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真冬にお湯が出ない307号室


手がかじかむ季節になると、思い出す。
洗面所のお湯が出ないこと。

小さいちゃんみーは、
ライオンズマンション307号室に住んでるんだけど
洗面所のお湯が、出ないんだよね。

赤いポッチがついた蛇口はちゃんとあるのに。
ひねっても、水も出てこない。

寒いとさ、あったかいお湯で顔とか手を洗いたいじゃん?
でも、それができない環境。

いまどき、
東京都足立区
日暮里舎人ライナー終点駅(西日暮里まで18分)
徒歩15分
賃料29,000円のシェアハウスでも、
洗面所のお湯は出るよ。

うちは持ち家だし、
好きなようにできるはずじゃない?
てか、蛇口あるんだから、絶対お湯出せるじゃん。

なのに、出さない。

「小さいところからコツコツ節約タイプなのかな?」とか、
「いや、単純にお湯に興味がない人たちなのかも?」とか、
そんなことを考えてた。

お湯が出ないことについて、
1回だけ聞いたことがある。

み:「お湯って出ないの?」

母:「出ないよ」

あっさりと終了。


お湯を出すにはどうすればいいのか、
どんな手続き、工事が必要なのかも
ちゃんみーには想像できなかった。

だから「そういうもんなのか」って
真冬もキンキンの水で顔を洗うんだ。

目が覚めてちょうどいいよ。


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ちゃんみー|切なさが9割
ここだけの話、私には夢があります。 それは、飛行機や新幹線の機内冊子にエッセイを書くこと。 ひとの移動に、寄り添いたい願望。 憧れるなあ。