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ハロヲタ兼トラジャ担の私が、セクゾライブ初参戦で大号泣した話。


セクシーゾーンライブツアー2022 ザ・アリーナ
2022/7/3(日) 昼公演
@朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター


普段はハロプロやジャニーズJr. TravisJapanのファンをしている私が、有難い機会を頂きSexy Zoneのライブに初参戦した。


心の底から楽しかった。感動した。気が付くとライブ中に大号泣していた。感想ブログ、書かずにはいられない…!

終演後の感想ツイート↓


ということで、個人的に好きだったポイントやその理由について考えてみた。
結局ちゃんと10個あるしちゃんと長くなった。笑
(※以下、一部ネタバレ含みます)



①世界観


最初から最後まで"80's""レトロ"な世界観を徹底して一貫していた。冷めることなく没頭できた。

"没頭できる"というところまでは他の様々なコンテンツでもあると思う。ただ、多くのコンテンツにあるガチガチに作り込まれた世界観には、全身で浸れる楽しさがある一方、反動というのか、その魔法が解けた瞬間にある程度の疲れも生む(と思っている)。

今回のセクゾのライブで感動したのは、その疲れが全く無かったこと。無理に盛り上げるでも煽るでもなく、セクゾが作ってくれたレトロな世界感の中で自分のタイミングで自由に心と体を動かすことができた。
前者を熱々のお風呂だとすると、こちらは半身浴的な心地良さ。

それはおそらく、選曲や演出(後述)が自然に繋がり進んでいったからだと思う。
80'sという全体のテーマの中でも盛り上がりところ/落ち着くところとしっかり波はありつつ、「これやったらオタクは嬉しいんでしょ?」という媚びから来る唐突な展開は一切見えない。良い意味で淡々と次へと繋がっていく。
全てが納得感・統一感のある表現だったから、落ち着いてその世界観に身を委ねることができたのだと思う。

そういえばライブでありがちな、「楽しんでるかい?!ついて来れんのかい?!?!」という煽りやゴリゴリの宣伝コーナーも無かった(それはそれで楽しいが)。いつもそうなのか意図的になのかは分からないが、今回の半身浴的な心地良さに浸れた一つの理由でもあると感じた。

②セットリスト


・選曲

"新曲だから""盛り上がるから""人気だから""定番だから""エモいから"ではなく、今回作り上げようとする世界観の中で"必要だから"選曲しているように感じた。
「この流れでこれ来たら当然次はこれだよね〜」という感じ。

また今回は80'sがコンセプトの最新アルバム『ザ・ハイライト』を引っ提げてのツアーとのことだが、アルバム曲以外の曲も上手く組み込まれていた。
例えば光GENJI風衣装&ローラースケートで披露した『SEXY ZONE』『君にHITOMEBORE』『麒麟の子』や、80's女装で披露した『Lady ダイヤモンド』。
このセトリ・この演出の中で聴くと、これらの曲もなんだかレトロに聞こえてくる!不思議!聴き慣れた曲の新しい一面を見せてくれた。

ちなみに曲間には、まさに今回の80'sというコンセプトにピッタリな『ガラスの十代』(1987年発売)のイントロがリミックスされていた。
…クゥーーーッ!!!あまりにもウマい、ニクい、ズルいチラつかせ方。センスがえぐい。


・夏らしさ


一般的にライブの夏曲というとタオルをブンブン振り回してみんなで盛り上がろうぜ!!!みたいなのを想像するが、セクゾが表現する夏がオシャレで爽やかで最高だった。

実際夏ってタオル振り回すことはほぼなく、日陰やクーラーの効いた部屋でコーヒーを飲むみたいな方が私にとっては日常。外に出て軽やかに歩きたい気分、あるいはちょっと気怠い・切ない・エモい気分の時もある。
そういう"リアルな夏"をじんわりと感じさせてくれる自然体なセトリだった。


