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母、一人旅に出かける

たろうは15ヶ月になり、断乳が完了しているため母は自由になりました。
実は、5ヶ月頃からボトル拒否をされるようになり、また粉ミルクも全く飲まず、親としてのこだわりが特にあったわけではないのですが、完母というやつをやり切りました。
よく食べる子なので9ヶ月頃には回数こそ大幅に減っていたものの、物理的に存在する必要があったことで、なかなかたろうから長期間離れることはできず、これまでに離れていた最長時間は60時間ほど。
↑母になってから初めての女子旅については、また後ほど。

元々母業が似合うような性格でもなければ、なんせ小さな孤島に住んでいるので、これは意外とストレス。
母である前に、一人の人間でいたいのである。(心の叫び)



それを察したのか、だんなが当然「旅行してきたら?」と言い出した。

えええええええええええええええ?一人で!???????

一瞬後ろめたさがあったものの、まあ男同士楽しんでてくれるだろうし(だんなの方が絶対的に育児向き)、毎日いなくなるわけでもないし、せっかくだし、いつも頑張ってるし、ラッキーとか思いつつ即断即決。

久しぶりの旅行、ロンドンへ!!!!!!!

孤島カーボベルデから脱出するための飛行機の本数は限られており、基本的にはリズボンへの深夜便を利用。0時代発で、4時間くらいでついてしまうので、もう若くない体にはきつめ。
もちろん飛行機で映画が見られるなんてそんな贅沢な機体でもないので、とにかく寝るのみ。
奮発してクリスマスに防音のヘッドフォンを買ってよかった〜と思う瞬間。
リズボンから乗り換えて、ロンドンまでは3時間。
合計でかかる時間を考えると遠いのだけれど、ここのところずっとたろうと飛行機に乗っていたので、何も考えることもなく一人で寝ていられるんだから、もうそれだけで一人旅最高!!!

そして、無事にロンドンに到着し、市街に出るため、ヒースローエクスプレスなる特急電車に乗車。
ロンドンが初めてなわけでもなく、前にも乗ったことあるけれど、スーツケースを持った多くの国からの人々が、颯爽と乗り合わせてくる。それだけで、大興奮。
ロンドンって、大都会だし、国際的。
スーツをビシッと着ている人々。かっこいい。
歳30にして、小学生が初めて東京に来ましたみたいな。
でも、気にしない。
だって、これは私の一人旅!!!!!!私は自由だーーーーー!


ホテルにチェックインをしてスーツケースを置き、
本当はお昼寝と思ったものの、あまりにも時間がもったいなく感じて、すぐさま外に。
この旅行の目的はただ一つ。
美味しいものを食べること。

カーボベルデは、残念ながらエスニック料理とは無縁。アジア系のレストランは皆無。基本的に外食となると、カーボベルデ料理かチキン…。

と言うわけで、まず、真っ先に向かったのは、ラーメン。

https://kanadaya.order.deliveroo.co.uk/

豚骨ラーメン!!!!!!!!!!!!スープ全部飲みました。
そして、デザートに、boba tea。

これが本当に飲みたかった。
そして、夜はパッタイ。辛くして欲しいと頼んだけれど、あまり辛くなかったのが少々残念。でも、そんなことはどうでもいい。タイっぽいものが食べられたらそれだけで満足。
それから、やっぱり〆はboba tea。(3時間前に飲んだばかり)

次の日は、ホテルのコンチネンタル・ブレクファストを堪能して、今やロンドン生まれの素敵なだんな様を持つ15年前のホストシスターとアフタヌーンティー。スコーンってこんなに美味しかったかしら。


そして夜は、寿司!!!!!!!!
孤島にいるとお金の使い道もないので、ここぞとばかりにおまかせコースです。

https://www.kikuchisushi.com/
お味噌汁が本当に美味しかった。


そして最終日は、日本人の方がいる美容院に行って、久しぶりに髪の毛を切って、焼肉を食べ、〆にラーメン(再び)。

二回ともスープまでいただきました。


ちゃっかり、ミュージカルWickedも観て、子供がいたらなかなかできないことを網羅。
日系のお店で、こんにゃく、いなり、調味料なんかも買って、もう大満足。


ロンドンはご飯のために来る都市ではないと思っていたけれど、ここ数年でレストランの質はだいぶ上がったとも言われているよう。物価も上がっていたけれど、大人なのでいいのです。
たまには、幸せをお金で買ったって許される。


エネルギーをたっぷりチャージすることができた旅でした。




ちなみに、家に帰ったらたろう飛びついてくるかな〜とか勝手な妄想を抱いていましたが、「あ〜今日はいるのね〜」プラス2。くらいのテンションでした。(笑)

きっと私の存在など気にしなくてもよいくらい、パパと素敵な時間を過ごしたということでしょう。だんなに感謝。
でもやっぱり、私、孤島で頑張っているもの。



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