大人の世界
最近、全ての事がどうでもいいと思ってしまう瞬間がある。それはまるで自分の内側の宇宙に通じている空間の奥底から届いてくる声のようだ。もしかして宇宙の創造主か?
メテオクラッシュ。まるでゲームに出てくる技のようであるが、自分の頭に浮かんだ言葉がこれだ。惑星が砕け散るイメージが映像化される。宇宙の創造主の思い一つで惑星は破壊される。いや、創造主は自分であり、自分は創造主だ。我が願えば地球は砕け散り、我が思う事は宇宙が思うこと。
そんな考えが浮かんでしまうことがある。そこまでするのか・・・。かつて惑星から生命が一掃されたことが幾度となくあっただろう。そう、そこに住む人々の集合意識の同意によって表面から一掃されたのだ。おもにそこに住んでいた人類の不調和が原因だ。その破壊手段は自然災害などによって行われた。だが惑星自体は残った(爆発した惑星もあるが)。
だから、なにも惑星ごと破壊しなくてもいいではないかと思ってしまう。なんでそんな事を思ってしまうのかな。いったい宇宙とは何なのだ。それを知る日は訪れるのか。まだ自分にはやるべき事がある気がする。それが何なのかはっきりとは分からない。しかし以前よりは分かるようになってきた気がするのも事実。
だが、宇宙には自由意思の原則がある。どれだけハイヤーセルフからメッセージを受け取ろうが、自分のやるべき事に気がつき始めても、この地上に適合して生きるのは自分自身である。だから高次元から届いたメッセージを一時的に無視して自由意思を優先させることができる。実際に地上に生きる私たちの権利だ。
惑星の破壊や人類の滅亡。それも状況によっては私達一人一人の選択肢の一つかもしれない。だが自分にはやるべき事がまだある気がするし、何より人間として楽しみたいことがある。それは大人の世界だ。精神的な大人の世界。具体的に言うと、最近はカクテルバー等のお店に興味を持ち始めた。
そういった場所は昔は全く興味が無かった。自分が酒を外で飲むと体調が悪くなるという体質である事も影響していた。家では多少の量は平気なのだが。だが、自分も40代になってようやく精神年齢が大人になってきたようだ。どうやら世間一般の人達よりも大人になる精神年齢がだいぶ遅れてやってくるようだ。
どちらかと言うと男よりも女のほうが大人の世界に対しては早熟だと思うので、女達は大学生の間とか20代の社会人時代にそういう場所で遊んでいることだろう。男たちは興味が遅れてやってくる人も多い。私の独断と偏見だが(笑)。
そしてもうひとつ、男は40も過ぎれば一人になる時間が必要だ。いや、もっと若い大人でも。会社帰りに飲み屋に行ったり、バーに行ったり、カフェに行ったり。もう子供とは違うのだから大人になるといろいろある。流行しているウイルスの影響で自粛生活になり、いろいろな家族間のトラブルが起きているようだ。
だからウイルスの流行の有無に関わらず、そういった飲み屋やカクテルバーやパブなどのお店は無くならないで欲しいな。ウイルス流行による異変前と異変後であまり変わらないで欲しい。いつか自分もそこへ行くかもしれないし。といっても今の自分の生活にはそういった大きなトラブルはないので、実際にどういう形で訪れることになるのかは分からないが。
でもその時、その時で変化は訪れるからね。大人の男にはそういった時間が必要なのだ。ようやく精神年齢も大人になってきたと思われる自分。自由意思の原則を活かしてこれからは大人の世界を楽しもうではないか。そして酒にはそれほどこだわっていない。ただ楽しめれば良いのだ。できれば映画や漫画に出てくるような西部劇風の酒場で一人で酒を飲めたら良い。
以前、会社勤めをしていた頃の海外出張時に海外の空港のバーに入ろうとした事があった。そこは入り口と出口のドアの無いコンパクトなバーだったのだが、店の中にはアイルランド風の体格の良いおっちゃんが一人で新聞広げて飲んでいて、ジロっとこっちを見られて、これは入れる雰囲気ではないなぁと諦めた。でも一人で静かに飲めるって良いなぁと思っていた。
誰かと一緒に行くのなら最近の明るい雰囲気のカクテルバーなんかも良いかもしれない。とりあえず今日は家で白濁りのビールとワインを少々飲んで楽しむことにする。