③演出


・いきなり最高潮の幕開け

どこからどんな風に登場するのかというのがライブの一番最初の楽しみだが、「SEXY ZONE」と書かれたセットがせり上がることでそこに立っているメンバーが現れるという演出。足から徐々に見えていき、最後まで顔が見えない。
この数秒間が焦らしになって、「ヤバい来る!!!」というドキドキと期待で心拍数が爆上がりした。
そして顔が見えた瞬間「セクゾって本当にこの世にいるんだ!美しすぎる!」という感動が爆発して、いきなり号泣してしまった。


・生着替え

ステージ裏での着替えも生中継してエンターテイメントにするという発想に驚いた。しかもディスプレイには次の曲までの秒数がカウントダウンで表示されており、生着替えのドキドキ・制限時間のハラハラ・次のステージへのワクワクといった感情を全て一気に味わえた。

ちなみにセクゾの生着替えは普段魅惑のお餅ボディ集団を見ているトラジャ担には少々刺激が強かった。笑
しかし下品とか見てはいけないものという感じは全くなく、むしろ芸術品のような気品・セクシーの名に恥じない余裕が漂っていた。
「そちらがセクシーを全力で全うしてくるならこちらも真剣に向かうべき」という恐らくセクゾでしか味わえない謎の精神状態で、真剣に見させていただいた。

(…聡ちゃん…そんなに腹筋あったん…?!)

・ミニドラマ風映像

ライブ中の各ステージの合間にミニドラマ風な映像が何度か挿入されていた。ライブ全体の世界観を保ちつつ次の曲への導入となるストーリー性があり、またコントのような笑える場面も多く小休止的な役割も果たしていた。カッコいいパフォーマンスとの緩急が最高だった。
みんな当たり前に演技が上手いことや各ドラマの設定を全力でやり抜いているのも、引き込まれた理由かも。


・曲名プレート

ステージ上部にはザ・ベストテン風の曲名プレートが下りていた。演出の一つでもありつつ、新規にも優しい。スマートで粋な演出が見事だった。


④ビジュアル


とにかくビジュが良い。ずっとビジュが良い。溜息が出るほど。それも全員。そしてそれぞれの輝きが良い意味でバラバラで、見ていてずっと楽しい。

ケンティーは言わずもがな顔が良い。それは勿論知っていた。しかし今回初参戦して驚いたのは、ただ顔が良いだけでは纏えない覇気を放っていたこと。何だ…あれは…!自身のビジュの良さを完全に自覚しつつ、それに対する需要に応える質・量・タイミングのバランスを完全にコントロールし、ひけらかすわけでもなくただ当たり前に輝いている。息をするように輝く人だ。

勝利と聡ちゃんは少年時代の可愛いイメージがあったが、今回でイメージがガラリと変わった。(当たり前だが)しっかりと素敵な大人の男性だ。
勝利は海外の俳優のような少し長めウェーブのヘアスタイルとイケてる表情を乗りこなし、大人の余裕が漂う。レッドカーペットみたいなシックな赤の似合う落ち着いた輝き。
聡ちゃんは少しヤンチャっぽさの残る弾ける笑顔が印象的。夏の太陽光が反射する水しぶきのようなキラキラとした輝き。かと思えば時折見せる強い眼力にも痺れる。

ケンティー・勝利・聡ちゃんの3人の輝きに溺れそうになった時にふと風磨に目をやると、今度はすかさず風磨の色気とギラつきにやられる。暗闇に光った瞬間にハッとする、鋭い日本刀のような輝き。
一緒に行った姉と3日間くらいずっと「風磨やばかった」って話してた。

4人のビジュが全く別の方向から息する間も無く畳み掛けてくる。セクゾ、隙が無い。


⑤衣装


どんな衣装を着てもバシッとキマる。全く違和感がない。

カラースーツ、キラキラジャケット、女装、サラリーマン風、80年代男性アイドル/女性アイドル、パリピ風etc.

