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突き詰めたら、肌の黒さがアイデンティティになった

色白な子って、可愛いよね。
可憐で華奢で、守ってあげたくなるような雰囲気。
みんなが色白の肌を目指してる。

一方ちゃんみーは夕方の暗闇に紛れる色黒さ。
メラニン色素過多。

宙に浮かぶ、妙に輝いて見える歯。
「松崎しげる」というあだ名がつきそうになったくらいだよ。


「焼けたくないー」だの
「黒くなっちゃったー」だの
白い肌を指さしておなごがなんか言ってるよ。


そんなのぜんぜん黒い範疇に入らないからね?
黒くなったとは言わせないよ?
おととい来やがれってんだい、てやんでぃべらんめえ。
塩撒いとけー!

横綱召喚。塩ふぁさ〜


「焼けてるねー!」って会う人会う人に言われるけど
別にどこかに遊びに行ったわけじゃない。
普通に学校と家を往復してるくらい。

それだけで、一夏を謳歌しきったと思われるほど黒い。

そんでもって冬になっても黒い。
むしろ寒さが増すほど血色悪くて黒い。

「くろっ・・・ww」
って人から言われるたびに、
その語尾にくっついてる"(笑)"をやめて〜って思う。

色黒にも優しい世の中にならないかなー。
「可憐、華奢って思われたい」わけじゃないよ。
黒いことを面白おかしく、笑わないだけでいいんだよ。
ていうか、なんも言うな。

自虐しないでいい、
そのままで心地よくいられる時代になってくれ。


部活前、みんながせっせと日焼け止めを塗る時間があるのね。

その間わたしは
やけに丁寧に準備運動をしたり、
空を飛ぶ鳥や木に止まる鳥を探したり、

列をなす蟻たちの先にある
巣を探したりして過ごしてる。
なんて有意義。笑


地黒のたみ
日焼けを防止する以前に肌が黒いじゃん?

日焼け止めを塗ったとして、
日焼け止め効果ゼロで黒さが変わらなかったら?
むしろさらに黒くなったら?

それは、たとえ日焼け止めが
肌そのものを守ってくれていたとしても、
結局焼けてたら、
恥ずかしいなって思っちゃうんだよね。
ざるで水をすくってるみたいだし。

気になるのは焼けたかどうかだけだからさー!

だから、決めた。


「塗らないから黒いんだ」という姿勢で行くわ。
日焼け止め、使わない。

それでね、
とことん焼けにいって突き詰めたら、
この黒さ含めて自分なんだって思うようになったんだ。

茶化されたとしても、軽く受け流せる。
だって、この色の自分好きだからねえ。

いろんな意味で、レベル100になったよ!
てやんでぃべらんめえ。

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ちゃんみー|切なさが9割
ここだけの話、私には夢があります。 それは、飛行機や新幹線の機内冊子にエッセイを書くこと。 ひとの移動に、寄り添いたい願望。 憧れるなあ。