。


なんでだろう。


でも、いつしか点と点が結びついた。

おかあさんとおばあちゃんのあいだに、何かあったみたい。
おかあさんは、おとうさんの妹にも思うところがあるみたい。
もちろん、おとうさんにも。


まあ、例のごとく
ちゃんみーには何が起きてるかわからないんだけどね。


なにか事情があるんだろうな〜って思いはじめたのは
小学6年生くらいになってから。

おとなのそういう雰囲気ってバレてるよ。
こどもは何も聞かないであげてるだけ。



『かぞくのあれこれを、ちゃんみーだけ何も聞かされないから何も知らない』って話はこちら!

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ちゃんみー|切なさが9割
ここだけの話、私には夢があります。 それは、飛行機や新幹線の機内冊子にエッセイを書くこと。 ひとの移動に、寄り添いたい願望。 憧れるなあ。