元々のビジュやスタイルの良さは勿論だが、ライブ全体のストーリー性もしっかりしているからなのか。特別に用意した"ライブ衣装"感が全くない。このライブを進めるにあたって必然として彼らが纏っているアイテムの一つに見え、とてもナチュラルに着こなしていた。

⑥トーク


MCコーナーはずっと爆笑の連続だった。大袈裟にボケてツッコむというわけではないが、日常会話のようなライトなキャッチボールの中で次々と出てくるセンスある笑い。
また、仲が良いという関係を超えて、阿吽の呼吸のようなものが出来上がっている良いチームだなと感じた。
内輪感もほとんどなく、初参戦の私でも純粋にトークとして楽しめた。

一方で終盤の1人ずつの挨拶では、一人2〜3分ずつだっただろうか、しっかりと自分の言葉で思いを伝えていた。心にスッと入ってきた。
セクゾのこれまでの軌跡を詳しくは知らないが、どんな想いで観客に向き合ってきた/向き合っているのか、はっきりと伝わるスピーチだった。

⑦切り替え


爆笑トークが終わった次の瞬間には、次の曲の雰囲気に完全に切り替わる。スイッチの鋭さが尋常じゃない。職人技。

トークから曲への切り替えだけでなく、曲の中での表情の切り替えも完璧。
先日セクゾが出演したVenue101 を見た私のツイート↓。(モーニング娘。'22との共演ということで録画して見ていた)

さらには昨日の音楽の日。


この緩急にハッとする。一瞬たりとも目が離せない。クセになって何回も見てしまう。


⑧歌

シンプルに全員歌が上手い。曲やその時のテンションによって声や歌い方を変える表現力もある。初参戦の私には分からないけど、きっとその場のテンションでコントロールするような生でしか聴けない表現もあったんだろうな。
表現力があるから、聴いていて楽しい。ずっと聴いていたい。
特に『RUN』で心打たれて泣いた。(2回目)

⑨神経行き渡ってる系アイドル


約2時間のライブ中、頭の先から足の先・髪の先・服の裾・言葉の節々・周りに漂う空気まで、一瞬たりとも途切れることなくエネルギーに満ち溢れていた。

ハロプロから始まりトラジャやスノストにハマった私が大好きな、"神経行き渡ってる系アイドル"(私は勝手にこう呼んでいる)だ。

セクゾはそうだと頭では分かっていた。けど、これほどまでとは。
全員が200%クオリティ。信頼の塊。こんなん大好き、絶対好き。


⑩人間味


「皆さんは色んなことを乗り越えてここに来ている」
「皆さんも僕たちも普通の日常がある」
「頑張りすぎず程よく」

終盤の一人ずつの挨拶で、こんな言葉が繰り返し出てきた。

セクゾは紛れもなく正真正銘のキラキラアイドルだが、挨拶を聞いていると彼らも同じ人間だということが分かった。

この言葉にはキラキラアイドルの綺麗事という感じは全くなく、私のような日常を生きている一人の人間の気持ちを分かち合ってくれている、そしてそんな私を置いていかず取りこぼさず寄り添い、希望を一人一人の心に向けて丁寧に手渡ししてくれるような気がした。
初参戦の私もその希望をしっかりと受け取り、涙が溢れてきた。(3回目)

セクゾはいつも完璧なキラキラアイドルだと思っていたけど、こんな素敵な心・美学を持った人達なんだという新しい一面が見えたことにとても感動した。参戦して良かった。


〜最後に〜


何度も繰り返し出した言葉もあるが、
全体通して受けたセクゾの印象をキーワードで表すと
【自然体、ナチュラル、必然的、心地良い、スマート、上品、オシャレ、センス、プロアイドル】


ライブ全編を通してセクゾの気取らない自然体なところがとても好きになった。

セトリ然り、演出然り、衣装然り、トーク然り…
セクゾのメンバーは皆カッコ良さや面白さを作り込みすぎず必然の流れの中で必要なだけ添えていた。もしくはそれがナチュラルに出来る人達なのだろうか。わざとらしさや嫌らしさがなく、よりセクゾを好きになった。

そして、"プロのアイドル"というものをまざまざと見せつけられた。安心安全かつ予想のクオリティを余裕で上回ってくる。


そんなライブだった。

もう一回、いや何度でも味わいたい。

Blu-ray出るよね?
絶対買う。


感動をありがとう。
マリウス含めた5人でのライブもいつか見てみたい。

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